「春の愛媛&高知を旅して」~Vol.1 松山編(三津浜、湯築城跡、道後温泉へ)
G.W.前の4月下旬、愛媛&高知へ5泊6日の旅に出た。
6月に引っ越しを控え、夫が退職することになったため、ようやく平日メインで旅に出ることができるようになった。
飛行機代や宿泊代が爆発的に価格上昇する土日や祝日を避けて旅ができるのは、とても嬉しい。
昨年の春、淡路島&徳島の鳴門方面を旅した際、初めて四国に上陸したことがきっかけとなり、最近は、四国方面に断然興味が湧くようになっていた。
とは言え、四国はとても広い。
今回の旅は、愛媛と高知に絞って旅をすることに決めた。
若い頃、四国と言えば、お遍路さんや最古の温泉と言われる道後温泉の印象が強く、どちらかと言えば、年配の方が好む旅行先というイメージであった。
旅の計画を練っている最中、「年配の方が好む旅行先」なんていう貧相なイメージは良い意味で覆されてゆく。
それどころか、足を運んでみたい場所がどんどん出てきて、5泊6日の旅にまとめるのがなかなか大変!という悩ましい状況に陥ってしまったくらいなのだ。
この旅に出る前のあれこれ悩む時間が、私はとても好きだ。
何しろ、この段階からすでにワクワクは始まっていて、もう旅は始まっているも同然だから。
そして、いよいよ出発の日。
新千歳→羽田→松山というルートで昼過ぎに愛媛入りした。

松山空港では、ご当地キャラの「みきゃん」がお出迎えしてくれた。愛媛は、何と言っても柑橘王国。
北海道ではあまり見かけることがなかったり、手に入りにくい柑橘を味わうことも今回楽しみでたまらない🍊
予約済のレンタカーに乗り、まずは腹ごしらえへ。
空港にほど近い場所に海鮮を味わえる「ゑびす屋」さんというお食事処があるとのことで、まずはそちらへ向かう。
平日だし、お昼にしてはかなり遅めの時間だったため、お客はまばら。
かつおも魅力的だったけれど、高知でのお楽しみにとっておこう!ということで、こちらでは「宇和島鯛めし」をオーダー。

食べ方は、メニューに書いてあった通り、卵黄入りの特製ダレに鯛を絡め、薬味と海苔をご飯にONしていただきます。卵のとろとろ感とお醤油ベースのタレがたまりません!

からめていただきます
北海道では、鯛を日常的に食べる習慣はないけれど、実は大好きなお魚。四国に着いて初のグルメ「宇和島鯛めし」、美味しかった。ご馳走様でした!
道後温泉の宿に入るには早い時間帯のため、松山のやや東側に位置する三津浜地区へと向かった。
三津浜地区は、江戸時代、城下町松山の外港として栄えた三津浜港がある歴史ある街。戦火を逃れたこともあり、古い町並みが今も残る。
ここへ来たのには理由がある。
古い町並みを散策するのが好きということもある。
併せて、最近ちょっとしたマイブームでもある「旅先での酒蔵やお醤油蔵めぐり」。事前に得た情報によると、ここ三津浜地区には、老舗の味噌・醤油屋さんが2軒あるとのこと。ここは、行かずにはいられない場所だ。
古い町並みが残る地域にありがちな狭い路地。車でそろりそろりと進んでいく。最初に向かったのは、「遠藤味噌醤油醸造場」さん。レトロで風情のある街並みの中にあった。

180年以上もここ三津浜で味噌や醤油を作っているそう。こちらでは、主に5種類のお醤油があり、その中からお土産用のテーブルサイズのこいくち醤油を購入させていただいた。
北海道ではなかなか出合えない「麦味噌」も店頭にあった。これも心惹かれたものの、無添加で要冷蔵のため、泣く泣く諦めることにした。
以前、初めて口にした麦味噌のお味噌汁の美味しさに感動。ほのかな甘みがあり、今まで味わったことのない美味しさだった。
そんなことから、この四国旅で、麦味噌を買うということも目的のひとつでもあったのだけれど、これは仕方がない。
次に向かったのは、同じくお醤油とお味噌の老舗「田中屋」さん。
こちらは、明治38年創業。

