【1241球目】もしプロ野球の監督になったらどんなチームをつくる?
=社長ラジオ【315球目】の内容です=
皆さんこんにちは。
日本の製造現場を元気にする、三陽工業の井上です。
今日のテーマは「もしプロ野球の監督になったら、どんなチームを作るか」。少し前になりますが、WBCが今年は悔しい結果に終わりました。結果論はいくらでも語れますが、野球という競技を改めて考えると、やはり本質的な部分が浮かび上がってくるなと感じました。
勝つために一番大切なのは「投手力」
野球で一番大切なものは何か。これはもう、投手力だと思います。どんなに打線が強くても、ピッチャーが崩れれば試合は作れません。短期決戦、トーナメントになればなおさらです。WBCを振り返っても、日本は決して力不足だったわけではありません。
ただ、ピッチャーの枚数や組み合わせという点で、難しさがあったのは事実だと思います。野球は究極的には、相手より1点多く取れば勝ちです。1対0でも勝ちは勝ち。10対0でも勝ちは勝ち。
だからこそ、「点を取らせない」守りの野球は、どんな時代でも勝つ可能性を高める戦い方だと思っています。
意味のあるアウトを、どれだけ作れるか
野球では必ず27個のアウトが生まれます。どんなに強いチームでも、必ずアウトは取られる。じゃあ大切なのは何か。この27個のアウトの中で、どれだけ意味のあるアウトを作れるか。
野村克也さんの本を読んだとき、この考え方に強く納得しました。3割打てば一流バッター。裏を返せば、7割は凡退です。その7割の内容が大切。チームのためになるアウトなのか、ただの自己満足なのか。
私は学生時代、一番・二番を打つことが多く、ポジションはサードでした。自然と考えるのは、「どうやってチームをつなぐか」。ホームランは確かに気持ちいい。でも、それが常にチームにとって最善とは限りません。
スーパーマンがいなくても勝てるチーム
プロ野球では、大谷翔平選手のようなスーパースターを集めることも可能です。でも、そんな選手を揃えられるチームの方が少ない。だから私が作りたいのは、スーパーマンに頼らないチームです。一人ひとりがやるべきことをやる。それが点ではなく、線でつながっていく。部門最適(個人最適)は大切。でも、それがちゃんと全体最適につながっているか。
かつて、チーム打率がリーグ最下位でも優勝した中日ドラゴンズのようなチーム。派手さはなくても、確実に勝ち続ける。これこそ理想のチーム像だと思います。
野球も仕事も、実は同じ
ジャイアントキリングが起きやすい。それが野球の面白さです。高校時代も大学時代も、私たちは決して強豪校ではありませんでした。どうやって強い相手に一泡吹かせるか。そればかりを考えていました。数えるほどしか勝てなかったけれど、勝った瞬間の喜びは今でも忘れられません。
これって、実は仕事も同じだと思っています。三陽工業にはとんでもないスーパーマンはいません。でも、だからこそ、
・一人ひとりが役割を理解する
・前工程・後工程を考える
・全体最適で動く
それができれば、持続可能な強い組織になる。
スーパーマンがいると、どうしてもそこに頼ってしまう。でも、誰か一人が欠けたら崩れる組織は、強くない。能力が高くないことを前提に作られた仕組みこそ、本当に強いチームを生む。私はそう思っています。
理想は「チーム打率最下位でも勝つチーム」
派手じゃなくていい。目立たなくていい。でも、勝ち続けるチームを作りたい。それは、野球の監督になったとしても、経営者としてチームを率いる今も、根っこにある考え方は同じです。
これからも、「つなぐ」「守る」「全体で勝つ」。そんなチームづくりを、前に進めていきたいと思います。
本日はこの辺で。
ご安全に!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!