終戦の日にささげる琉歌 〜 1945年に思いを寄せて
一人佇む 二見の浜で
宵まで眺む 波ぬ花
今日の平和よ 永遠にあれ
いくさぬ世ぬ 来なきことを
父の命日と、
まもなく来たる「終戦の日」に
願いをこめまして、
琉歌を差し上げたく思います。
二見の浜は、沖縄県名護市の浜。
代表的沖縄民謡の一つ「二見情話」の里です。
♫うみやまぬながみ ゆすにまさてぃよ♫
(海山ぬ眺み、他所に優てぃよ)
波ぬ花、とは「波の花」で一般的には風や波で
海水中の有機物が泡立つ現象を指すのですが、
沖縄においては青い海にパッと咲いては消える
「白い波しぶき」が古くから
はかない美しさを表す雅な歌の言葉として
しばしば用いられ、時に海に散っていった
人々の命を想起させる言葉となっています。
数え歌でもあります。
沖縄戦の年、1945年が織り込まれています。
ひとりたたずむ ふたみのはまで
1 2 3
よいまでながむ なみぬはな
4 5 6 7 8
きゆのへいわよ とわにあれ
9 10
いくさぬゆぬ こなきことを
1 9 4 5
注 見出し写真は、名護市二見ではなく
宮古島砂山ビーチで私が撮影した写真を元に
AI で生成しました。
注2 琉歌といいましてもいわゆる8886のものではなく、口説=くどぅち、と呼ばれる75調に近いものです。

