街道歩き温故知新11 西国街道 吉備津神社
街道歩きは前に進む事で精一杯。寄り道できず、又来ようと心に誓った場所は数知れず。そんな場所を訪れるシリーズ、街道歩き温故知新。
今回は西国街道の吉備津神社。
2年前の夏に歩いた際は時間がなく寄り道が出来ず、次に岡山に来る機会があったら絶対に行くと決めていた神社です。
2025.07.28
1.スタート地点まで

岡山県岡山市
上の画像は、2023年8月に西国街道の吉備津神社参道入口。
通過した時間が18時を過ぎており、参拝する事ができませんでした。
参道の奥を見つめながら、ここには必ず来るだろうと確信していました。
それから2年、想像以上早くその日がやってきます。
7/29に朝から岡山市内で仕事があり、前泊する必要があるので、又とない機会なのでの早い飛行機で岡山に入り、吉備津神社に行ける事になりました。
このように出張の前後に余暇を楽しむ事を、ビジネス(Business)とレジャー(Leisure)を組み合わせた造語で、ブレジャーと呼びます。
行きの飛行機では、子どものように窓にへばりつき、空の上から今まで歩いた街道探しを楽しみました。

山梨県韮崎市

岐阜県美濃加茂市

岐阜県 羽島市 安橋町 大垣市

滋賀県長浜市

京都府京丹波町
上の画像、山陰道は来年の夏に歩く予定、空から予習しておきました。

空港からバスで岡山駅に。
駅の行き先表示版を見ると、四国・山陰・山陽地方の各都市に向かう列車が集結してます。


岡山駅から桃太郎線で約15分、最寄りの吉備津駅に到着。






駅から吉備津神社まで、10分くらい歩くのですが、中華系の観光客がスーツケースを転がしながら歩いていきます。
なんとその人たちが、桃太郎の歌を口ずさんでいました。
海外でも人気なのですね。



2.吉備津神社 本殿拝殿








茅の輪くぐり。
無病息災など厄払いの御利益があるといわれ、一般的に茅の輪は6月と12月に置かれているので珍しいです。

拝殿の奥をよく見ると、青と白の紙垂(しで)がみえます。青い紙垂は初めて見ました。
街道を歩いて目にする紙垂は99%が白ですが、白以外の紙垂は一度だけ見た事があります。
場所は、北陸道の大聖寺宿にある菅生石部神社。

大聖寺宿 石川県加賀市
最初に見た時は、雨が降っていたので、目の錯覚かと思ってました。

大聖寺宿 石川県加賀市
そんなことはなく、全ての紙垂が黄色かったです。魔除けの色なのかもしれませんね。

大聖寺宿 石川県加賀市
北陸道大聖寺宿、黄色い紙垂がある須郷石部神社を訪れた時の記録はこちら↓



桃太郎伝説の絵が飾られたおみくじ売り場。それぞれテーマ別のおみくじが置かれていました。


これを見にきました。
素晴らしいです、言葉になりません。

拝殿と本殿が一体化しており、屋根が二つ並ぶ"吉備津造り"と呼ばれる国内唯一無二の建築物で、国宝に指定されています。
国内にある神社の数は約8万社、神社の建造物で国宝に指定されている数は30社に満たないそうで、計算すると神社2667社にひとつしかない超希少な存在です。
3.吉備津神社 廻廊



先ほど紹介した、国宝の拝殿・本殿と同じくらい楽しみにしていたのが400メートルに及ぶ廻廊です。

廻廊は境内にある、いくつもの宮を結んでいます。











上の説明看板を見ると、現在の倍の長さの廻廊があった様です。



4.街道リベンジ





これから街道リベンジをします。
街道リベンジとは、街道を歩いた際に見落としていた史跡や、歩き間違えてしまった道を、別の機会に訪れること。
今回リベンジするのは、備前備中国境標石。以前この付近を歩いた時の記録を読んでくださった方から、
「真金一里塚の東側の跨線橋のところに、備前備中国境碑がありますが、それは見られました?」
というコメントを頂いていた事を覚えていましたので、それを見つけに行きます。
2日前の昼ごはんは忘れてしまうのに、2年前のコメントを覚えているのは、何故なのでしょうね。


発見しました、備前備中国境標石。
これに気が付かないとはお恥ずかしい限りです。
これにて街道リベンジ終了。


とても美味しかったです。
街道歩きでは、昼に毎回メニューを見ないで醤油ラーメンを頼み続けていますが、五本指に入る味でした。
5.吉備の中山みち




吉備の中山みち。
先ほど参拝した吉備津神社と吉備津彦神社を結ぶ里山の道。
雰囲気が良さそうなので歩いてみる事にします。

天柱岩登り口。
簡単に昇れそうなので登ってみます。



たった10分程度の登りでしたが、気温が35℃を超えていたので汗だくです。



頑張って登ったものの、木々が生い茂っており景色がよく見えず。
下山します。



6吉備津彦神社



吉備津神社と吉備津彦神社。
2㎞離れた場所にある二つの神社、どちらも吉備津彦命(桃太郎)を主祭神とする神社です。
吉備津神社は"備中"国の一ノ宮、吉備津彦神社は"備前"国の一ノ宮、それぞれが吉備の中山の西と東の麓に建てられています。
岡山の知人に聞いたところ、それぞれにファンがいるそうです。



大石灯籠。
みたことが無いレベルの大きさ、日本一の石灯籠の様です。










岡山に戻ります。
7.再会づくし

前職で一緒に仕事をした田村さん(写真中央)と再会。前回お会いしたのが、西国街道を歩いた2年前。
田村さんは私と同じ時期に退職し、その翌月に出身地の市会議員選挙に出馬して見事に当選。
正義感の塊の様な人なので、惜しまれながらも今年春で任期満了。
今は大学で教鞭をとりながら、今後は民泊の運営を手掛けるそうです。
パワフル過ぎる方で、会うともれなく元気のお裾分けが付いてきます。




翌日は、朝から一日研修の講師。
一日話すのも大変ですが、参加する方がもっと大変でしょうね。

研修が終わり帰ろうとしたら、沖縄勤務時代に一緒に働いていた上司から連絡が。
息子と岡山で開催中のインターハイのバスケット観戦に来ており飲みに行く事に。


沖縄に居た頃は、家に遊びにきたりしていた少年が、高校一年生になり身長も抜かれました。
大人びた会話ができる様になってきてて、成人したら早く一緒に飲みに行きたいです。



土産は念願の日本三大饅頭のひとつ、大手まんぢゅう。
薄皮で甘すぎないあんこがたっぷり、とても美味しかったです。
明後日からは、灼熱の奥州街道 松前道の、宮城県内約150kmを歩きます。
次の街道歩き温故知新はどこになるのか、楽しみです。
