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「あ、そこ指摘されたか」〜オンラインレッスンでペダルを教える難しさ〜

先日、ピティナ・ステップに参加した生徒さんの講評を見て、

「やっぱり、ここ指摘されたか〜」

と思ったところがありました。

それは、ペダルの音。

この生徒さんとは、普段オンラインでレッスンをしています。

ペダルに関しては、以前から「音が濁る」という感覚を、自分ごととして実感するのがなかなか難しい段階でした。

私たち講師にとっては、

「あ、今濁った」

と、音を聴いた瞬間に身体が反応するようなことでも、大人になってからピアノを始めた方にとっては、決して簡単なことではありません。

なので、レッスンでは私が実際にペダルを踏んで、濁る音と濁らない音を聴いてもらったりしながら、少しずつ感覚を掴んでもらっています。

それでも、やっぱり実際のピアノの響きと、オンラインを通してデジタル処理された音には、どうしても差があります。

ただ、今回指摘されたのは「音の濁り」ではありませんでした。

ペダルを踏むときの、足とペダルがぶつかる音。

靴とペダルが当たる音です。

これって、オンラインレッスンだと、なかなか気づきにくいんですよね。

普段のレッスンでは、室内で裸足だったり、スリッパだったり。

ちなみに私は、初心者の方には、足の力がペダルにうまく伝わりやすいように、最初はスリッパをおすすめすることもあります。

ただ、本番で履くのは「靴」です。
この「普段の足元」と「本番の靴」の違いも、余計な音が出てしまう原因の一つだったりします。

実は先日、この生徒さんのリアル発表会での演奏を会場で聴いたとき、私自身も「靴の音、ちょっと気になるな」と思っていました。

ただ、本番前のリハーサルで気付いたので、その時はあえて何も言わなかったんです。

そして、その後オンラインレッスンになって……

すっかり、そのことをちゃんと伝えるのを忘れていました。

講評を見て、

「あぁ……やっぱりそこだったか」

と。

申し訳ないことをしてしまったなぁと思いました。

では、なぜ靴がペダルに当たる音が出てしまうのか。

もちろん原因はいろいろあると思いますが、私はその大きな一つに、ペダルと足の一体感があるんじゃないかなと思っています。

足に余計な力が入っていると、ペダルを緩めたときに足の裏がペダルから離れてしまい、次に踏むときに「カツン」と靴が当たってしまいます。

ペダルを「踏む」というより、吸いつくように「足とペダルが一緒に動いている」感覚。

そういう脱力と身体の使い方ができてくると、踏むときも離すときも無駄な雑音が消えていきます。

オンラインレッスンでは普段と違うアングルをお願いしたり工夫もしていますが、振り返ると自分自身、画面を見る以上に「聴くこと」に集中しすぎていたのかもしれません。

もちろんオンラインだからこそできることもたくさんあります。

でも今回改めて、リアルな「響き」や「雑音」まで含めたペダルの指導は、本当に奥が深くて難しいなと実感しました。

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