私の不思議な話(10)
※このお話の関連はこちらを見ていただけたら幸いです
知らないうちに
誰かに
何かに
守られていることってあるだろう
そのことには
リアルタイムでは気づかない
後で
そっと
「あーっ」と吐息のなかで
気づくのだ
体が
心が
苦しい時
長い夜を過ごすということ
それは
そのことそのものが苦しい
誰かが明けない夜はないと
言ったとしても
それでも
一分一秒が
果てしなく長く感じ
もう3時間くらいは経っただろうと
枕元の時計を見ると
5分も経過していなかった時の
落ち込みは
半端ない
どん底におとされた気分
そして
また…チクタクと
自分の中の時計を
刻み
今度こそ
3時間は経ったはずと思うが
また
5分しか時は刻まれていない
いったいどういうことだろう
もしかして
時計が故障している?
しかし
そんなことはない
時計は
休むことなく正確に進んでいる
はたして…
終わりはないと
もう諦めかけた長い夜は
明ける
朝陽が降り注いでいるような
そんな気配の中で
そっと
カーテンを
開けてみると
そこには
私を見守るように
朝陽に向かって昇っていく
金色に輝く「龍」…?
以前は
虹色に輝く「虹龍」…に会えた
きっと
朝の光が
いろいろな偶然を
重ね合わせて
そう見えるだけなのだろう
それでも
そのことこそが
「不思議」と言えるのかもしれない
私に
明日への希望を
届けてくれた
そんな「不思議」

