「かっこいいおっちゃん」と呼ばれて
開店当初から来てくれている中国人姉妹がいる。
もう小5と小3だ。
出会った頃は妹ちゃんはまだ幼稚園で、
私のことを「おっさん」と呼んでたっけ。
妹ちゃんも日本語が達者になり、
もう「おっさん」とは呼ばなくなった。
そんな姉妹が昨日来てくれた。
「おっちゃん、これあげるわ」
とお姉ちゃんがくれたのが、
ドリアンのキャンディ。
「ちょっと臭いけどな、食べとったら柔らかくなるし、
おっちゃんやったら大丈夫やろ?」
中国にいたことのある私なら喜んでくれると思ったのだろう。
もちろん、くれることだけで嬉しいし、
「ありがとう」と言ってもらったけれど、
やっぱり臭いねん。
「臭いでえ」
「おっちゃん、あかんかったら、ぺーしてええで」
と言ってくれたので、ペーさせてもらった。
ごめんね。
そう言えば、中国にいた頃、
出社したら会社が臭かったことがあって、
「なんやねん、この臭い!」
って言ったら、
「あ、私です!これです!」
と女性中国人社員。
ドリアンを冷蔵庫に入れていた。
「ちょっとだけ! ちょっとだけ!」
と謝っている体で言ってたけど、
ちょっとだけ! って何やねん!
って事件を思い出した。

さて、妹ちゃんだが、ずっと
「おっちゃん!」
「おっちゃん!」
と私を呼ぶ。
呼ばれて行ったところで、
書いた絵を見せられてり、
「これ何?」ってあらゆるものを指差す。
なので、私も「何の用かな?」的な返しで応じる。
この現象は小学生あるあるなので、
妹ちゃんだけではないのだが、
これに付き合う大人は大変だ。
それを察知してか、
お姉ちゃんが私のことを、
「かっこいいおっちゃん!」
と呼び始めた。
そう呼ばれると、
なんか悪い気がしなくなって、
「何かな?」
なんてちょっとした笑顔で応じてしまう自分がいた。
自分も単純なんだなと思った。
「かっこいいおっちゃん!
私これから機嫌がいいときは、
『かっこいいおっちゃん』って呼ぶわ。
普通の時は『おっちゃん』な」
ようわからんが、ま、いいでしょう。
こんな子どもたちが増えたら、
世界から戦争なんて無くなるのになあって思った。
今日も1日、皆さんにとって良い1日でありますように!
(らおばん)
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