西国街道 山陽道4 大蔵谷宿→宝殿
本格的に街道を歩きはじめて3年目、夏は歩く時間がまとまって取れるので、ぐいぐいと街道を進む事が出来ます。1年目は中山道、2年目は北国街道・三国街道、3年目に選んだ道は西国街道。
真夏の京都から下関まで約570km、猛暑との共存も年々コツを得てきましたが、身体と会話しながら西を目指します。
2023.07.18
1.大蔵谷宿


只今の時刻05:59大寝坊…
最終日は適当に歩くと決めてましたので、目覚ましもかけずに、目覚めと共に歩き始めました。既に太陽が照り始めており大後悔…



結納店。
多くの街道を歩いていますが、結納店は初めてみました。愛知県や岐阜県はすごいとの噂を聞きましたが、兵庫県はどうなのでしょうね。



玉子焼は明石では明石焼を意味します。
昨日は夕飯に食べましたが、提供する店がどのくらいあるのか、定線観測していきます。






瀬戸内海が見えます。
この先400km以上の道中で、瀬戸内海を眺められる場所はあるのでしょうか。これが見納めだったりして。









民間救急とは民間の搬送事業者で、転院・入退院・通院などの緊急性がない場合に搬送の予約を有料で依頼できる事業者て、介護などの送迎利用も可能。
救急車との大きな違いは、予約ができて有料である点にあります。この様なビジネスもあるのですね。
2.和坂



地名にもなっている和坂を昇り切ると、ゆったりとした奥行きのある生垣のある道が街道沿いに現れます。
坂を昇ったり降ったり、川を渡ったりする度に、街道の表情が少しづつの変化して行く様も、時速4kmの世界の楽しみのひとつです。





西明石車両基地に、水色の車両が停まっています。
埼玉県の自宅の最寄駅が、京浜東北線の与野駅。以前は上の画像と同じ"味がある“水色の電車が走っていましたが、いつの間にか"味気ない"ステンレス製の車両に入れ替わってました。
いつの日か、ステンレスより高性能な新しい車両が登場すると、“味がある→味気ない“の世代交代が生まれ、その世代交代は永遠に続くのでしょうね。






肉の無人販売所。
看板をよく見ると、3,500円以上お買い上げで餃子20個1袋+ハンバーグ1個プレゼントなど、様々な特典が書いてあります。セルフなので、特典も自己申告で持って行くのでしょうか?
人間の良心に委ねた不思議なビジネスモデルですね。


喫茶店CROWNのロゴが、アルファベットで出来てます。なかなか素敵ですね。








船橋市非公認キャラクター、ふなっしーを明石で見るとは思ってもいませんでした。





明石には、塀の角に鬼瓦がある家が多く見られます。どんな鬼瓦に会えるか楽しみです。

(陳列数42 最高記録)


坂を昇ると新しい街に入り、坂を昇るとまた新しい街に入ります。当たり前ですが降った先の一番低いところに川が流れて、川を渡るとまた新しい街に入る。
街道歩きはその繰り返しです。
3.大久保





祭りの人手不足。
どこの祭りも人が足りないです。一方でよくこんなに人が集まるものだなぁ、と感心する時もあります。祭りには人を惹きつける、形に見えない何かがありますね。






真夏の午前中の街道歩きは、身体を冷やすために、朝食前の部と朝食後の部の2部構成で歩いてます。感覚的にはランチタイムが2回ある感じ。
ゆっくりと朝食を食べて、ゆっくりと身体を冷やせました。冷たいお水をペットボトルに入れて頂き、朝食後の部、出陣です!



