北国街道2 関山宿→牟礼宿
自然の多い街道を歩きたい。
三国街道と北国街道が思い浮かび、善光寺参りをしながら歩ける北国街道を選択。今まで江戸を目指し街道を歩いた事がなかったので、上越高田宿から南に向け出発します。
2022.08.18
1.スタート地点まで









前回に引き続きスタート地点まで3時間の旅。
長野駅で乗換えた電車のテーブルが、子どもの頃に東北線沿線に住んでいた頃に乗っていた車両とおそらく同じで、ノスタルジックな気分になりました。
2.関山宿








雨が降ってきました。この時期は晴れて汗をかくよりレインコートを着て汗をかく方がはるかに楽なのと、雨の街道の景色もかなかな美しく、歓迎の雨なのです。















妙高はねうまライン

歩き始めばかりですが、いきなり旅のクライマックスを迎えた感じ。
参勤交代の人々の喉を潤した湧水、これはたまりません!
3.二股宿









二俣宿は、先程渡った大田切川と、この後渡る郷田切川に挟まれた交通の難所に挟まれた宿場町です。








ふたつの古道入口の案内柱があり、面白そうな道でそそられましたが、草に覆われており歩けそうにありませんでした。
北国街道でよく見かける”筆塚”と刻まれた石碑は、使い終えた筆の供養や、寺小屋の師匠が亡くなった際に建てられたとの説があります。
4.田切宿










白田切川は、上流の温泉の影響か、赤い石がゴロゴロし茶色の水が流れています。川の名前に白が付くので、だんだんと、水の色が白にもみえてきました。
5.上原宿










晴れてきました。
この時期の雨上がりの晴れはサウナのロウリュー状態、夏の街道は曇りがベストです。そんな時は神社の木陰で蚊に刺されながら休憩をとります。






私は歴史にあまり興味がなく、親鸞聖人は何をした人かわからなかったので調べました。
1173年京都生まれの仏教家で浄土真宗の開祖。35歳の頃宗教上の対立から、上越に5年間流罪となった時にこの地を訪問。その後60歳まで常陸ですごし、晩年は京都に戻り90年の生涯を終えます。当時としては長生きですね。
6.関川宿



緑のイガの栗が落ちてます。
そういえば栗拾いは茶色いけど、緑の栗の中身はどうなっているか?家内がやっとの思いで分解すると、栗の実とは程遠いイガの根っこみたいな丸い緑の実が出てきました。これがどうやって普段食べている栗の形になるのか想像が出来ません、別の植物かもしれないと疑問を残しながら前に進みます。





旅籠ろうそく屋の庭、池の鯉と咲き乱れる蓮の花に囲まれ、おとぎ話の中にいる様でした。八畳ほどの大きさの庭石が圧巻で、タイムマシンがあれば、その運搬風景を観に行きたくなる位の規模感です。







”犬くぐり道”とは関所付近の農民が、関所によって田畑への行きが出来る様に関所が造った裏道。農民は関所破りが来た場合、関所に通告していました。
”西遊草”という書籍には、江戸時代の女性の関所手形の有効期間が、発行日の翌月末であったため、長旅で手形の有効期限が切れの女性が、この道を通過した記録が記されています。







関川関所道の歴史館を満喫し、長野県に入ります。
歴史館には、前田藩の過去の大名行列の記録が事細かに展示されており、次回来たときはゆっくり見学したいです。








県境を越えてもしばらく上り坂、宿を出てから都合100m以上の標高を獲得し、野尻湖畔で標高700mに達します。この付近は本当の旧道はどの道であったのか、原型を留めておらずわかりませんでした。
7.野尻宿













野尻湖畔は高原独特の涼しさが感じられるエリア。夏のリゾート地なのか冬のリゾート地なのか、どっちつかずの場所ですが、静かに過ごすには最高だと思います。














とうもろこしをあちこちて販売してます。かじりながら歩きたかったですが、食後なので入らず断念。
8.柏原宿



















柏原塾は小林一茶終焉の地でした。
信濃町は信州打刃物の生産地で、鎌が有名な様です。
9.古間宿







下り坂が続き標高が下がり、善光寺が近づいている事を実感します。









合宿であった隣の柏原宿と一緒で、古間宿も鎌の生産地。
静かな宿場町でした。











人里を離れて、自動車のことを気にせず歩ける道が1番好きです。
この付近は、昔の人たちはリラックスして歩いたのか、盗賊が怖くて緊張して歩いたのか、どちらだったのか知りたくなります。








雨上がりの街道がここまで美しく感じたのは初めてです。
街道が往時の道幅のまま残っている区間だったからかもしれません。











30分くらい無舗装の砂利道が続きます。昼でも薄暗く夏は助かりますが、秋冬の夕方は心配になりそう…
10.牟礼宿














十王坂という、味のある坂があります。
昇る人々や馬を鼓舞する工夫が感じられました。









金附場跡があり、佐渡の金を運んでいた事を実感しました。
牟礼宿の宿泊施設が満室だったので、妙高高原まで戻り、温泉旅館で草鞋の紐を解くことにします。
大雨で妙高高原駅から先が運休、結構降ったのですね。

小間宿で見かけた、高橋助作酒造店の"松尾"をスーパーマーケットで入手、美味しく頂きました。
本日のルートは、今まで様々な街道を歩いてきた中でも屈指の内容、お勧めです!
