京都ヒストリカ国際映画祭 阪東妻三郎主演「雄呂血<4K デジタル修復版」
京都ヒストリカ国際映画祭@京都文化博物館のメインプログラムで、阪東妻三郎主演の「雄呂血<4K デジタル修復版>」を上映。今年は公開100年の記念の年。そして来年は阪妻プロの太秦撮影所(現在の東映京都撮影所)の開設から100年になる。




片岡一郎さんの活弁、重森三果さんの唄(重森さんは新内節の新内志賀を襲名。小唄もされる)と三味線、滝本ひろ子さんの和笛、鳴り物付き。上映後に、阪妻の孫で俳優の田村幸士さんと、同じ京都で、自己資金で時代劇を撮ったということで「侍タイムスリッパー」の安田淳一監督によるトークも。
4K修復版を初めてスクリーンで見たので、黒くつぶれていた部分のディテール、阪妻の目が潤んだところまで分かった。映写のスピードをオリジナルに近づけているので、無声映画にありがちの不自然な動きも減じた。
田村さんはテレビマンとして働いていたところ、番組に使う「雄呂血」を編集するためモニターで見ていて涙が止まらなくなり、祖父と同じ俳優になろうと決めたそう。殺陣について、俳優にケガをさせないため刀を立てて構えるなどの工夫を数々するのが常識だが、安田監督は「本気で演ってる。俳優は生傷が絶えなかったのでは」。またモブシーンは「あれだけの人数を使い、後方の捕り方も、野次馬も動きがあって、うらやましい」と。
