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# JPYCを調べて気づいた「日本経済の悪い癖」

# JPYCを調べて気づいた「日本経済の悪い癖」

## きっかけはシンプルな疑問から

最近、JPYCという円ペッグのステーブルコインに興味を持って調べてみた。

「手数料がほぼかからないって、どういう仕組みなんだろう?」

そこから掘り下げていくうちに、日本経済の構造的な問題が見えてきた気がした。

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## JPYCの仕組みはシンプル

JPYCは1JPYC=1円に固定されたステーブルコイン。

手数料が安い理由は単純で、銀行などの中間業者を通さずブロックチェーン上で直接やり取りできるから。ただし完全に無料ではなく、「ガス代」と呼ばれるネットワーク処理コストがかかる。Polygonなど安価なネットワークを使えば1円以下で済む。

では、手数料を取らないJPYCはどうやって収益を得るのか。

答えはシンプルで、ユーザーが預けた円を国債などで運用して利息を得るモデルだ。預かり資産が増えれば増えるほど、運用益が積み上がる構造。

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## 「薄利多売」に見えてきた

ここで少し引いて考えてみた。

手数料を限りなくゼロに近づけ、運用益で細々と稼ぐ。これって結局、**薄利多売**じゃないか。

日本のビジネスにありがちなパターンだと思う。価格を下げてボリュームで稼ごうとする発想。でも、それって経済全体を豊かにするモデルじゃない。むしろ、じわじわと体力を削っていく構造に見える。

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## 円安が進んだらどうなるか

さらに気になるのが、円の行方だ。

JPYCは円に完全連動している。円の価値が下がれば、JPYCの価値もそのまま下がる。インフレヘッジにも資産防衛にもならない。

日本が財政赤字を拡大し続け、円安・インフレが進んでいくシナリオを考えると、JPYCはその流れに乗っているだけで、それを止める力は何もない。

むしろ、円建て資産を増やし続けることで、円安の影響をユーザーと一緒に受け続ける構造とも言える。

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## 長期的には淘汰されるかもしれない

長い目で見ると、JPYCの未来には大きなリスクが2つある。

ひとつは円の信頼が崩れること。もうひとつは、日銀がデジタル円(CBDC)を発行すること。後者が実現すれば、JPYCの存在意義はほぼなくなる。

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## 本質的な問題

JPYCが悪いというより、これは日本全体の経済感覚の話だと思う。

「安く提供すれば使ってもらえる」「薄利でもボリュームがあれば稼げる」という発想は、デフレ時代に染みついたものだ。でも、それを続けても経済は豊かにならない。

付加価値をしっかり価格に乗せて、適切に収益を得る構造を作っていかないと、じわじわと経済は弱くなっていく。JPYCの仕組みを調べながら、そんなことを改めて感じた。

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円に対して本当に信頼を持てるかどうか、これからの日本経済の行方を引き続き注視していきたい。

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