健康という宝物を子どもたちへ。
■審議中の病気予防法案。
・最近のニュース、「ベトナムのスナック菓子等・食品の無秩序な流通への規制強化、病気予防法案の審議進む」。
・国会では「11月10日、現在審議中の病気予防法案に関する意見陳述が行われた」。その中で「ホーチミン市労働連盟副会長である議員は、スナック菓子、清涼飲料、ファストフードといった食品の無秩序な流通が、子ども世代における早期肥満や慢性疾患、さらには体力低下のリスクを深刻化させていると警鐘を鳴らした」。
・同氏は「現代の国家は武器だけではなく、国民の健康によって守られる」と強調した。また「こうした食品が味覚を歪め、依存を生じさせることで、若年層に肥満、糖尿病、高血圧、代謝障害といった慢性疾患を増加させている」と指摘した。
■具体的な規制措置の導入を提案。
・その上で同氏は「以下のような具体的な規制措置の導入を提案した」。
-製品パッケージ前面への栄養警告ラベルの義務化
-砂糖、塩分、飽和脂肪の多い食品への「健康税」の導入
-16歳以下の子どもを対象とした不健康食品の広告および販売の禁止
-学校の敷地内外に「栄養安全地帯」を設け、警告ラベル付き商品の販売・広告を禁止
-学校給食の栄養基準を強化し、外部からの不健康な菓子や飲料の流通を制限
・これらの施策は「単なる医療対策にとどまらず、『国家能力を守るための法律』として、成熟社会における戦略的健康政策であるとの見解が示された」。また「国会監視委員会の副委員長も登壇し、たばこや酒類には厳格な規制が設けられている一方で、超加工食品に関する包括的な法的枠組みは存在しない」と指摘した。
・特に「5歳から18歳の期間を『習慣形成の黄金期』と位置づけ、韓国における『学校周辺200m以内での不健康食品販売の全面禁止』を例に挙げ、ベトナムにおいても学校栄養の法制化を急ぐべきである」と主張した。同法案は「12月10日に国会での採決が予定されており、可決されれば、特に子どもを中心とした健康環境において大きな転換点となる可能性がある」。
■そこら中で食されるスナック。
・余談、こうした議論を知ったうえでベトナムの街並みを振り返ると、日常の風景の中にも問題の種が見えてくる。暮らしの中で、スーパーやコンビニでは、スナック菓子などの棚は幅を利かせて、少年少女が手に取りたくなるような、カラフルで可愛らしくデザインされた商品が所狭しと陳列されている。また学校近くでは、50円、100円程で買えるホットスナックを売る屋台が並び、その景色はまるで、昔日本の駄菓子屋に群がった子どもたちを見ているようだ。
・10、20代の時にベトナムに暮らしていたら、私も彼らと同じように、この国のスナックなどを普通に食していたのかもしれない。しかし、私なりの食生活のスタイルが確立されている今は、食べようと思わず、私はベトナムのスナックを購入し食したことがない。本報道で以下の言葉「現代の国家は武器だけではなく、国民の健康によって守られる」が記述されているが、食事をすることも、学校や会社に行くことも、恋をすることも、旅行することも、家族や仲間と笑い合うことも、健康があってこそ出来る営みが、この国を支えているのだ。
・私は何をするにも「カラダが資本」、そして「食べることは生きること」という考えの下に、毎日の暮らしがカタチ作られていくことを意識するし、そんなことを念頭において日々を励んでいる。自分の足で歩いて生きていける基礎体力をつけるまで、周りにいる大人たちが子どもたちをテイクケアすることが大切だ。それ以上に大人たちが、上述を意識することで、国民の健康を守り抜く環境を作り出していけるのだろう。
・私は大人になっても、日本のポテトチップス、特に『のり塩味』が無性に食べたくなる時がある。でもベトナムで高いお金を支払ってまで、日本のスナックを食べたいとは思わない。油で揚げた方が美味しいだろうが、私はジャガイモを買って好みの薄さにスライスし、レンチンして塩を振りかける。すると立派なポテトチップスが完成する。どんなポテトチップスより、自分で作ったものが一番おいしい気がするーーー次回、日本に一時帰国したときは、ポテトチップス用に青のりを購入し、あっ塩にも拘ろう。そしてベトナムで『大人のポテトチップス・のり塩味』を作るんだ!そんな取り組みや切っ掛けが、本報道・課題解決のひとつである様な気がしている。
