詩 『花の色香に、蝉が鳴く』
花の色香に、蝉が鳴く
これやこの
行くも帰るも
会うも会えぬも さだめなら
会ひたき人には いかにせむ
ただ 恋ひ焦がれ
名を呼べど
届かぬまま
我 旅立たん
我、いかんとせんや
命短し
叫べよ 生を
我、いかんとせんや
命長きて
耐え抜け 生を
行けども
同じ道
進めど
影は消えず
手にしたものは
さらさら
こぼれゆくのみ
何も変わらぬまま
時だけが過ぎさりぬ
花の色は
うつりにけりなと
瞬けば
散る桜に
咲く桜
ひらりと舞ひて こぼれゆき
なおも
諸行無常の風となる
我、いかんとせんや
命短し
叫べよ 生を
我、いかんとせんや
命長きて
耐え抜け 生を
蒼さんが素敵な曲をかかれており、この歌詞をみてふと過去の詩をおもいだしました。
昔のノートを発掘して、今の心境にかきなおしております。
💙蒼さんありがとう!!💛
https://note.com/sprivalc/n/n76a2f11e16c7
時間の流れとともに失われていくもの、すれ違い、そしてそれでも続いていく生を描いた詩です。
蝉丸と小野小町の和歌を織り込みながら、無常と人の距離を重ねています。
会えないこと、変わらないこと、その中でどう生きるかを問い続ける構造になっています。
タイトル「花の色香に、蝉が鳴く」は、移ろう美しさと短い命の響きを象徴しています。
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