ブレイズ・クローはいつまでも【DuelMastersMemory 2026夏 22日目投稿記事】
皆さんこんにちは、シグレと申します。初めましての方は初めまして、そうで無い方はお久しぶりです。
今回の記事はぶらっきーさんが主催となった企画、【DuelMastersMemory2026夏】の22日目の記事になります。企画の概要は下の記事をご確認ください。
↓21日目、ななさんの記事はこちらになります。パーフェクトギャラクシーへの並々ならぬ熱い思いが伝わる素敵な記事になっていますよ。
さて本題に戻って。皆さん、デュエマをいつ知りましたか?コロコロコミックはいつ頃買っていましたか?自分は妖怪ウォッチのためにコロコロを買い始めて、デュエル・マスターズは付録だけで遊んでいた、タカラトミーから見たら中々の癖者でした。(お金を出してやり始めたのは王来編ごろです)
時を戻して革命編。デュエル・マスターズはその頃から40枚(+α)のデッキが、コロコロコミックについてくるようになります。2015年から2026年まで、王来〜GoA期を除いて続いたこのデッキ付録は、ジョーやウィンなども入っていたためずっとというわけではありませんが、火文明のデッキになる時スターティングメンバーに必ず入っていた“凶戦士”がいました。

このバージョンを選んでみました
その名は《凶戦士ブレイズ・クロー》。デュエマを知らない方でも名前は知っているようなこのカードですが、彼の歴史はコロコロデッキの歴史と言っても良いほど豊かなものでした。今回の記事はそんなブレイズ・クローの記憶、Duel Masters Memoryを、ご覧いただければと思います。
今回はかなり長い記事のため、目次機能などで分割して読まれるのをお勧めします。
もう一つ前置きですが、公式側のメディアの言葉を論拠にしたものではなくカードリストやティーチング漫画などから(本誌は載せられないため引用もできません、ご了承ください)文章を作っていることを念頭に置いて見てくださると嬉しいです。
0,なぜ凶戦士ブレイズ・クローなの?

要ります?と言われそうですが、要ります。何故このクリーチャーが数多のスタートデッキに入ったかという理由の深掘りになりますね。
ブレイズ・クローがコロコロスタートデッキに、いわば初心者に最初に渡すカードに選ばれた理由は推定するに3つ。
毎ターン攻撃する以外の制約が一切なく、召喚酔いやマナチャージの練習にぴったりなため
最軽量で場に出し攻撃をできるため、『何もできずに負けた』という悪い体験の防止になる
最軽量の攻撃できるクリーチャーのため、様々なギミックとシナジーする
これら3つが、ブレイズ・クローが選出され続けた理由だと思われます。
1つ目は分かりやすく、いわばこのデッキから始める人のための導き役。同じ号でケシカスくんやじーさんなどが追加で漫画を描いてくれて、それを元にティーチングしやすいようにしてくれていますが、そこに超高頻度でいるのがブレイズ・クローというわけです。毎ターン攻撃するという能力は、逆にスムーズに召喚酔いの話に繋がる大きなおまけつきです。
2つ目はゲーム体験の話。とりあえずブレイズ・クローを出して攻撃!ということは「できた!」という成功経験になるもので、後年になるほどありがちな、シールドからも何もできず負けるというのを防止してくれます。結構心にくるんですよね、この体験。
3つ目は少し商業的なお話で、ブレイズ・クローは基本的に速攻大臣である以上にプラスアルファで期待される役割があります、新規で売り出したいギミックとの噛み合いですね。実はコロコロデッキのフレーバーテキストに書いてあることも多いので、そこも含めて見ていきましょう。
次からはコロコロコミックを古い順で見ていきます。まずは初のコロコロスタートデッキ。革命です。
1,革命(2015)火単ドギラゴン


初のコロコロスタートデッキは革命(正式名称)。「わざわざデッキを買ってもらうよりも、もう雑誌につけちゃおう!」という凄い発想の転換であり、まさに革命でした。

検索とかできるのでデッキ商品の再現の時は
最強のアプリになっています。
このデッキはわかりやすい火単速攻のデッキで、シールドトリガーは10枚(内除去6枚、効果なしクリーチャートリガー4枚)という、とにかくデュエマのスタートラインに立たせるためのデッキです。表の切り札は《音速 ガトリング》と《鬼神装甲 ヴァルボーグ》。

このデッキのガトリングは12枚体制のヒューマノイドを侵略元に最速3ターン目で着地し、相手のシールドをかなりの速度で削ります。その勝ちパターンの盤面にいつもいたのがブレイズ・クロー。