大久保駅前。
再開発があったのでしょうか、突然の賑わいにびっくり、テーマパークみたいですね。




気のせいか兵庫のパチンコ屋さん、スケールが大き過ぎです。画像では伝わりませんが、駐車場は物流センター並みのスケール感、地域性もあるのでしょうか。




かつてはコカコーラ明石工場敷地内に山陽道が通っており、工場の塀に山陽道の歴史の説明看板がありました。
4.ため池


赤茶色の屋根の家が目に入ってくる様になりました。
同じ様な色の屋根や壁が目につき始めると、それはその地域の昔からの風習であったり、棟梁の趣味であったりとか、定かではありませんが、時速4kmならではの地味な発見であります。














突然ため池がいくつも現れ始めます。そういえば、暫く河川がなかった様な気がします。
調べてみると瀬戸内地方は降水量が少なく、兵庫県には2万以上もの農業用ため池がありその数は日本一、国内ため池シェアは14%です。地図をご覧になるとわかりますが、明石市や隣の稲見町の地図はため池だらけなので、検索してみてください。












直塗り看板。
建物の外壁に屋号などを直接描いてある看板を、勝手ながら直塗り看板と名付けました。
台風が多い沖縄では、看板が飛ぶリスクを避けるために(私の勝手な妄想)、今でも多くの直塗り看板を目にします。単身赴任中に作成したレポートを紹介します。
5.魚住











立派な給水塔です。
ため池に給水塔、降水量が少ない瀬戸内地方では、生きていく工夫が随所で見ることができます。



瓦屋根付きの塀の角に鬼瓦を載せる家、今までは七福神が多かったのですが、タコの鬼瓦が現れました。明石らしいですね。







6.平岡






















営業していたら絶対に入っている店です。昭和46年から52年間に渡り営業した旨と感謝の言葉が張り紙に書いてあります。
街道を歩いていると、数日間に閉店した張り紙を見ることが時々あり、仕方ない事ではありますが、寂しいですね。















築地(ついじ)塀。
白い筋が入っている寺の塀を、築地(ついじ)と呼びます。筋の本数は格式により異なり五本が最高で、教信寺は五本入ってます。
西国街道のスタート地点の東寺も、五本ありました。










元祖加古川ラーメン。
物凄く無愛想かと思ったら、突然話し始める不思議な店主の店でした。










再び結納の店が登場。
きっと兵庫県は結納を大切にしている地域なのでしょう。
7.加古川宿









かつめし。
戦後間もない頃に、加古川駅前商店街のいろは食堂で考案。現在では100店舗以上で提供され、スーパーでは専用のタレが売られています。





突然商店街の店先で、全身ピンクのご主人が、焙りたての豆を冷ましています。私はコーヒーが好きなので、引き寄せられてしまい店内で飲む事に。美味しくいただきました。
店内では野菜を売っていたり、占いをやっていたり、不思議な空間でした。

商店街の看板に、じけまちと書いてあります。地図を見ると寺家町と表記されてました、良い響きの町名ですね。













8.宝殿



ニッケ=日本毛織で現存する工場のうち、最も古い大正時代に建てられた赤煉瓦工場。内部を補強し現役で稼働してます。建物を大切にする、素晴らしい企業風土ですね。









妙見宮。
洗濯物が干されている軒先を抜けると、個人宅の庭に社殿がありました。夏祭り中止の案内が出てましたが、この場所でどんな夏祭りを今までされていたのか、とても興味があります。








先程ホットコーヒー飲んだ後あたりから、歩いていて熱さを感じなくなり、まだまだ歩けそうな感覚になってきました。このランナーズハイ的な熱さが麻痺する感覚に、身の危険を感じたので今回はここまで。
宝殿という縁起の良さそうな駅名にも惹かれました。


帰りはひかり号でのんびり帰ります。
ひかり号自由席はいつも空いていて、隣に人が座ることはほぼ無く、のぞみ号と比べても20分位遅いだけなので、よく利用します。





富士山を静岡側から撮影すると、若干左に歪んでます。上の2枚の画像をみるとお気づきになると思います。
参考までに山梨県側からの富士山はこちらになります↓

9.延長戦




ちょうど、前職の会社で沖縄単身赴任経験者が浜松町に集い、暑気払いをやってましたので合流。
参加者の二人とは一緒に58号を歩いたり、一人は東海道の真ん中あたりですれ違い飲みにいったり、いつまでも続くご縁です。
国道58号を歩いた時のレポートです↓
次回は3週間後の8月上旬に岡山県・広島県を目指して歩きます。
