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「早くして!」が消える! 3日で朝のバトルがなくなった。 京大卒保育士がたどり着いた、子どもが"自分で動ける子"になる関わり方

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読んでくださった方から、続々と嬉しい感想が届いています!


今朝、何回「早くして」と言いましたか。

片足だけパジャマのまま止まっている。
靴下を履かずに、床でごろごろしている。
歯ブラシを持ったまま、別の遊びを始める。
玄関まで来たのに、なぜか靴を履かない。

着替えて。
歯磨きして。
靴下履いて。
カバン持って。

もう行くよ。
早くして。

何度言っても動かない子どもを前に

「なんでこんなに動かないの?」
「もう出る時間なのに」
「このままだと遅れちゃう」
「朝くらい、もう少しゆったり過ごしたい」

そう思いながら、結局バタバタで家を出る。

玄関で急かして、
自転車や車の中でもまだ気持ちがザワザワして、
園に送り届けた時点で
もう一仕事終えたように疲れている。

本当は朝から怒りたいわけじゃない。
もっと落ち着いて送り出したい。
でも現実は毎朝
「早くして!」の連続になってしまう。

でもこのループは
子どもをもっと急かすことで終わるわけではありません。


子どもが動かないのは、あなたのせいではありません

ここで一度、前提を変えてみてほしいです。

子どもがなかなか動かない時つい
「やる気がないのかな」
「私の言い方が悪いのかな」
と思ってしまいます。

でも多くの場合、問題はそこではありません。

子どもの脳が
まだ切り替えることが苦手な段階にあるから
です。

YouTubeをやめてお風呂に行く。
遊びを中断して着替える。
気持ちを切り替えて登園する。

大人はこれを
当たり前にできることだと思っています。
でも実際は
脳の中でかなり高度な処理が起きています。

楽しいことへの集中を「引きはがして」
次にすることを「頭に置いて」
気持ちを「整えながら」動き出す。

この3つを同時にやり遂げるのが
幼児にはものすごく難しい。
意志が弱いからでも、育て方のせいでもなく、
脳がまだそこまで育っていないからです。

だから「もっと強く言えば動く」は
実は逆効果です。

急かされるほど、子どもは
「自分でエンジンをかける経験」を
積めなくなっていきます。

「早くして!」が必要になるのは
子どもの根性の問題ではなく、
仕組みの問題でした。


私がこのnoteを書いた理由

ここから少しだけ
なぜ私がこのテーマを書くのかをお話しします。

普段は、Threadsで
子どもの発達や関わり方について発信しています。

私はこれまで
500人以上の育児相談に乗ってきました。

その中で本当に多かったのが
「子供がなかなか動かない」
「何回言ってもわからない」
「毎日同じことで怒ってしまう」
という相談です。

朝の支度。
YouTube。
ごはん。
公園や遊びの終わり。
お風呂。
宿題。
登園しぶり。

場面は違っても
根っこにある困りごとはよく似ています。

親は何度も声をかけている。

でも、食卓に戻れない。
画面から目を離せない。
遊びをやめて次に向かえない。
公園から帰れない。

ここを性格ややる気の問題として見ると、
親子ともに苦しくなります。

でも、幼児の発達や実行機能、感情調整、
自律性支援の研究を読み込んでいくと、
見え方が変わりました。

子どもが動けないのは
親の声かけが足りないからではなく、
動き出しやすい仕組みが
足りないだけかもしれない。

そう考えると、関わり方は変えられます。
そして関わり方が変わると
子どもの動き方も変わります。

関わり方をお伝えした方からは
こんな変化の報告をいただきました。

この変化のきっかけは
とても小さな関わり方の違いでした。

親の見方が少し変わり
声かけが少し変わったことで、
子どもが「動き出しやすい状態」になった。

その結果として、朝の支度やお風呂、
癇癪後の切り替えに変化が出たのだと思います。

「3日で必ず変わる」とは言いません。
子どもによって、時間のかかり方は違います。
でも関わり方を変えれば
その日から手応えが変わる。
それは確かです。


「自己始動力」という力があります

私はこのnoteの中で、ひとつの力に名前をつけました。

自己始動力

指示されなくても、
自分で気持ちと行動を切り替えて
動き出せる力のことです。

これは特別な才能ではありません。
育てられる力です。

この力の土台が幼児期に作られていないと、
小学校に上がってからも
「言われないと動けない子」になりやすく、
宿題・準備・勉強のすべてで
親が「やらせる側」を続けることになります。

逆にこの力が育っていると、親が驚くほど
言わなくていい場面が増えていきます。

このまま毎朝バタバタしたまま過ごすのか。

それとも、朝の支度やYouTube、ごはん、
公園や遊びの終わりを、
子どもの力を育てる時間に変えていくのか。

その分かれ道は、特別な才能や根性ではなく
毎日の小さな関わり方にあります。


ここから先で手に入るもの

ここから先は、ただの声かけリストではありません。

「早くして!」を別の言葉に言い換えるだけでは
また別の場面で同じように困ります。

大切なのは
子どもがなぜ動けないのかを理解し、
その子が動き出しやすい入口を
作れるようになることです。

「早くして!」で無理やり動かす朝から、
子どもが自分で流れを思い出して動き出せる朝へ。

画面を消して大泣きする時間から、
終わり方を決めて次の行動に移りやすい流れへ。

公園から帰ろうとして親子で揉める時間から、
見通しを持って切り替えられる流れへ。

ごはんの時間に何度も注意し続ける時間から、
食卓に向かいやすい入口を作る関わりへ。

このnoteでは、そうした毎日の場面を
子どもの自分で動き出す力を育てる時間に変えていきます。

さらに、ただの経験談ではなく、
幼児の発達・実行機能・感情調整・自律性支援などの研究をもとに、

「なぜ効くのか」
「どこまで言えるのか」
「家庭ではどう使えばいいのか」

まで、ひとつの流れでまとめました。

毎朝のバタバタは
放っておくと何ヶ月も、何年も続きます。

そのたびに親が怒って、
子どもが泣いて、
朝からどっと疲れて、
でも翌朝また同じことを繰り返す。

このループを抜けるために必要なのは
気合いではなく、仕組みです。

一度知っておけば、朝の支度だけでなく
YouTube・ごはん・公園や遊びの終わり・お風呂・宿題・登園しぶりにも応用できます。

SNSで見かけた声かけを試して、
うまくいかなくて
また別の方法を探し続けるより、

育児本を1〜2冊買うくらいの金額で、
子どもが動けない理由と
動き出しやすくするための地図をひとつ持っておく。

それだけで、毎日の見え方はかなり変わります。

朝から朝や夜の慌ただしい時間に、
週末のテレビに、
小学校に上がってからの宿題に、
何度も使える内容にしました。

ではここから子どもが自分で動き出す仕組みを
順番に見ていきます。

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