ピラティスすら負担になる現代人
「ピラティスって、
もともとリハビリでしょ?」
そう言われることがあります。
確かにピラティスは、負傷兵の機能回復や、
ダンサーの身体調整から発展したメソッド。
でも最近、
私は肌で感じています。
“現代人には、
そのリハビリですら負担なのでは?”
と。
実際、
仰向けで脚を動かすだけの
フットワークでさえ、
首が痛い
肩が張る
腰がつらい
そんな人も少なくありません。
本来は、
脚と体幹を使うエクササイズ。
なのに、
なぜ首肩ばかり疲れるのか。
それは、
現代人の身体が
「動けない」
以前に、
「支えられない」
状態だからだと思っています。
スマホを見る時間。
長時間のデスクワーク。
浅い呼吸。
運動不足。
崩れた姿勢。
その積み重ねで、
足裏感覚は薄れ、
股関節は固まり、
肋骨は動かず、
首肩で身体を支える癖が定着していく。
すると本来、
体幹で支えるはずの動きも、
首
肩
腰
前もも
いつもの“頑張りやすい場所”だけで
代償するようになる。
だから、
運動を頑張っているのに
肩こりが悪化したり、
腰痛を繰り返したり、
脚だけ太くなったりする人もいる。
必要なのは、
頑張ることではなく、
“正しく支えられる身体”
を作ること。
土台が崩れたまま、
その上に何を積み重ねても、
身体はどこかで無理をする。
家で言えば、
基礎工事が不安定なまま
豪邸を建てようとしているようなもの。
どれだけ見た目を整えても、
土台が崩れていれば、
長くは持たない。
私は、
ただピラティスを教えたいわけではなく
日常から崩れない身体を作りたい。
呼吸。
足裏感覚。
股関節。
肋骨。
姿勢。
身体の使い方。
まずは、
“支えられる身体”を取り戻すこと。
動く前に、
整える。
最近ますます、
それが必要な方が増えているように感じています。
