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[まだ、自分の才能に気づいていない人の童話] 飛ぶのをやめたダチョウ

むかしむかし、
ダチョウの羽が、いまよりもう少し大きかったころのお話です。

何よりも"速さ"にあこがれているダチョウがいました。

けれど、飛ぶのが苦手で、ゆっくり飛ぶことしかできませんでした。

空を見上げては素早く飛んでいる鳥を見て思いました。

「ぼくも、あんなふうに早く飛びたい」

ツバメは風のように飛び、
ワシは空を切り裂くように急降下します。

ダチョウは、せめて他の鳥たちと同じように飛びたくて、毎日練習をしました。

朝から晩まで羽を動かし、丘の上から何度も何度も飛び立ちました。

けれど、どれだけ練習しても、他の鳥のように上手に飛べるようにはなりませんでした。

ある日、ダチョウは疲れて草原に座り込みました。

すると、地面が揺れていることに気が付きました。

ドドドド……

音の方を見ると、馬たちが草原を駆け抜けていました。

馬の中に、ひときわ速く走る一頭がいました。

走り終わったその馬が、ダチョウの近くに来たので、ダチョウは声をかけました。

「ぼくも、あなたみたいに、速く飛べたらいいのに」

馬は少し驚いた顔をして、やさしく笑いました。

「飛ばなくたって、走ればいいじゃないか」

ダチョウは目を丸くしました。

「走る?」

「きみの脚は、他の鳥よりとても立派だ。
どうして、使わないんだい?」

ダチョウは、鳥は飛ぶものだと思っていました。

馬が走る姿がとても気持ちよさそうだったので、走ってみようと思いました。

それからダチョウは、馬と一緒に走る練習を始めました。

最初は、脚がもつれ、馬のように上手に走ることはできませんでした。

けれど、走り方を教わり、自分の体の使い方を覚えていきました。

風が羽をなで、脚が地面を強く蹴り返しました。

しばらくすると、ダチョウは馬と同じ速さで走れるようになりました。

そして、ダチョウは鳥の中でいちばん速く走る鳥になったのでした。


P.S.
努力が報われないのは、才能がないからではなく、いるべき場所が違うからかもしれません
これが童話のメッセージになります。

書く才能がある人は、書くことで才能が活かされます。

書く才能がある人が、料理を作っていても、書く才能は活かされません。

才能を活かすには、才能を活かせる場所にいなければなりません

あなたにはどんな才能がありますか?

あなたは、自分には才能はないと思っているかもしれません。

でも、それはこの童話のダチョウのように、気が付いていないだけかもしれません。

あなたの思い込みがジャマをしているかもしれません。

他の人は苦痛に思ったり、苦労しているけど、あなたは自然にできることがありませんか?

自分にとってはなんてことないけれど、それで感心されたことはありませんか?

それはあなたの才能です。

でも、もっと才能のあるすごい人がたくさんいるとおもわれるかもしれません。

あなたはの才能はまだ卵の段階です。

まだ育て上げていないのです。

ぜひ、才能の卵を大切にしてください

あなたの中の才能の卵が、ふかするを待っています。


あなたの才能は何ですか?その才能を活かせていますか?

最後まで読んでくださりありがとうございました。

最近、コメントやメッセージをいただくことが増えてきました。
一つひとつ読ませていただく中で、「こういう視点もあるのか」と気づかされることも多く、僕自身とても学びになっています。

もしこの記事を読んで、
・共感したこと
・違和感があったこと
・ご自身の考え
などがあれば、ぜひ一言でもコメントいただけたら嬉しいです。
どんなコメントでも大歓迎です。
いただいたコメントには、必ず目を通し、できる限りお返事させていただきます。

あなたが自分自身に誠実でありますように。


おまけ

[人のことを優先しすぎて、自分を後回しにしている人への童話]を書きました。
創作大賞に応募した作品です。
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創作大賞[人のことを優先しすぎて、自分を後回しにしている人の童話] ひとつ余ったドングリ|[本当の自分を思い出す]童話作家からの贈り物



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