「弱点」を克服できましたか?サッカーJ1の柏レイソル。左サイドが戦力ダウン。百年構想リーグは15位と低迷。新加入の左MF遠藤選手が今季2戦目に移籍後初ゴール。穴を埋めた。
「弱点」を克服できましたか?サッカーのJ1で柏レイソルが好調だ。昨季も2位だったが、左サイドの戦力ダウンで、百年構想リーグは15位に低迷。その穴を新加入の遠藤渓太選手が埋めた。8月開幕の今季2戦目で移籍後初ゴールを決めた。チームのリズムを作っている。
昨季J1で2位に入り、大躍進を遂げたレイソル。ただ、シーズンオフに戦力ダウンに見舞われた。左サイドのMF小屋松知哉選手が名古屋グランパスに、DFジエゴ選手がヴィッセル神戸に移籍した。
特に小屋松選手の移籍の衝撃は大きく、SNSのDMに批判が殺到した。それだけ、小屋松選手はチームに欠かせない存在とも言えた。
今年2月から6月にかけて行われた百年構想リーグで、15位に低迷した。昨季のJ1王者の鹿島アントラーズが2位、天皇杯覇者の町田ゼルビアが5位、ルヴァン杯を制したサンフレッチェ広島が7位に入っただけに、レイソルの低迷は際立つ形となった。
左サイドの「穴」をどう埋めるか?この「弱点」克服こそ、今季のリーグ戦を戦う上の最大の課題とも言えた。
8月開幕のJ1。レイソルは初戦でJ1初昇格の水戸ホーリーホックを2-1でしりぞけて、開幕初勝利を挙げた。
試練は2戦目に訪れた。東京ヴェルディ戦だ。百年構想リーグでは、2月に1-2、5月に0-1と連敗を喫した。レイソルにとって、同じ相手に負け続けるわけにはいかない。
8月14日に東京・国立競技場で行われたナイトゲーム。レイソルは試合開始2分にいきなり失点を許した。ヴェルディに対して、苦手意識ができてしまったのか?
しかし、百年構想リーグではレイソルにいなかった選手が、嫌な流れを振り切った。それが遠藤選手だ。FC東京から6月末に移籍が決まった。
前半11分、相手のペナルティエリア内でこぼれ球を拾うと、ターンで相手をかわす。そして反転して、右足でシュートを放った。ボールは糸を引くように、ゴール右下へ吸い込まれた。失点後、わずか9分で同点に。これでレイソルが流れをつかんだ。
その後も左サイドからゴール深くまで切り込み、クロスを上げ続けた。レイソルは右サイドだけでなく、左サイドからもチャンスを生むようになった。
流れを取り戻したレイソルが後半、瀬川祐輔選手、久保藤次郎選手のゴールで勝ち越した。3-1。レイソルが開幕2連勝を飾った。
戦力ダウンに陥っていた左サイド。この「弱点」を、遠藤選手がきっちり埋めたのだ。
レイソルは細かいパスをつなげて攻撃するスタイル。それだけに、どちらかのサイドに弱点があると、攻撃の幅が一気に狭まってしまう。
遠藤選手の活躍で、チームは昨季の輝きを取り戻したように思われる。開幕2戦目で2連勝を挙げたのは4チームのみ。レイソルに加えて町田、広島、鹿島だ。昨季のリーグ、カップ戦の上位陣が占めている。
たかが2試合。されど2試合。しっかり勝ち切っている点は評価されて良い。遠藤選手の加入でレイソルは攻撃に厚みを増した。昨季のような華麗な攻撃を、これからも見せてほしい。