大役に選ばれたわけですね。
このデッキのブレイズ・クローの仕事は、序盤の攻撃と終盤の進化元。序盤の攻撃役としては勿論申し分ないですが、ゲーム後半に仕留めきれなかった時、シールドから来たブレイズ・クローが輝きます。(エクスプレス・ドラグーンも同じ理由での収録でしょうね)
ブレイズ・クローを進化元に巨大な《レッツ・ドギラゴン》へ。革命2によるパワー9000以下の破壊という効果を使って邪魔者を退かしながら、Wブレイク、相手にトドメを刺す。そういう筋書きのカードでした。(実際当時やったのを今でも覚えています)
今年になるまでコロコロデッキはTブレイカーが解禁されなかったのもあり、ブレイズ・クローは打点不足を埋める穴としても活躍していきます。なんてったって1マナで出ますからね。
2,革命ファイナル(2016)火自然ドギラゴン


両方入った良いデッキですね。
革命ファイナルのコロコロスタートデッキの特徴は文明の増加と確定除去の追加。2コスト以下12枚という速攻は崩さずに、《ナチュラル・トラップ》や《チャッチャケ・トラップ》のような相手1体をしっかり打ち取れるトリガーが増えています。枚数自体も多いですね。

切り札は《行くぜ団長!ドギラゴン》。まだ剣を咥える前のドギラゴンで、14枚入っているドラゴンから更にドギラゴンにチェンジすることで、手札を減らさず大型を呼び出す革命チェンジの強さを体感することができます。しかしドギラゴンの革命チェンジ条件、火または自然のドラゴンの中でもこのデッキ内で飛び抜けて一番強いのは《刀の3号 カツえもん》。

基本は1〜2コスト→カツえもん→ドギラゴンへの3段階進化を目指していくデッキになっていたわけですね。1コスト…?

そうです、このデッキのブレイズ・クローは勿論初動として以外にもカツえもんの革命チェンジ元としての仕事があり、1000が5000の除去付きにランクアップする革命チェンジの根源的な楽しさを、全国の子供達に教えました。

他に特筆すべき点としては前後の号に《行くぜ1号!ハムカツマン》、《行くぜ2号!ボスカツ》、《超DX ブリキン将軍》の3枚が収録されたこと。コロコロを買った人にすぐ改造を楽しんでもらえるようにと、かなりコロコロデッキと合わせる前提の付録がついてきていたのも、特徴の一つとして挙げられますね。
3,新章(2017)火ゼロジョーカーズ


新章のスタートデッキは見ての通り、沢山のコロコロ作品とコラボしたものがイラストカードになった超豪華仕様。どれだけ版権絡みの話があったかと思うと、子供の時なんとなしに手に取ったこのカードの重みが伝わってきます。

このデッキの切り札である《デック・ザ・デッキー》はNEO進化ならWブレイカー、攻撃時に4以下の相手クリーチャーをペタンコプレス(山下送り)できる代物で、《ヤッタレマン》や《ツタンカーネン》、《激怒!富士山ン!》などから進化することでカウンターを目指していきます。

自社のベイブレードバースト、蒼井バルトくんとのコラボでした。
このデッキのブレイズクローの役目は、足りない打点の補助。ここまでの2つのように何かギミックに根差しているわけではなく、単純にブレイズ・クローとして早めに攻撃するのを要求される感じですね。《ブルマン・チュリス》のようなNEO進化もあるにはあったので、革命編と同じく進化元としての運用もありました。


地味に前年に比べて解禁された要素も多く、《ツタンカーネン》でコロコロデッキ初のドローカードが、《ドドンガ轟キャノン》でスーパーシールドトリガーとはいえ複数除去が解禁されています。少しずつカードパワーも上がってきたところで、初めてのブレイズ・クローの入らないデッキ、双極篇に行きましょう。
4,双極篇(2018)ゼロ自然ハーフデッキ
ブレイズ・クローの入らないデッキでも、ちゃんと紹介しますね。

デュエル・マスターズを始めても、デュエマをできる友達はいるのかという問題があります。友達はデュエマを持ってると限らないと言うわけですね。じゃあ2デッキあれば良くないかということで、
ゼロ文明のジョラゴンジョーカーズ20枚
自然文明のオウカブトデッキ
上記2つを合わせた40枚デッキ
の3つに組み替えられるわけです。ハーフデッキはデュエマ布教用に使いながら、40枚デッキで普段通りのことも行うまさにツインパクトなデッキです。

このデッキの切り札は小型化した2大マスター、《ジョラゴン・ライジング》と《オウ禍武斗・ライジング》。


当時遊んだ身としては、ジョーカーズ側が少し苦しかったかなと言う印象。《ワ・タンポーポ・タンク》や、どう考えてもブレイズクロー枠として入れられたポレゴンなどでゆっくりと盤面で負けていったように思います。それでも、普段に甘えず新しいギミックや考え方に挑戦し続けている良いデッキだなぁと感じます。

