赤山街道 大宮道2 与野→赤山陣屋
関東郡代の伊那忠治が江戸時代初期にに築いた赤山陣屋(埼玉県川口市)につながる道を赤山街道と呼び、大宮道・越谷道・千住道がある。
自宅のすぐ近くを通る大宮道を、2回に分けて歩きます。
2022.02.26
1.自宅から街道まで300メートル

こんなに楽な街道歩きの朝はありません。本日は自宅から出発地点まで300メートル。
近すぎて、出発地点までの撮影スポットが無いのでシーサーがいる我家の玄関を紹介。寒い地域で可哀そうなシーサー、先々週沖縄に出張する日の早朝はこんな目にあってました、

とはいえ、関東地方の寒さにはもう慣れたよね。

5分もたたずに出発地点の庚申塚に。子どが通っていた小学校の通学路、赤コースの途中にあります。

いざ出発、朝陽が差し込んできました。

赤山街道は、途中で産業道路という味気ない名前の道と少しだけ合流し、再び街道に。

この付近はさいたま市浦和区皇山町、お屋敷がたくさんある地域で、立派な松の木がいくつか残ってます。


前回赤山街道を歩いた区間は、大宮区寄りだったので大宮アルディージャの幟が出ておりましたが、ここは浦和区なので、我らが浦和レッドダイヤモンズの幟がたくさん出ています。
近所に練習場があったり、自転車で30分くらい頑張ると、ホームの埼玉スタジアムで観戦できます。

蔵のような建物が残っていますね。

畑も少し残っています。
徐々に空が広くなってきました。
2.富士塚

ちいさな山、富士塚です。

富士塚とは、江戸時代に、霊峰富士を模した山を築き、頂から霊峰富士山を拝み、健康などを祈願したといわれています。


この方向に富士山が拝めるはず。

山頂には庚申塔が、お賽銭がいっぱい。


富士塚前は交通の要所、小さな馬頭観音と小さな道標がありました。

完成度の高い案内表示。

第二産業道路という、更に味気ない名前の道路を、斜めに横切ります。
ちなみに産業道路は、埼玉県川口市と上尾市を結ぶ道。


しばらくこの様な道が続きます。
なんとこの道は県道1号、流石赤山街道ですね!
3.さいたま市の農家

2022年1月現在、赤山街道の起点さいたま市の人口は133.2万人、終点の川口市の人口は59.2万人、両市の人口を足すと192.4万人、多いですね。
赤山街道沿いはJR東日本の駅付近以外は、ほぼ住宅地で時々畑や元農家のお屋敷が散見されます。


こちらの立派なお屋敷は、農家だったのかもしれません。

住宅地に囲まれた畑、がんばれ!

さるまん塚の庚申塔。

どんぐりがいっぱい。

だいこんがにょきにょき。

小さな祠がありました。


国道463号バイパスを横切ります。さいたまシティマラソンのコース。

竜神まつりラッピングの自動販売機。
竜神まつりとは、近くに広がる見沼田んぼ周辺に言い伝えられている竜の伝説が19もあることから、浦和・大宮・与野市合併後のさいたま市で2001年に誕生した祭り。神事ではなく商工会議所主導の祭りで、昇天竜という前長125メートルの竜を作りギネス認定。他にも竜を空に飛ばしたり、様々な試行錯誤を繰り返しています。

農家の納屋風の建物、歴史を感じます。
4.茅葺屋根


旧高野家離座敷。江戸末期に医師の高野隆仙が建てた茶室、代々大切に保存してきた所有者に感謝。


住宅地の中に自然に佇んでいます。

民家の敷地内に赤山街道の看板が、粋な計らいですね。

街道はこんな感じ。


この付近は、庚申塔やお地蔵さんが多く残っています。


屋根で覆われた庚申塔。

庚申塔とは、60日に一度くる庚申の夜に、人のお腹に住んでいる三尸虫(さんしちゅう)が、人が寝ている間に身体から抜け出し天に昇り、過去の罪悪を神に告げるのを防ぐために、夜通し飲み食いをする行事。
立っているのは青面金剛像で、踏んでいるのは邪鬼、その下に猿。
なぜ多くの庚申塔に、見ざる聞かざる言わざるの三猿がいるかというと、神様に告げて欲しくない願いを込めているからだそうです。

