西海岸出張2025後半(アーバイン)
アーバインにはまだ30代の頃に一度、行ったはずだが、ほとんど記憶が残っていない。確か、Marianne Bronner先生がCal Techに移る前におられたのがカリフォルニア大学アーバイン校(UCI)で、当時サンディエゴのSalk Instituteにおられた故梅園和彦先生に連れて行っていただいた。アーバインだけに行くならロサンゼルス空港(LAX)経由なのだと思うが、なにせ最初にSFO往復でチケットを取ってしまっていたので、SFOとサンタ・アナ(ジョン・ウェイン)空港(SNA)往復を初アラスカ航空で。
五十嵐啓先生に空港までお迎えいただいて、日曜日にも関わらずラボに来てくださったラボメンバーと昼食をいただき、ラボ見学、インフォーマルセミナーなど行った。他のUCと異なり、Irvineの名前は、もともと不動産業を営んでいたJames Irvine氏にちなんでおり、大学設立の際に土地を安く提供したとのこと。広大なキャンパスなので建物間の移動にも車が必要なくらい。
ちなみにUCIのマスコットは「Peter the Anteater」といって、アリクイ。「1965年、学生がマスコットの候補を提出し、キャンパス内の選挙で投票されるという企画が行われた際、アリクイが選ばれた」とWikipediaには書かれている。決してキャンパスにアリクイが多い訳ではないのだけど……。

ディスカッションのあと、夕陽が眺められる素敵なレストランに連れて行っていただきました♬ リッチな住宅地があるエリア。思わず、Netflixの"Selling Sunset"という番組を思い出しました。

ディナーの後に翌日からのミーティングの会場でもあるMarriott Irvineまで連れていっていただきました。ミーティングはUCIの神経科学関係の研究者が中心となって、Allen InstituteやCajal Clubとも連携して主催しているものです。
今年は大々的に行うということになったようで、参加者は380名。会場も大学内ではなくアクセスの良いホテルが選ばれ、朝から夕方まで缶詰になっての会議。3日間で、神経発生から回路形成、遺伝子発現その他の各種のデータドリブンな解析、高次神経機能解析、と神経科学全体をカバーして、最先端な研究を行うスピーカーが目白押し。北米神経科学学会(SfN)は参加者3万人程度という巨大学会で、分野全体がカバーされているのですが、効率という意味では、むしろこのくらいのサイズの方が良いかもしれないと感じました。逆に200名規模のトピックを絞った学会(ゴードン会議、コールド・スプリング・ハーバー会議、キーストーンシンポジウム等)となると、ちょっと専門的すぎるということもあり。実は、Johnのシンポジウムの参加者のうち何名かは、こちらにも参加されていました。
オーガナイザーの中で中国系の方が多く、スピーカーも意図的に中国人が選ばれていて、半数くらいが中国系の印象。日本人は五十嵐研の他に、UC Riversideの方、その他、日本から数名と少数派。来年はSfNよりこちらをもっと宣伝してみたら良いのではと思いました。中国系の研究者が、ビッグデータを取得するためのシステム開発から研究所設置まで躍進著しく、この先、どのようになっていくのだろうと思いました……。初日、Receptionの後のディナーは日本の若い方々とご一緒にメキシカン。

ランチのお料理などは美味しかったですが、ポスター会場がちょっと狭すぎて、密を避けたく、あまり見られなかったのと、検索アプリなどは用意されていないので、PDFをキーワード検索しなければならかったのはちょっと残念。まぁ、規模という意味でこれは仕方ない。あと、会場が冷房効きすぎなのはどうしたものか……。
2日目の夜、五十嵐先生がmini house partyを開いてくださいました。お庭とダイニングをフルに使って、集まったのは20名くらいでしょうか。呼ばれた研究者の中には、Neurobiogyの教科書で有名なLiqun Luo先生、ハーバードのCatherin Dulac先生、2011年の神経科学大会をオーガナイズした際のPlenary Lecturerの一人、Karel Sbovoda先生(Allen Instituteに異動されていました)、そしてLindaなども。面識なかったUCSDの小宮山さんにも会えて良かったです。Josh JohansenはRIKEN CBSからUCIへ異動とのことで、今回、CNCMには参加しておらず、住居を探すなどで滞在中。五十嵐先生のご家族にお目にかかれたのも嬉しかったです。ご準備・お片付け、たいへんだったと思います。有難うございました!

