入道雲と夏の夕焼け
今年の夏も、容赦のない暑さが続いています。
昼間、空を見上げると、真っ青な空に真っ白な入道雲が大きくそびえています。
まるで夏の空に現れた巨大な山のようです。
その姿を眺めていると、子どもの頃の夏休みを思いだします。
子どものころ、じいちゃんと一緒に夕方の散歩で、西の空一面に広がった夕焼けを見ていると、
「夏の夕焼けは川を越えるな、秋の夕焼けは鎌を研げ」
と、じいちゃんが話してくれました。

夏の夕焼けは、翌日の天気が崩れることがあるから、遠くへ出かけずに待て。秋の夕焼けなら、翌日は晴れることが多いから、明日の農作業に備えて鎌を研いでおけ。

昔の人は、今のように天気予報を手軽に知ることができなかったので、その代わりに、空や雲、風の変化をよく観察し、明日の天気を予想していたのでしょう。
なんとも生活感のある言葉です。
夕焼けを見て、「明日は晴れるかな」と考えるだけではない。明日の仕事を思い、道具を準備し、暮らしの段取りを整える。
昔の人にとって空は、ただ眺めるものではなく、明日の生活を教えてくれる大切な情報だったのでしょう。

今はスマートフォンを開けば、明日の天気がすぐにわかります。
便利になった時代だからこそ、昔の人のように空を眺めながら、明日のことを想像してみる・・・
・・・そんな時間を大切にしています。



またお会いしましょう。
