中山道20 中津川宿→大井宿
▽1991年3月
23歳 30年勤めた会社の入社前に、東海道を歩きました。
▽2021年3月
53歳 30年勤めた会社の退職後に、中山道を歩き始めました。
京都まで一気に歩く、"気力"、"体力"、"時の運"、が無いので、行けるとこまで歩く事を繰り返します。
2021.07.23
1.各駅停車の旅

隔週の土日に1泊2日の強行軍で
コツコツと歩いてました。
7/23(金)がスポーツの日で休み、
金はないけど時間がある、
なんとも贅沢な状態でしたので、
この夏の街道歩きはこうします。
金曜日は青春18きっぷで、とぼとぼ出発地まで向かい、前泊し翌朝早朝から歩き始め、暑くなる前に歩き終える。
本日が第一弾、どうなることやら。

各駅停車の旅、なんか久しぶり。
中央東線で揺られる中、
中山道を舞台にしたこの本を
のんびりと読み始めます。

途中の駅で車掌さんが、
「特急列車の通過待ちです」
みたいなアナウンスが入ると、
みんなホームに降りてストレッチを
それぞれのスタイルではじめだします。
その時のホームの雰囲気が、
旅ってこれだよなと痛感するくらい、
例えようの無いほのぼ感に満ち溢れ、
幸せな気分になりました。
2.車窓は高原劇場

小淵沢の前後から車窓の景色が豹変し、
読書どころではなくなります。
特急列車に乗ると真横が窓ガラスなので、
写真のような窓枠が額縁のような、
風景が楽しめないのですが、
各駅停車に乗ると同じ景色も、
違って見えると大発見のひとときでした。

ワインの里の塩尻駅の風景。
ホームの中や駅前に葡萄棚があります。
斬新で美しく目を奪われます。


腹減った、これで三回目、
入口50cmの駅そば屋さん。


美味しくいただきました。
麺の歯応えとかき揚げの優しさ、
味は絶品だと思います。

塩尻から中津川まで約2時間、
もたもたしてたら座るチャンス逃し、
ほぼ立ちっぱなし。
車窓がほぼ歩いた景色、
飽きることなくあっという間でした。

前回の目的地大井宿まで、
時間切れで行けなかったので、
その歩き残し区間約5kmを歩きます。
本日のスタート地点は美乃坂本駅、
どうして美濃ではなく美乃なのか、
わかりませんがいい響きで好きです。

前回歩いた街道沿いの、
三面馬頭観音様に挨拶してスタート。
石の屋根に覆われている珍しいタイプ。
愛されてますね。


もうすっかり夏の雲、
夕立を恐れながら歩き始めます。


暑いです。
明日以降の歩き方も考えないと、
この気温での歩きは身体壊しそう…


田んぼの中では、
おたまちゃんがのびのび泳いでます。
羨ましい泳ぎたい。

茄子川村の高札場跡、
昔は田んぼのど真ん中にどんな感じで、
聳え立っていたのか見てみたいですね。
3.格子柄の意匠
大井宿に入ると瓦屋根の上の意匠が
目に入ってきます。
漆喰に交互に色を付けて格子柄に、
色落ちせずなんともお洒落な感じ。













大井宿の次の大湫宿にもありました。
当時の職人さんの営業力は凄いなぁ。

コーナー部分の意匠素敵です。
4.田園風景



当時は木材の管理を徹底した尾張藩が
各所に密輸出をさせまいと、
番所を設置していた場所です。
こんな田んぼのど真ん中で、
すり抜けられないの?
と思いましたが、木材は大きいので
コソコソ持ち出せないので
問題なかったのでしょう。


茄子川小休所、前後の宿まで一里あり、
遠州までの街道の分岐点、
要所なのでさぞ賑わった事でしょう。

茄子川の歴史の丁寧な案内看板。


雲行き怪し…

歴史を感じます。


猪のオブジェ。
きっとたくさんいて、
共存しているのでしょう。


茄子川焼、焼物を作っていたのですね。

なんと窯元が自宅のトイレを開放。
なかなか出来ない事をされるって、
心底尊敬します。

大井宿がある恵那市に入りました。
市町村合併の際に大井市にするか、
相当揉めた気がします、推測ですが。


デカっ、
中山道愛を感じます、なんか嬉しい!


こちらにも三面馬頭観音が、
よく読むと欲張りな内容でした…


何かと坂に名前と碑を付けたがる、
街道の風習。


岡瀬澤、遠州に行く追分でもあり、
交通の要所であったことの説明看板。


岡瀬澤には庚申塔がおおかったそうです。
庚申の日は賑やかだった事でしょう。

甚平坂、明治天皇が通られる際に、
村人が2m峠の道を削ったって、え〜⁈


安藤広重が描いた大井宿の舞台。

この正面に御嶽山が、またもや拝めず…



化け物の雉を退治した英雄を称える碑。
歴史に名を残すとはこういった事ですね。

厠にのれん、洒落てます。

まもなく大井宿中心地に。
美味しそうな店、のれんが素敵。
5.大井宿

大井宿の町並みが見えてきました。
坂の下に宿場町が見える風景、
木曽路・美濃路の特徴かも、
坂を下る高揚感が堪りません。


どんな町なのでしょう、
川を挟んで東西に広がる珍しい町、
今夜は楽しみです。

町に向かう寺坂の途中の石仏群。

このガード低すぎ、桁下1.6m!

通り過ぎると後ろから警笛が。
振り向くと一両編成の明智鉄道が
一瞬にして通過。

なるほど!のれんに熱い町なのですね!



一般のご家庭の玄関にも、
画像以外にもまぁまぁ出てました。
11月ののれんコンテストの頃は、
町がのれんで賑わうんだろうな。
誰でも参加できる粋な取組ですね!


高札場、高さ4.5mもあったそうです。


本陣後は今も現役で住われてます。


犬矢来、京文化が迫ってきてます。
ちなみにこれは犬の小便避けです。


立派な商家、風情がありますね。


本日は満室だった宿、市川。

今日はオリンピック開会式、
スポーツの日です。

いい感じのお好み焼き・焼きそば屋さん
入りませんでしたが、後から調べたら、
後悔しかありません↓
6.枡形だらけ


ご覧ください、これは凄い、クネクネ。
曲がり角六つ、見事な防御的町割り。


木曽川に注ぐ阿木川に架かる大井橋、
町が川で分かれているって珍しい。

本日のお目当て、広重美術館。
地元の方の寄付で作られたそうです。
9月のみ原画が展示、見てみたなぁ。
7.開会式の夜

ホテルで風呂に入り、
夕立がやんでから夕飯を食べに。
再び大井橋を渡ると濁流でした、

今宵はこちらでお世話になります。
ご常連がカウンターで、
まったりと飲んでます。

お通し、茄子と赤い蒟蒻。
酒は岐阜県八百津の蔵元やまだの玉柏。

妙に美味しい鰹と季節の野菜。

中京圏なので、どて煮。


鰻の釜飯、激ウマ!

メニューは黒板のみ、落ち着きます。


喜寿の大将と開会式観ながら、
お話をしてました。
何を話したが思いだせません。
きっと大した事ないけど、
いい話をしてたと思います。
美味しかった、ご馳走さまでした。
いつまでもお元気で!


夜の町を散歩しながら、


ホテルに戻ります。
明日は早くから歩くぞ!
