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申し訳ないと思いつつ、今年度、PTAを辞退した話

お子さんがいらっしゃる方、小学校や中学校のPTAにはどんな風に関わっておられるでしょうか。

私は今年度が始まる前に、申し出てPTAを辞退させていただきました。

公式な辞退の手順が見つからず、最終的にPTA会長宛てに手紙を書いてお願いをしました。

ChatGPTにも相談しながら文章を推敲したことを覚えています。

我が家は共働きです。

もともと平日の日中に活動が多いPTAとの両立は簡単ではありませんでしたが、今年は転職も重なり、これ以上続けることは難しいと判断しました。

前の2年間は、くじ引きで比較的重い役職が当たってしまいました。

仕事の合間を縫って何度も学校へ行き、会議や行事の準備をしてきました。

決して嫌だったわけではありません。

実際、PTAがあることで学校行事が成り立っている部分もありますし、子どもたちのために時間を使ってくださっている役員の方々には、本当に頭が下がります。

だからこそ、辞退することには少し申し訳なさもありました。

一方で、活動を続ける中で感じたこともあります。

それは、PTAという仕組みが、現代の働き方と少し合わなくなってきているのではないかということです。

PTAが全国に広く普及した戦後は、現在よりも専業主婦世帯が多い時代でした。

もちろん当時も大変だったと思いますが、平日昼間に学校へ集まることは、今より現実的だったのかもしれません。

しかし現在は共働き世帯が多数派になりました。

我が家も妻は通勤で働いており、必然的にリモートワークが多い私が担当することになっていました。

それでも、会議は学校の会議室を使うため、平日の日中が中心です。

仕事との調整は、毎回なかなか大変でした。

そんな中で感じたのは、「PTAを変えることの難しさ」です。

PTAの役員は毎年交代します。

つまり、一つひとつの行事を経験するのは基本的に一度だけ。

「来年はもっと簡単にできないかな。」

「この作業はなくてもいいのでは?」

そう思っても、

「去年からこうだから。」

「責任の所在が分からない。」

「詳しい人がもういない。」

という理由で、なかなか変えられません。

誰かが悪いわけではありません。

むしろ、みんなが一生懸命だからこそ、前例を踏襲するしかない。

そんな組織なのだと思います。

私自身、小学校の途中でこの地域へ引っ越してきました。

昔からの知り合いも少なく、地域とのつながりもあまりありません。

長年住んでいる方々の中に入って活動することに、少し気後れすることもありました。

PTAは本来、任意で参加する団体です。

近年は加入方法を見直す学校も増えていますが、今でも「自動加入」が慣例になっている学校も多いようで、うちもそうでした。

子どもの友達関係もありますし、「断ったらどう思われるだろう」と考えてしまう人も多いと思います。

10年ほど前、都内に住む友人から「やりたい人だけが参加するPTAに変わった」という話を聞いたことがあります。

その後、そうした改革を実現した方の本も読みました。

とても素晴らしい取り組みだと思います。

でも、その改革を実現するには、大きなエネルギーが必要です。

誰かが声を上げ、制度を変え、周囲を巻き込みながら前へ進めていかなければなりません。

私にはそこまでできませんでした。

なので今回は、辞退するという選択を取りました。

ある意味逃げたわけですが、ときには逃げることも人生には必要だと思っています。

限界まで頑張って心や体を壊してしまうくらいなら、一度その場を離れる。

それも立派な選択肢です。

もちろん、PTAを続けてくださっている方々への感謝の気持ちは今でも変わりません。

だからこそ、「誰かが我慢し続けることで成り立つ仕組み」ではなく、「できる人が、できる範囲で関われる仕組み」が、これから少しずつ増えていったらいいなと思っています。

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