むむっ、暖簾が中に掛かっている。
もしや、お休み??
入り口の扉を開こうとすると、鍵が掛かっている。
うわ、残念!
引き返そうとすると、奥からご主人らしき男性が扉を開けて「どうぞ」と、中へ入れてくれた。「定休日だったんじゃないですか?申し訳ありません。」と言うと、「いやいや、うちはそんなのあるようなないような感じなので。」と、ご主人。
店頭の商品を見て、さっと購入して帰るつもりでいたが、このご主人の醤油愛、味噌愛が凄かった。
ひとつひとつお醤油やお味噌を丁寧に説明しながら味見までさせてくれたのだ。その説明は、本当に良い原材料にこだわり、ただひたすら美味しいものづくりを追求しているというまっすぐな思いが伝わるものだった。
こちらでは、迷った末、「松山ライムポン酢」を購入。国産ライムの中でも際立って上質と言われる松山産ライムを使用した贅沢なポン酢だ。
ライムを使ったポン酢というのも珍しい。
国産のライムがあるということさえ知らなかったけれど、味見したときに感じた爽やかさと際立つ風味に思わず虜になりそうな味わいだった。

美味しさだけを追求した「プレミアム百年蔵醤油」というのも本当に贅沢で美味しい醤油だった。出汁がなくても十分美味しい無添加の麦味噌の味も忘れられない。
ここでもやはり無添加の麦味噌は要冷蔵のため、泣く泣く購入断念。
しかし、北海道の安平町のとあるパン屋さんのご主人が愛媛出身で、ここ田中屋さんのお味噌とお醤油を卸しているので、こちらで購入できるとのこと。
有益な情報を得た。近くに行く機会があったら是非立ち寄りたい。
そして、今夜の宿泊先は道後温泉。
宿にチェックイン後、夕食までやや時間があったので歩いて道後温泉本館へ。四国と言えばここへ来なくちゃ!というのが道後温泉本館。

改装工事が終わり、すっかりきれいな姿に。

時間があまりなかったので、「神の湯」の入浴のみの券を購入して中へ。
浴室も思わず写真を撮りたくなるような(笑)古いタイル張りのアートな空間だった。

夏目漱石も訪れたという部屋も
残されている。
湯上り後は、道後温泉本館からほど近い場所にある「道後公園」へ。

ここは、日本100名城にも選ばれている湯築城跡がある場所。お城好きとしては、絶対に行きたい場所でもある。
伊予の豪族河野通盛が1334~38年に築城した平山城とのこと。河野氏は諸国との戦いや内紛を経て、秀吉の四国征伐で小早川隆景らの軍に侵攻され、約1か月の籠城の末、降伏したという歴史がある。
残念ながらお城は残っていないが、土塁やお堀など当時の痕跡はしっかりと残されており、当時の息遣いが聞こえてくるようだ。


松山に着いてから、何とか持ちこたえてくれていた空模様。湯築城跡を散策している頃には、ポツポツと雨が降り始めていた。
雨予報が出ていながら、何とか傘なしで観光を終えることが出来た。何てラッキーな1日なんだ!と思いながら、急ぎ足で宿へと戻った。
今夜の宿は道後温泉の老舗「ふなや」さん。
旅の1泊目はちょっと贅沢をして、川席料理の夕食つきのプラン。(ふるさと納税で、少しお得に宿泊することができました♪)

宿の敷地内の庭園に天然の小川が流れていて、ここに小さな料亭が幾つかあるとても風流なエリアでいただく夕食だ。

暖かい四国とは言え、夜になるとひんやりとしてきて、暖房が必要だった。

まだ薄明るかった空も、食事が終わる頃にはとっぷりと日が暮れ、こぼれる料亭の灯がとても美しかった。
川のせせらぎの音をBGMにゆっくりといただくお料理、とっても贅沢な時間を満喫させていただいた。
夕食後は、歩いて再び道後温泉本館へ。
昼とはまた違う風情のある佇まいも素敵。

遅い時間だったので、お店も閉まりかけているところも多かったけれど、温泉の商店街「ハイカラ通り」を少しぶらぶらして1日目は終了。
昼過ぎに到着してから盛りだくさんの1日。
旅に出ると、行きたいところが山ほどあって、いつも憧れるのんびりゆったり旅とは程遠いものに・・・。今回もご多分に漏れず。
好奇心旺盛で欲張りなのは、年齢を重ねても変わらないなぁ😅
→「春の愛媛&高知を旅して」~Vol.2 松山城、砥部動物園、中津渓谷編 へ続く
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