特別企画2 東海道遠州 すれ違いの儀
街道歩きの仲良し五人衆、各々が各地の街道を歩いていると、偶然にすれ違う日が訪れます。今回はそんな記念すべき日を満喫した遠州の旅を報告します。
2022.06.11
1.内田将軍と四天王

将軍 内田倫義 /中央
大老 大谷信喜 /左2
老中 久家実 /右
若年寄 樋口誠司 /左
側用人 東正典 /右2
TOKYO2020が繋いだ、五輪の如く支え合う五人の絆。其々のスタイルで街道を歩いてます。
【将軍 内田倫義】
五街道を2度、多数の脇往還を完歩。
五人衆の人生の一里塚を築いた、街道歩きの征夷大将軍。
【大老 大谷信喜】
日光道中完歩後、東海道・中山道・甲州道中を、熟女和宮と共に同時並行で西に向かう、うっかり系大老。
【老中 久家実】
膝の怪我との戦を乗越え、日光道中を完歩後、日本百名城を巡りつつ東海道を西に向かう、歴史大好き老中。
【若年寄 樋口誠司】
1年以上毎週末を街道に捧げ、五街道を完歩後は、いつの間にか同行している妻と脇往還を彷徨う、助平な若年寄。
【側用人 東正典 】
征夷大将軍に仕え、百名山を踏破する筈が、ずるずると街道の世界に。特技は出張と登山を組合せる"東式“出張術。
2.老中と側用人の道のり

老中は春に日本橋を出立、側用人は春に三条大橋を出立、月日は経ち其々は百名城・百名山を目指しつつ、気付けば6/11に大井川付近ですれ違う事が発覚。
これはご両人にお供せねばと、五人衆は、東さんが買ったばかりの最新型EVで、それぞれの発地の掛川宿と浜松宿に向かいます。

自動運転レベル2に、内田家五人衆は今更ながら驚きながら、このまま自動運転したら九州まで行っちゃうとか、富士山見えたら大騒ぎ、薩埵峠見えたらあの道歩いたあっという間に遠州に到着。
二手に分かれて歩き始めます。
3.参勤班

浜松宿に到着。
最近は日光例幣使道や水戸街道を歩いてましたので、大都会の雰囲気に圧倒されてました。

江戸方面に向かう班を参勤班、
京方面に向かう班を交代班、
と今回は命名します。
お恥ずかしい話ですが、私歴史に興味がなく、五街道歩き終える頃に、参勤交代の意味を知りました。江戸に向かう事を参勤、その逆を交代と呼ぶのですね。
今回はいつもの街道レポートとは違い、定点観測はせずに撮っていきます。






浜松市内は遺構が殆どありません。二度歩いている内田さんですら、「風景が記憶に殆ど残っていない」と言ってました。
この様な単調な道を私たちは、"修行道"とも呼びます。
不発弾処理の看板があったので、空襲があった事が想定され、遺構が無い理由がわかりました。
4.近代街道の道標









街道を歩くと、様々な全国展開する小売店を目にしますが、コンビニ以外の2トップは、近代生活インフラであり、近代街道の道標でもある、ENEOSと日本郵政。
生活インフラとして近代を支えて来ました。これからの未来はどの様に業態を変えていくのか、街道の未来と共に気になります。
5.天竜川


天竜川の治水に生涯を捧げた、地元の実業家の金原明善記念館にて、末裔の方からお話を聞く事ができました。人との出会いは、いつまでも心に残ります。








東海道を西から歩いている東さんの定点観測は、浮世絵と同じ風景を、浮世絵と共に撮影する事。
がしかし、今回仲間のために完璧な旅程管理を作成し、新車のEVまで用意した事が影響したのか、浮世絵を忘れてしまいました。
という事で、上の写真の様に内田さんが浮世絵の画像を画面に出しての撮影となり一件落着、スマートフォン様々ですね。
6.交代班



江戸方面から来る交代班からは、時々画像が送られてきます。"東海道どまんなか市"を標榜する袋井市は、かなり楽しそうです。
なんと、久家さんの会社の浜松勤務の矢部君が、親衛隊として一緒に歩いてくれてます。私たちの子ども位の世代が付き合ってくれるなんて、嬉しい限りです。







大井川を渡ると、風景が少し長閑になり、時々現れる松並木が東海道らしさを醸し出してます。
7.見付宿








磐田市の中心部に入ってきました。
Jリーグの、ジュビロ磐田のイメージが強いのですが、街中もそうでした。



見付には国分寺があったのですね、どことなく街に風格を感じます。




旧見付学校、こんな立派な学校がある見付で育って子どもたちは幸せですね。
8.感動の瞬間




歩きながら劇的に会う事を想定してましたが、旧見付学校であっさり会いました。
なんか妙に嬉しくて、まったりした時間を過ごし、再び西と東に其々が歩みを進めます。


やらまいか!おいしょお!
"やらまいか"とは、遠州弁で"やろうじゃないか"の意、この掛け声にあわせ、おいしょお!と返して盃を交わします。
あぁ美味しい、この瞬間のために歩き、この瞬間のために生きてます。
街道の神様に感謝の一日でした。
