速く走ったらもっと良いフォームになる
だから「速く走れ!」という訳ではありません。
前回・前々回の記事でもお伝えしましたが、重要なことなので、さらに詳しくお伝えします。
繰り返された動きを神経が覚える
ランニングフォームのお話をする時に改めてお話ししようと思いますが、人は"良い" or "悪い"ではなく、繰り返された動作を記憶して習慣化してしまいます。 長い時間走る時に、悪いフォームだとそれを覚えてしまいます。
LSDやジョグは時間が長い。 つまり、"脳と神経に大量に学習させている時間"でもあります。 よくない動きを何時間も繰り返すと、それがあなたのフォームになってしまう。
結果として、ペースを上げても、 「身体の使い方は減速型」 という状態が起きます。
スピードが上がると良いフォームになる
ゆっくり走る時にフォームを意識すると、スピードを上げた時にさらに速くなります。 実はスピードが上がると、自然と良いフォームになる傾向があります。
私は動画でフォームチェックをする時に「ゆっくり目に走ってください」と伝えます。癖が出やすいので…。
ゆっくり走る時に良いフォームを意識すると、速いペースになった時にさらに良いフォームで走り続けられる、ということですね。
意識が変わると、動きが変わる
スピードを上げている時は、
・前へ進もう
・身体を運ぼう
・リズムを作ろう
という意識があります。
しかし、ゆっくりになると、
・抑えなきゃ
・楽をしよう
・疲れないようにしよう
という意識に変わります。
本来、前に効率よく進みたいのに、スピードを落とす動きになってしまいます。
・姿勢を崩す(猫背になる)
・接地後に膝が曲がる
この2つが圧倒的に多いです。
理想は「良い動きを維持したまま出力を下げる」
車で言えば、急ブレーキではなく、アクセルを少し抜いて巡航する感覚。
・ストライドを小さくする
・地面を踏む力を小さくする
・姿勢を崩さない
・重心移動はスムーズに
頑張りを減らすイメージです。
トップ選手のジョグを見ると
トップアスリートがジョグしている姿を見たことはありますか? 速く走っている時のフォームと変わらないんです。
だからジョグでも「技術練習」になっている。
「速く走れ」ではなく「崩しすぎるな」
誤解してほしくないのは、「ジョグでも速く走れ」ということではありません。 重要なのはペースではなく、動きの質を落としすぎないことです。
特に意識したいのは、
・姿勢を崩さない
・膝を曲げてブレーキをかけない
スピードを落とすからこそできること
ゆっくりだからこそ、フォームに意識を向けられます。
良い姿勢を保つことや膝を曲げすぎないことに加えて、重心の真下に着地する練習にも最適なペースです。
ゆっくり走るとストライドが短くなります。
ということは、手前に着地するということ。
身体の真下で地面を踏みつけて前に進む感覚を意識しやすい。
前に進むフォーム作りにはうってつけです。
少し大げさに、身体の後方に着地するくらいのイメージで走ってみましょう。 (実際に後ろに着地することはできないので、安心してください)
体力だけでなくフォームも基礎をじっくり
LSDもジョグも、積み重ねるほど身体に刻まれていく時間です。 その時間に何を学習させるか、意識してみてください。
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