『絶対内定2028』を30時間かけて読んだ率直な感想と、抱いた違和感
こんにちは、ナマケモノです。
最近、少しずつ「就活」という言葉が現実味を帯びてきて、「まずは何か1冊読んでみよう」と思い立ち、就活本のバイブルとも呼ばれる
我究館の『絶対内定2028』
を手に取りました。
結果読書時間はトータルで10時間ほど!!
途中で出てくる自己分析のワークシートを真剣に埋めていたら、本当にあっという間に時間が溶けていきました。
今回は、この本を読んでみて「なるほど!」と腑に落ちた部分と、「いや、それはさすがに……」とモヤモヤしたリアルな感想を、自分の頭の整理も兼ねて書き残しておこうとおもいます。
1. 自分の「軸」を見つける重要性
本書の中で、最も面白いと感じ、一番の収穫だったのが「キャリアの軸」を定めるための3つの視点です。それは、
Being:自分はどんな人でありたいか
Having:人生で手に入れたいものは何か
Giving:社会にどんな影響(価値)を与えたいか
です。著者は、これら3つの問いに対して
「どんな仕事なら実現できるのか」
を考えることが大切だと説いています。
さらに、
「何がしたいか(Will)」
「何ができるか(Can)」
「何をすべきか(Must)」
の3つのバランスを意識することで、自分が本当に望む生き方が見えてくるという指摘には、非常に共感しました。
また、本の中に書かれていた
「有名企業に内定することがゴールではない。そこで燃え尽きてしまい、入社後に地方へ左遷されたり、リストラされたりする現実もある」
というのも非常に納得できます。ただぁぁぁ
2. 登場するエピソードの「スペック」が高すぎて参考にならない
一方で、読み進めるうちに強い違和感を抱いた部分もありました。それは、出てくる学生たちのスペックが異次元すぎるという点です。
本書の根底には、
「総合商社や外銀に内定することこそが勝ち組」
というスタンスが漂っています。建前としては「好きなことを仕事にしよう」と書かれてはいるものの、紹介される実例は東大や早慶といった超高学歴なエリート学生ばかり。
「長期の留学経験」
「在学中の起業」
「ラクロス部で全国準優勝に貢献」
こうした華やかなエピソードが次々と並べられており、僕みたいな一般学生にとっては
「別の世界の住人の話」
のように見えてしまいます。留学も起業もしたことがない普通の学生からすると、参考にするには少々ハードルが高すぎると感じました。

3. 「学外にコミュニティを持て」という、地方学生の現実とのギャップ
もうひとつ気になったのが、
「大学の学部や高校の友人以外の世界に、新しい人間関係(コミュニティ)を作ろう」
という提案。
たしかに、東京などの都心部に住んでいる学生であれば、
多様なインカレサークル
豊富な長期インターンシップ
勉強会
などの機会が溢れており、学外のコミュニティを作ることは難しくない。
しかし、地方の大学生にとっては、物理的にも環境的にも非常にハードルが高いのが現実。
オンラインの繋がりはあるにせよ、リアルな場での切磋琢磨を求める記述には、
著者が「都会のエリート学生」の視点だけで語っている
ように感じ取ってしまいました。

まとめ:本としての価値と、読者への寄り添い
『絶対内定2028』は、就活の軸を持って企業選びをする重要性を教えてくれ、自己分析を極限まで深められるという点において、間違いなく価値のある一冊です。
また、全体を通して感じたのは、
「筆者はもう少し、等身大の読者の目線に寄り添ってくれても良かったのではないか」
ということ
超高スペックなエリート学生の成功体験に圧倒されて、自信をなくしてしまう就活生も少なくないはず。(自分みたいに)
この本から得られた
「自己分析の手法」
「キャリアへの考え方」
は大切にしつつも、そこに書かれている極端なハイスペック例に気後れする必要はない、
と自分に言い聞かせてしまいました笑。
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