【2026年版】ランニングシューズBEST3② テンポ・スピード練習・フルマラソンを100点満点でガチ採点
速いシューズほど「誰にでも合う」わけではない
前回は初心者、イージーラン、リカバリー、ロングランを比較しました。
今回はいよいよ、
テンポラン・スピード練習・フルマラソン です。
ここでは軽量性と反発性の重要度が一気に上がります。
ただし、単純に「軽くて硬い靴」を高評価するわけではありません。
速いペースを維持できること。
脚へのダメージを抑えられること。
そして自分の走り方と合っていること。
この3つを重視します。
① テンポランBEST3
テンポランでは、
反発30%、軽量性20%、安定性15%、クッション15%、快適性10%、汎用性10% で採点。
🥇1位 ASICS MEGABLAST――95点
ここでも登場MEGABLASTです。
SUPERBLAST 3と似た厚底ですが、性格は違います。
SUPERBLAST 3が「何でもできる」のに対して、
MEGABLASTは、「速く走ると楽しい」方向。
高反発フォームを活かしてテンポを上げやすく、カーボンプレートのような強い推進感とは違った自然な反発があります。
つまり、「トレーニングなのにレースシューズっぽい」のが面白い。
テンポラン用としては今回のランキングで1位にします。
🥈2位 adidas Adizero Boston 13――94点
テンポランの王道。
Bostonの魅力は、
「速いけれど、レースシューズほど特殊ではない」こと。
テンポ走、閾値走、ペース走、ロング走。
かなり幅広く使えます。
「速くなるために練習する」という目的なら非常に優秀。
🥉3位 PUMA Deviate NITRO 4――93点
Deviate NITRO 4はNITROFOAMにPWRPLATEを組み合わせたカーボンプレート系トレーナー。PUMAは「everyday runsでのspeed」を狙ったモデルとしています。(PUMA Canada)
しかもPUMAGRIPによる高いグリップ力も魅力。公式スペックでは8mmドロップ、最大クッション、平均800kmの使用目安も掲げています。(PUMA)
つまり、「速いけれど、練習でも使える」というBostonとかなり近い立ち位置。
② スピード練習BEST3
テンポよりさらに速い、インターバルやレペティションを想定。
🥇1位 ASICS MAGIC SPEED 5――94点
ここはMEGABLASTよりMAGIC SPEED。
理由は明確で「速いペースで走るための専用性」です。
MEGABLASTは万能性が高い。
MAGIC SPEEDはよりスピード練習に特化。
したがってインターバルなどではこちらを上に評価します。
🥈2位 PUMA Deviate NITRO 4――93点
Deviate NITRO 4はスピード練習にも強い。
カーボンプレートによる推進力がありながら、レース専用シューズほど尖っていない。
PUMA自身もHYROX向けラインでは、Deviate NITRO 4を「カーボンプレートを備えた実用的なオールラウンドモデル」と位置づけています。(PUMA India)
これはHYROXとの相性を考えるうえでも面白いポイントです。
🥉3位 adidas Boston 13――92点
Bostonはやはり万能。
ただし「純粋なスピード練習」では、より専用性の高いMAGIC SPEEDやDeviateに一歩譲ります。
その代わり、スピード練習+ロング走+ペース走
まで考えるならBostonが上。
③ フルマラソンBEST3
ここでは、
反発30%、軽量性20%、クッション15%、安定性15%、快適性10%、汎用性10% で評価。
ただしスーパーシューズは「万人適性」もかなり重視します。
🥇1位 adidas Adizero Adios Pro 4――96点
今回の本命。
Adios Proは、「速く走るための靴」ではなく、
「速いペースを42.195km維持するための靴」
という考え方で評価したい。
レース専用としての完成度が非常に高く、今回の総合評価では1位。
🥈2位 On Cloudboom Strike 2――95点
OnのCloudboom Strike 2は、Helion HF、CloudTec Sphere、カーボンSpeedboardを組み合わせたトップレーシングシューズ。
On自身もマラソン・ハーフマラソン用として位置づけています。
つまり、「On=デザイン重視」
という昔のイメージではなく、完全なレーシングブランドの一角です。
ただし、Adios Pro 4よりもフィットや走り方との相性を強く感じるランナーがいるため、万人向けでは2位。
🥉3位 ASICS METASPEED SKY TOKYO――95点
ASICSのトップレーシングモデル。
こちらも非常に高性能。
ただしスーパーシューズは、シューズ単体の性能だけではなく、
自分の走り方との相性 が重要です。
そのため「誰にでもAdios Pro 4が勝つ」という意味ではありません。
(番外編)NIKE Alphafly 3は?
Alphafly 3は圧倒的なクッションと推進力は非常に魅力的です。
ただし、評価が分かれる意見もあったため、今回の100点評価では、万人適性を少し重視しました。
したがって、
1位 Adios Pro 4
2位 Cloudboom Strike 2
3位 METASPEED SKY TOKYO
としました。
ただし、「Alphafly 3が弱い」という意味では全くありません。
むしろフォームや足型が合えば、トップ3どころか1位にもなり得ます。
2026年版・最終ランキング
今回2回の記事をまとめるとこうなります。
用途 🥇1位 🥈2位 🥉3位
初心者 🥇Wave Rider 30 🥈CUMULUS 28 🥉Velocity NITRO 4
イージー 🥇NOVABLAST 6 🥈SUPERBLAST 3 🥉Velocity NITRO 4
リカバリー🥇 Vomero Plus 🥈NIMBUS 28 🥉HYPERBOOST EDGE
ロング 🥇SUPERBLAST 3 🥈MEGABLAST 🥉Neo Vista 2
テンポ 🥇MEGABLAST 🥈Boston 13 🥉Deviate NITRO 4
スピード🥇 MAGIC SPEED 5🥈 Deviate NITRO 4 🥉Boston 13
フルマラソン🥇 Adios Pro 4🥈 Cloudboom Strike 2 🥉METASPEED SKY TOKYO
「3足だけ選べ」と言われたら?
ここまで比較して、もし自分が3足だけでランニングをするとしたら、
① SUPERBLAST 3 万能担当。
普段のジョグからロングまで。
② MEGABLAST 速く走る担当。
テンポ・ペース走。
③ Adios Pro 4 勝負担当。
レース用。
この3足でかなり綺麗な役割分担になります。
まとめ――ランニングシューズは「道具」から「トレーニングパートナー」へ
今回、ランニングシューズを比較してみると、本当に面白い結果になりました。
初心者なら、Wave Rider 30
毎日のジョギングなら、NOVABLAST 6
一足で何でもやるなら、SUPERBLAST 3
反発を楽しみながらテンポ走をするなら、MEGABLAST
スピード練習なら、MAGIC SPEED 5 / Deviate NITRO 4
そしてフルマラソンなら、Adios Pro 4 / Cloudboom Strike 2
というように、それぞれに明確な役割があります。
そして今回のランキングで一番伝えたいのは、
「最強のランニングシューズを探す必要はない」ということ。
筋トレでも、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトを全部同じ日に最大重量でやるわけではありません。
スクワットはかかとが上がったスクワットシューズ、デッドリフトはフラットシューズと使い分けてる方も多いはずです。
ランニングも同じ。
イージーの日にはイージー用。
ロングの日にはロング用。
テンポの日にはテンポ用。
レースの日にはレース用。
シューズを使い分けることも、トレーニング戦略の一部です。
そして今のランニングシューズ市場は、その「使い分け」ができるほど選択肢が豊富になっています。
まさに、ランニングシューズ群雄割拠。
2026年は、ランナーにとってかなり幸せな時代なのかもしれませんね。
