ひとひらの花詩「白いナデシコ」
見つけられても、見過ごされても
ただ静かに
風を受け、そして受け入れている
器用さとは、
上手に生きることではなく
痛みを優しさに変えることなのではないかとわたしは、想う
才能とは、
人より輝くことではなく
自分にできることを、
今日も変わらず差し出すことなのだと
この年齢になり、ようやく想う
だから花は、誇らない
何も急がず、何も語らず
ただ、そこにあるように咲いている
その姿は、
強さを見せない強さでありながら
静かに包み、
謙虚な光で明日をあきらめそうになった人のひとすじの希望になったり、
心を温めると信じていたい。
sayo.
