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結局、息子に甘い母☺️

組分けテストまで、あと1週間を切っていた。

私は社会だけでなく、理科の「間違えたところだけノート」も作らなければならなかった。

そして、算数まで手が回らない。

そこで私は、はるくんに言った。

「はるくん、ママ算数まで手が回らないから、算数は問題集に間違ったところだけ星印つけておくね」

これなら、あとから自分で見直せる。

我ながら、なかなかいい作戦だと思った。

すると、はるくんが一言。

「星を見たら、星座を思い出して、ぼく星座ができないから悲しくなっちゃうじゃん」

……。

そこ?

まさかの星座。

「星印」から「星座」へ。

そして、そこから「星座ができない悲しさ」へ。

算数の話をしていたはずなのに、気づけば理科で苦手な星座の話まで広がっていた。

しかも、私が今からつけようとしているのは、ただの星印。

なのに、はるくんの中では、

星印



星座

星座ができない

悲しい

という、見事な連想ゲームが完成している。

……。

そんなこと言われたら。

「じゃあ、算数の間違えたところだけノートも作ってあげるよ」

って言いたくなってしまうじゃないか。

いや、待て。

私は今、社会と理科の間違えたところだけノートを作っている。

組分けテストまで、あと1週間。

時間がない。

ないはずなのに。

「星座ができないから悲しくなっちゃう」

なんて言われたら、

「よし、算数もやろう」

となってしまう。

これが親心なのか。

それとも、はるくんの作戦なのか。

たぶん本人は、何も考えていない。

ただ本当に悲しくなるのだろう。

……やっぱり、かわいい。

そして私はもう、算数のテキストに星印をつけられない。


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