50代の気付きは、女子会より家にいたい
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アラフィフがふと考えること
コロナ禍が落ち着いて、世の中がまた動き出した頃に、私はもうすぐ50歳。
アラフィフになった頃から、ふと考えることが増えました。
お休みの日に女子がみんなで集まって、
変わり映えのない日常をやたらと共感して、延々話すのって、どうなの?
そんなに集まらなくてもいいよね。
LINEでいいじゃん。むしろLINEも減らしてもいいよ?
毎週のように連絡してるけど、必要なのかね。
高齢な両親の話題から、近況まで
お父さん、お母さんの健康状態まで含めて、近況を知りすぎだよ。みんなの両親の体調は、だいたい知っている。昭和何年生まれかも、把握してる。うちの親と同級生とか、一つ年上とかって数え方で覚えている。
先輩のお父さんは、ねずみ年で、もうすぐ90歳のお誕生日。この前、米寿をお祝いしてベージュのセーターを着た写真を見た気がしたのに、もう卒寿。私がご自宅で会ったときは、70代だったのかな。お元気に90歳のお誕生日を迎えられますように。
うちのママが脳梗塞で倒れたことは、みんな知っている。ママが入院して、いろいろ辛かったときには、みんなから励まされたな、そういえば。
がんばれとは言われなかった。大丈夫?って。
ありがたかった。
アラフィフともなると、恋バナ系の華やかな話題はほぼありません。
上質を目指すライフスタイルは、相変わらず。ホテルでブランチして、オーガニックのカフェランチ食べて、スムージー飲んで、たまにミシュランレストランに行って、由緒ある旅館に泊まって、出張はビジネスクラスで。経験値を高めています。
ヴーヴグリコ飲んだり、お酒もいろいろ楽しんでいる。
仕事の愚痴は、全部は言わない。ちょっとだけ。辛い人は、連絡がなくなる。
音信不通になったら、忙しいのか、辛いのかが気になり始める。グループLINEじゃなくて、個人的にLINEして、電話で話すこともある。電話の向こうで泣いている子もいた。
それ以外の変わり映えのしない休日の報告。
オーガニック、ヨガ、ジム、神社仏閣、おしゃれランチ、Netflix、散歩中に見つけたお花、実家に帰った、お父さんの病気、お母さんの悩みを繰り返す。
毎回デジャブ、近況なのに再放送のよう。
私は、消極的にやりとりに参加します。自分から話題を始めることはない。しばらくスマホから離れて、気がついたら、未読が30を超えていることがあります。とりあえず読む。女子会のプロとして、短く返信。
がんばってたカタログ
短い休みでもあんなにフットワーク軽く、女子旅をしていた私。誘われれば断らずに、行く派でした。
小さいスーツケースで旅行していた私が、女子旅に関しては、51歳で完全な引きこもりになっています。
出張なら仕方ない。行くよ。
でも、お休みの日に、わざわざ東京駅には行きたくない。
羽田まで行くことを考えるだけで、疲れる。
成田には、もう行けないな。
北海道、遠く感じる。
韓国でもだいぶ辛いな。
シンガポール、空港を想像して疲労する。
お休みに14時間のフライト、無理。
今までの自分を振り返ります。
出張ついでに、2本ダイビングをする。減圧症対策の飛行禁止時間を計算して、帰りのフライトを予約する。ダイビングをする女子たちとは、「どこで潜ったか」も話題になるから、荷物が増えたけど、なんとかしていた。
金曜日の深夜のフライトで三連休をソウルで過ごす。ホテルに着いて、すぐに垢すりへ。翌朝も、韓国式お粥から始まって、たくさんの女子的な行動。美容に、買い物に、がっつり韓国飯、そして整え。
シンガポールを深夜に出て、成田に着くのが朝、東京駅のコインロッカーにスーツケースを預けて会社へ。ぼーっとしてて、お土産も預けてしまう。同僚に買ったカヤジャムの瓶が重くて、もっていくのがめんどくさくなり、渡すタイミングを逃す。
熊野古道を歩いたり、屋久島でトレッキングをして、筋肉痛を感じながら、ロボットみたいな歩き方で月曜日に出勤する。「女子旅って過酷でしょ」とランチで話した火曜日の帰る頃には、筋肉痛を忘れる。
とか。
40代半ばまでの私は、ずいぶん無茶なスケジュール旅をでやってきました。
旅行前後2週間休みなしなこともありました。洗濯はいつしてたんだろうか。休んだはずが、げっそりしている。
あんな旅はもうできない。正気の沙汰ではありません。
旅行って、疲れに行くものだよね。
もう一度言う、わざわざ疲れに行くんだよね。
温泉だって、帰ってきたら疲れてる。慌ただしく出ていって、帰った部屋が荒れてて、疲れが増す。
お休みは、休みたい。静かに過ごしたい。
いつしか、休息の価値が、体験の価値を上回るようになりました。
女子たちと集ったり、旅したりよりも、私の回復が優先事項。
価値観が、鮮やかに転換しました。
人生の有限性に対する価値観が変わったのです。
「会えない」がポイント
旅行を含む女子会に誘われても行かなくなって、3年くらいになるでしょうか。
私は、「会えないアイドル」と呼ばれてるらしいです。
アイドル部分が重要ではなく、「会えない」がポイント。
以前は、いつでも、どこでも会えた私は、女子会版「会いに行ける存在」あるいは、「会いに来る存在」的なアイドルでした。
今は姿を見せないから「会えないアイドル」らしい。笑
かつて私が参加していた女子会は、この夏、ペナン島や、コタキナバルに旅行していました。
円安でハワイは高いから、みんなアジアを選んでるんだろうな。セレクトの気持ちは分かる。
今年は、マレーシアが人気みたい。
LINEの通知がピコピコ。写真が鬼のように送られてきます。成田の写真から来る。
「行ってらっしゃい」
以外の返信はないよね。
現地に着くと、
わりとよさげなホテルの朝食、
プールの風景。
ビーチサンダルときれいなペディキュア。
エスニックなご飯とランタン。
見慣れた後ろ姿。髪色が変わってる。
トロピカルなフルーツたち。
辛そうな屋台飯、食べかけで。
ストローを指したココナッツと私たちの笑顔。
明後日の方向を眺めるナゾのショットが人数分。
ブスに写った逆に奇跡の瞬間。
東南アジアのどんよりした空。
激しいスコールの写真。
しまいには、共有アルバムがシェアされる。
秒で見て、静かに閉じる。
50代、ポスト女子会の時代に続く。
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