単独公演前編


こんばんは聖かです。
単独ライブ魚群ダイナーが終了いたしました。
ぼくのnoteを読んでいただいている方々は見ていただけましたでしょうか。
終わってからいくらかの日が経った今、丁度自分の脳の中で感覚的な思考と論理的な思考のバランスがとれてきたのでそろそろ書いてみようかと思い、スマホのフリック入力を平成のギャルの文字打ちと遜色ないスピード感で動かしているところです。

一つ一つ触れていくとあまりにも膨大な文章になりそうなので、一旦今回は偉そうに前編後編と分けてみたいと思います。
かなり赤裸々というか、もはや裸々な文章になりそうなのでここから先を読むことで応援のスタンスが変わりそうな方やお笑いを純粋に楽しめなくなりそうな方は自分のキャパシティと相談しながら読まなくてもいい選択もしてください。
そもそも僕は芸人が裏側を見せたり言及すること自体本来ナンセンスだと思っていますので、、、

それでも問題ない方は覗いてもらっても大丈夫です。
後悔の責任は取れませんが。


さて、そもそもなぜ単独ライブを開催しようと思ったのか。
まずここから整理していきます。

何度も過去の記事やラジオでも触れてしまっていて、後から思い返すと人前に出る仕事なのによく恥ずかしげもなく言えてるなとも思うのですが、構成上触れずにはいられないのでまた言ってしまいますすみません。
2025年はとても苦しい年でした。
環境が変わり、差し迫る年齢と自分が理想とする業界や求められるものとのギャップを嫌でも考えてしまい頭でっかちになっては思考をやめを反芻する日々。
それに加えて相方の体調も万全ではないことが増えてきていました。
年末になればなるほど嫌でも世間が一年を振り返らそうと画策してくる巧妙な網にぼくも引っかかってしまったのです。

「もしこのまま終わってしまったら自分の芸人人生ってなんだったのだろう。誰かに今まで何してたのかを聞かれたときに芸人をしてたと言ってもいい人間なのだろうか。」
シャイニングの血水が堤を越えて氾濫してくるかのように押し寄せてきました。

思い返したときどういうことをしてたら芸人だと自分の中で認められるのだろうか、、、
その中の1つが単独ライブの開催だったのです。

そこから年が明けて相方にこのことを相談しました。
はっきり言って渋ってました。
というか、正常に判断を下すほど彼自身にゆとりのある状態ではなかったのだと思います。
ただそれでもなんとか説得して開催することを納得してもらいました。

この時点でぼくにとっては相方を巻き込んだという責任が付帯されました。
越えないといけないという壁、モンスターボックスの飛箱が一段積み上がって自分の前に屹立していて、初出場のぼくはケインコスギや池谷直樹ら常連選手が少し冷ややかな目でコチラを見る、と同時に番組の成功も含めてカメラマンや制作スタッフの見えない視線も感じながら必ず越えないといけない。
そんなイメージを抱いたわけです。

まずは開催時期と会場の決定から。
自分たちが舞台に立った中でコント映えする劇場かつ仮に漫才をすることになってもなんら遜色ない会場とキャパシティ、多くの人が赴きやすい立地、一般的な繁忙期を避けつつ賞レース前での開催。
こういった経緯でプークさんにさせていただきました。
僕たちは下北グリップというフリーライブにデビューからお世話になっているので下北沢での公演も考えたのですが、お笑い以外の層との日程の取り合いが加熱しそうだったため新宿になりました。
見にきていただいた方でもし来にくい方がいたらそれは本当に申し訳ありません。

自分の中での納得のいく公演の実現とせっかく時間を割いて来場していただいたお客さんの満足感。この2軸をいかにして達するか。本当に考えました。
それはもうENTPの真骨頂と呼べるくらいに常時脳みそを回転させていたと思います。

単独ライブとなれば普段全くお笑いライブに足を運ばない層も観にくるかもしれない。なんなら人生で初めてお笑いライブを見るという人も含めて考えたときにグッズのクオリティもある程度担保すべきだと。
ハンナッシュベティーが好きで買うというゾーンのみでは到底太刀打ち出来ないことはわかっていたので、何気なく下北沢の古着屋や雑貨屋に乱雑に並べられたステッカーの一部として紛れ込んでもいいようなものをと製作しました。

この面は本来芸人が担う必要はないかもしれません。
ただ、僕たちの今いる立ち位置を客観的に考えた時に所謂芸人の公演のグッズという枠内で甘えて収まっていては手に取ってもらえるものもらえないと思ったことと、自力でどこまでやり切れるのかの挑戦をしたかったのです。

結果としてクオリティが担保できたかはわかりませんが、多くの方に手に取ってもらえたようでして、メインビジュアル以外の全ての創作物を生み出したことにやりがいを感じられました。
実際都合で当日公演を見れない方もグッズが欲しいと言っていただけたりもして、
自分の感性を純粋なお笑いという側面以外で表現できたことも単独ライブならではの取り組みとしてすごく楽しかったです。
ただ、納期に追われるという点はいささか大人の世界の片鱗をこれみよがしにぼくに突きつけてきたというか、この時間という宇宙においてはある次元の一つの要素にすぎない項目を2026年現在では完璧にコントロールできない人類の現実に、ごく当たり前のように情け容赦なく当ててくるあたりは世の中のお仕事をしている方々に頭が下がり感服する思いでした。
本来はサンプルを発注して問題ないかの判断を仰がなければならないのだろうと今になっては思うのですが、現実の自分にはそのキャパシティが無く、Photoshopやイラストレーターがない中iPhone13mini対応のアプリケーションでできる限界と戦いながら製作しました。
作業範囲が細かすぎて視力が下がった気がします。
この面でもプロの方々へのリスペクトは溢れんばかりでございました。

兎に角そういったお笑い以外の面とも戦いながら当日を迎えたわけです。。。

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