「生き残り」

最近YouTubeでよく見てるのが昔の白黒の映像をAIで4K、60fps、フルカラー化した映像である。

昭和時代はもちろん、戦中や戦前、さらには19世紀末のものまであって、まるでタイムスリップしたようで毎度驚かされるばかりである。

そういうのを見ていると、「ここに写っている人達の多くはもうこの世にはいないんだなあ」と人生の儚さを感じさせられる。

どんなに頑張って生きたとしても、人間はせいぜい100年前後しか生きられないのだ。

調べたら今ご存命の世界最高齢の人は1909年生まれのイギリスの女性らしい。今年で117歳。

日本も1911(明治44)年生まれの115歳の女性がいる。

さすがに19世紀生まれの人はもうこの世にいないが、未だに明治生まれの人がご存命なのは驚きである。

歴代だと122歳まで生きた女性もいるらしい。

度々希死念慮に襲われる私にとって、どうやったらそこまで長い間生きられるのか不思議でしょうがない。

そういう長寿の人達は2度の世界大戦を生き延び、その後も技術や価値観が目まぐるしく変わる社会の中を生き延びてきたのである。

人生良い事ばかりではないから、きっとその長い人生の中で地獄みたいに大変な経験も少なからずしてきただろうに。

私はとてもじゃないが長生きできる気がしない。

どうやったらそこまでたくましく生きられるのか分からない。

まあここまで「生き残って」きたからこその、この長寿なんだろう。

でもよくよく考えたら今現役の大人達も戦争こそ経験せずとも、ハラスメントや残業規制といった言葉が存在しない昭和時代であったり、毎年3万人が自殺し、「失われた30年」と言われた平成不況を生き延びてきた「生き残り」なわけである。

だからそういった大人達の多くが若い人達に「死ぬな」と言うのは、ある意味当然なのかもしれない。