北陸道10 金津宿→福井宿
2024.09.03
1.スタート地点まで

夏は歩く時間がまとまって作れるので、長い街道を歩くことができます。
2021年 中山道
2022年 三國街道
2023年 西国街道
2024年 北陸道
北陸道は4日間・5日間・4日間の3回に分けて歩く計画で、今回が最後の4日間。
真夏の暑い中、何とか計画通りにここまで来ました。丈夫な身体に産んでくれた親と、毎日美味しい料理を作ってくれる家内に感謝です。

4~5日歩いては戻って3日仕事をする事を3週連続で繰り返すと、身体が悲鳴をあげて来ます。そんな極限状態での行軍。
今回の歩程は、1日目30km、2日目40km、3日目40km、4日目30km、猛暑日が入ると歩けなくなるギリギリの距離。行きの新幹線の中から心が引き締まります。

金沢駅で新幹線を乗り継ぎ、本日の出発地、金津宿がある芦原温泉駅に向かいます。
金沢駅のエスカレーター、人が右側に立ってます。この習慣は大阪だけかと思ってましたが、先頭の人の鞄にタイガースのバッチが!小さな発見にほくそ笑んでしまいました。


芦原温泉は名人戦で盛り上がってます。
棋士が食べると思われる、勝負めしとおやつのコンテスト、なんだか面白そうですね。
2.金津宿






恐竜のチェーンソーアート、福井県らしいですね。

円柱状のコンクリート祠。
北陸道でよく目にします。

蓮如道石柱。
あわら市内に入ると、蓮如道の石柱が100m間隔であると感じる位のペースで設置されています。
蓮如道と北陸道がルートがほぼ同じらしく、道しるべのような存在でした。

そんな中、やっと蓮如道の説明看板が現れました。



街道は水田の大規模開発で寸断されていますが、一里塚だけは大切に水田の真ん中に残されています。
いい風景でした。




石団子の伝説。
親鸞聖人の伝説は、杖をついたら井戸が湧いたといった様な、明るい話が多いのですが、石団子の伝説は少し怖い内容です。
空腹の親鸞聖人が、老婆に団子をひとつ欲しいと頼むも、娘の土産だと言って断わると、その団子が石になってしまったと言う伝説。
以降老婆は改心したそうです。




丸岡城。
ものすごく魅力的な城です。
迷いましたが街道から離れてるので今回は断念。次に来た時は必ず立ち寄ります。
3.十郷用水





道の隣には水路があり、今は蓋で閉じられています。
往時は、この水路で食べ物を洗ったり、洗濯をしていたと思われます。




十郷用水。
この用水が、地域にもたらした効果は絶大なようで、水にまつわる伝説から、現在の灌漑事業に至るまで丁寧に説明されてます。




冷凍ペットボトルを落としてしまったら、ヒビが入りそこからピューピュー中身が吹き出してきました。
手がベトベトになりもう大変。
皆様も落とさないように気をつけましょう。






蔵と長屋門が一体化してます。
この組み合わせの建物は初めて見ました。






十郷用水の歴史がこちらにも書かれていました。かつては水をめぐっては争いが絶えなかったようです。







追分地蔵。
どの道との追分かわかりませんが、街道を歩いていますと、追分という言葉にそそられ、自分が歩かない方の道の先に、どんな風景があるか、ついつい道の彼方を眺めてしまいます。
4.稲田宿

表児の米(ひょうこのこめ)。
十郷用水の水の恵に感謝し、餅をつき村人の平和を喜び合う祭です。






この付近の祠にいるお地蔵さんは必ず二体一緒に鎮座しており、見るとほっこりします。










街道沿いには水路がずっと残されています、いいですね。





5.舟橋

舟橋。
かつては舟で渡っていた九頭竜川、この地に越前海岸の浦々から四十八艘の船を集め、1578年に舟橋が架けられました。
橋ができた事で地名が黒竜村から舟橋村に改名されています。












コシヒカリ発祥の地。
宿泊先の主人に聞いたのですが、当時コシヒカリは少量で高級な米を生産しようと作られたものですが、地元の方は儲からないのではないのかと、あまり手をつけなかったそうです。

一方で新潟の方々が積極的に導入し、魚沼産コシヒカリと言うブランドが成り立ったそうです。
新しいアイデアを考える人と、販路を拡大する人、そして消費する人、この三者のジグソーパズルがピタッと重なると、新規ビジネスは爆発します。
6.福井宿







斬新でスタイリッシュな建物で異彩を放っています。
いちご大福専門店なのか、覗き込むと原料が無いので休みの様な札が出てました。
人気店である事は間違い無さそうです。



和菓子屋がたくさんあります。
きっと寺や神社が多いからでしょう。





街中の所々に流れる水路、趣きがありますね。











西武百貨店の昔ながらの看板、これは貴重です。このデザインの看板は、日本にまだ残っているのでしょうか?
7.足羽山









福井市内の地図を見ると、福井城の堀の跡が綺麗に残っている事がわかります。天守閣があったらなぁと思ってしまいますね。





愛宕坂。
階段が醸し出す雰囲気、福井市内の眺め、素晴らしい坂道でした。




笏谷石(しゃくだにいし)。
上の画像の青い石が笏谷石、足羽山一帯で採掘されていましたが、もう発掘される事は無いと言われている貴重な石。
水に濡らすと深い青色に変化する事から青石とも呼ばれています。



街道から逸れましたが、足羽山は素晴らしい山でした。




夕飯は宿で食べましたが、撮影するの忘れました。
明日・明後日は40km近く歩くので、夜のパトロールは我慢して早く寝ます。
