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Elmiene&藤井風「Comets+Gold」繊細と落ち着きの極上ハーモニー

Elmieneの繊細な、朝露を帯びて光るクモの糸のような声にうっとりしていると、風さんの、息をしているだけのように自然体で、やわらかな声が耳をとろけさせた。

甘くて、落ち着いていて、慈愛に満ちた、あの大好きな声。

JVKEとの「golden hour」のときももそうだったけれど、コラボの時の風さんの声は、とくに優しい。
きっとお相手の声を、良さを大切にする気持ちが、「いいとこ見せてやろう、負けないぜ」なんて欲はゼロオブゼロのエゴレスな気持ちが、ふわっとやさしく寄り添う、あったかい声にさせるのだろう。
2人の声がどこまでも優しくて、子守歌のようにずっと聴いていられる。

と、ここまでが歌詞を見ずに耳だけで聴いた印象。
歌詞を見て和訳してみたら、ちょっと印象が変わった。
恋愛ソングで、愛する人を失ったときの絶望的な心もとなさ、どう立っていいのかもわからないほどの不安定さが美しく、そして寂しく描かれていた。
「僕は宇宙でたった一人なの?」と。

けれども、風さんのパートになると少し様子が変化する。

Oh, I'm traveling at the speed of light
You would think that I'm invincible
No, 'cause I've been here before
You don't stand alone

光の速さで旅をしているんだ
そんな僕のことを無敵だって思うかもしれないね
違うよ、僕もここにいたことがあるんだ
君は一人じゃないんだよ

この歌詞を少し深掘りしてみると、こんな構成が見えてきた。

Elmiene:愛する人を失って、たった一人宇宙をさまよっているよう。さみしい。つらい。
風さん:大丈夫、僕もそこにいたことがあるんだ。今は光の速さで宇宙を旅してるよ。君もそこからすぐに抜け出せる。別に僕がすごいんじゃないよ、君も同じ。すぐに一人じゃないって気がつくよ。見えないかもしれないけど、僕はいつもそばにいるよ。

一人じゃないよと寄り添ってくれる。
闇の中にも光があると歌う。
愛の中にいて、決してぶれずにそこにいる。
それを何度も伝えてくれるいつもの風さんが、この曲の中にもいた。


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