国道463号旧道、まっすぐ進むと浦和区中心部。

盆栽造園、終点の赤山陣屋付近に造園が多いのですが、ここにもあるのですね。

澤利喜商店、お米屋さん。

銀杏でしょうか、かなり大きいです。

お地蔵さんがなぜ6体並んでいるか。
人が生まれ変わる可能性がある6つの道”六道(ろくどう)を表しています。罪を償う「地獄道」、
人を見捨てた罰「餓鬼道」、
動物に生まれ変わる「畜生道」、
戦いを強いられる「修羅道」、
煩悩を抱える「人間道」、
天人が住む「天道」があり、
大きなお地蔵さんは”地蔵菩薩”、
六道全ての世界に現れ、全ての生物を救います。
5.氷川神社


埼玉県を中心に300社弱あるといわれている氷川神社、赤山街道では2つ目。


風格ある本殿。

参拝した後にふり返った参道の景色、いいですよね。

神社の前にあった赤山街道の説明文。


JR東日本武蔵野線・東浦和駅。

駅前の大通りから左に其れ、街道らしい道に入ります。

附島橋。
6.通船堀公園

見沼通船堀公園。


美しい竹林。


通船堀とは、水位の異なる川と用水を運河で結び、船運が円滑に出来る様にする仕組み。2つの関門で結んでいます、よく考えますよね!


いまは運河として使用していませんので、水はこんな感じ。
7.船運のまち


附島氷川女体神社。

近所のお婆さんが話しかけてきていきなりクイズ、「この神社のご神体は説明書きに書いてないけど何だか知ってるかい?」楽しそうに訊いてきます。その答えは何と「お姫様の”おこし”」だよと、嬉しそうに教えてくれました。”おこし”とは腰巻のこと、女体神社なのであり得ますね。


稲神社。

六地蔵。


鈴木家住宅、通船事業を担っていました。

いい感じですね。

八丁橋。

芝川、左側の橋の下から通船堀に入ります。

ふり返ってみた街道の風景、鈴木家住宅は屋根がお寺みたいですね。


水神社、船運の街らしい。

立派な庚申塔、本日のナンバーワン!

六地蔵。


又もや稲荷社。


川口市に入ります。

和菓子屋・松鶴堂さん。夫婦で街道歩きをすると、和菓子の土産が定番になっているので、迷わず入ります。


なんと団子1本60円、前のお客様は40本位購入してました。
8.日光御成道

高速道路の入口が近づいてきました。


東北道、彼方に見えるのは外環道。

富士山が見えます。

突き当りの道は日光御成道。江戸時代に整備された幕府管掌の公道で将軍が日光社参する際の道。

日光御成道、江戸方面に向かって歩きます。

石仏がみえます。

前方上空に見えるのは、東京外環自動車道。

下をくぐり、

日光御成道と別れ、いよいよ終点の赤山陣屋へ。
来週・再来週末に日光御成道を日本橋から幸手宿まで約50km歩きます。
9.植木のまち

この付近は、川口市安行地区周辺は造園業が盛んな地域。
日本の四大植木生産地のひとつで、他の三地域は、愛知県稲沢市・大阪府池田市・福岡県久留米市です。


なんか凄いですね。



東京外環自動車道は万里の長城みたいで、この付近にいると目に入ってきます。


盆栽屋さんもありますね。

この看板はオープンガーデンの目印。
10.赤山城

植木に圧倒されていると、終点の赤山陣屋跡地に。


あれれ、表記が”城址”と”陣屋”が混在していますね。


さすが日本四大植木生産地、植栽が綺麗です。

お堀の跡もしっかり残っています。


赤山陣屋の代官伊奈忠治。
関東地方の治水工事・新田開発・河川改修を行い、荒川開削・江戸川開削、利根川の付け替えなど、多大なる功績を残しています。


この様な看板があちこちに。


陣屋敷地内にある、赤山日枝神社。

さて、帰ります。

バスの車庫が近くにあったので、バスで最寄のJR東日本武蔵野線東川口駅まで移動。


東川口駅で降りるまで、バスには誰も乗ってきませんでした。


お昼は埼玉県のソウルフード日高屋、まん延防止期間中の為エネルギー補給はできず・・・・。
11.三つの赤山街道

赤山街道は三つあります。
大宮道 埼玉県さいたま市の永田陣屋から赤山陣屋に向かう道。
越谷道 埼玉県越ケ谷市の杉浦陣屋から赤山陣屋に向かう道。
小菅道 東京都足立区の小菅陣屋から赤山陣屋に向かう道。
まだまだ楽しめます!
