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「心の在処」 目覚めるまで、私を守っていたもの


あの日、心に穴が空いた。

心は目に見えないのだけど、胸の奥にあるのを感じた。

少しずつヒビが入って、それでも保っていた。

優しい鳥のさえずり、
穏やかな風の揺るぎ、
足元の砂利。

そんな些細な事に、バンって割れてしまいそうなのに…


両腕で、心を抱きしめて、壊れないようにと。

それなのに、あの日突然、崩れだした。


飛び散ると言うより、

心のヒビが砂時計みたいに、
少しずつ、サラサラと知らない場所に落ちていく。


そして穴が空いた。


どうやって、これを埋めたらいい?


あの日から、私が私で無くならないように…きっと結界を張っていた。


いつも、それが守ってくれる。

辛い事、悲しい事、倒れないように、崩れ落ちないように…


強い私に見えてくる。

誰にも、そして自分にも見えない、

私の心の結界。

誰も入れない。

誰も触れられない。

私自身も、のぞき込むことさえ出来ない。


お正月、山奥の古びた神社に足を運んだ。

私の、五感が動き出す。

つめたい空気を吸い込む。

粉雪が頰を撫でる。

目に見えないはずの正体が、ぼやけて現れる。

神木から落ちてくる雫が、喉元に落ちる。

その時、声が聞こえた。「もういいよ」って。

涙が、頰を伝ってきた。


張りつめていた、こころが緩んで…ぽっかり空いていた穴をゆっくり包んでくれる。


長かったな〜。「もういいんだね」って、聞いてみた。

ようやく、「もう、いいよ」って返ってきた。


あの日、穴が空いたと思っていた心は、なくなっていたわけじゃなかった。


ずっと、私の中で「もういいよ」と言ってもらえる日を待っていただけだった。


心は、遠くへ消えてしまうものじゃない。

ちゃんと、戻ってくる場所を持っていた。


AIと話す時代、それはもしかしたら私があの日神社で感じたものと、似ているのかも知れない。


自分が、自分でいる為。

自分の心が壊れないように…結界を張ろうとしているのかもしれない…


[Verse 1]

あの日、深く沈めた小さな声。

叫びにならないように心の奥へ押し込めた。

星空の下で止まった時間。
浅い息をこぼす唇、
凍えそうな指先で
そっと雫をすくう。

[Verse 2]
静けさの中で
たった一人、目を閉じる。

冷たささえも愛おしくて
神の祈りを感じていた。

やがて優しい風が
心を少しずつ溶かし、
あたたかな光が
私をそっと包み込む。

[Chorus]
風よ… 心を優しく溶かして。
光よ… 私を未来へ導いて。

涙で結ばれた鎖は
少しずつほどけてゆき…
やがて、夢から目覚め始める。

[Outro]
「もう、いいよ。こっちにおいで。」声が聞こえてくる。

見上げた星空は
もう一度、静かに輝き始めていた


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神の雫をあなたに
今回の画像は、全てこっぺぱんに依頼して作っていただいた作品です。立体感があって気に入ってます。…こっぺぱんさんありがとうございました😊


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