5,超天篇(2019)火単GR速攻

「俺のデッキは52枚!超GRゾーン入り52枚!」ということで、コロコロは若干値段を上げながらも52枚のデッキを突っ込みます。外部ゾーンのカードが入ったデュエマの付録デッキは唯一のものであり、テーマは革命から原点回帰の火単速攻。その時からトリガーなどのカードパワーはとんでもなく上がっていますけどね。


この書き方に既視感がある方は妖怪ウォッチをやっていた方です。
デッキの動きとしては序盤はブレイズクローなどの小型で埋めていき、3〜4コストでGRを回し始めるという感じです。更に軽量除去の王様、《スチーム・ハエタタキ》や火のGRを使ったアグロデッキのお供である《KAMASE-BURN!》が入っていたりと太っ腹です。
このデッキの切り札は《プラモデ〜ル》と《The ジョラゴン GS》。


プラモデールは出た時と攻撃時にGRできるため、当時としてはなかなかな3面展開を行うことができ、それがうまく行けばジョラゴンGSがパワーアップしてバトルゾーンに。まさにフィーバーですね。あれ、そういえばここまでブレイズクローの話してませんね?

彼に任せられた仕事は、超天編からデュエマを始める人への先生役。1コストの初めて召喚するクリーチャーからGRがなんだと言われたら頭がパンクするに決まってますから、あえてシンプルなカードが小型には多く入っています。他の小型もバニラやスピードアタッカーオンリーだったりしますからね。
初心者の受け入れ先でありながら、今年の挑戦、GR召喚の受け入れ先になる。クリーチャーが並ぶと強いというのは、GRを使う上で覚えてもらいたいわけですからね。そのような役回りを期待されたと考えられますね。
6,十王篇(2020)火自然モモキングvs火闇ジャオウガ


今回は十王編ということで、10チームの戦いが主になります。その上で双極編のように対戦で遊んで欲しいということなのでしょうか。前代未聞のコロコロデッキ2連打というとんでもない大盤振る舞いになります。
このデッキをきっかけにちゃんとデュエマを始めたので、筆者的にはそういう意味でも思い出深いデッキです。


今回のデッキはメインデッキだけに戻った影響か、かなり強力なカードが増えています。妥協なしの《爆獣ダキテー・ドラグーン》や《デーモン・ハンド》の4積み、そしてそれぞれの陣営のギミックを発動させれば3コストでWブレイカーを呼べる《はなさかジェントル》や《グレンマ入道》などが4枚採用されています。


このデッキの切り札は、《切札ジョー&モモキング》と《鬼札アバク&ジャオウガ》。モモキングは4コストでキリフダッシュできるSAで、単純にフィニッシャー性能が高いです。それに対してジャオウガは6コストと重いものの鬼タイムの7000マイナスでモモキング側の全てのクリーチャーを溶かすことができると、この2つのデッキで遊ぶことを前提にした関係が取られていました。
余談ですがジャオウガ側の鬼タイムの都合、モモキング側もすぐ攻撃できなくて煮詰まってくると難しい対面だったのを今でも覚えています。


さて、ブレイズ・クローはモモキング側に抜擢。やはり主人公のジョーくん側に入っているのは、やはりティーチングカードとしての役割を買われてのものでしょうね。

ブレイズ・クローが今回紐づいたギミックはキリフダッシュ。1,2とクリーチャーを並べられると、相手が先行3ターン目に《迎え撃つ者 ボーン・アーム》がいても1体を相打ちにして《はなさかジェントル》がキリフダッシュ。序盤のアタッカーだけでなく大型の呼び水となる強力なクリーチャーになります。
そしてこの年から、現実的に4ターンキルが出るようになってきます。ここ超大事なので覚えておいてください。
番外編,王来篇(2021)火単モモキングvs闇単ゲンムエンペラー
最初に伝えたように、王来編からGoAまでの2年間、コロコロコミックの付録デッキは一旦幕を閉じます。寂しいですが、その間を埋めたこんなデッキがあったのです。


タカラトミーアーツさんの方から出た食玩としてついてきたこのSPキングデッキは、これまでと違い新ギミックが一切存在しない完全なティーチング、初心者専用デッキ。まぁスター進化やEXライフなど、この年のものが初心者デッキ、コロコロデッキにするのは難しそうだったというのもありますけどね。(あくまで推測です)
今回のデッキの切り札は、《英雄龍 モモキング》と、《闇龍 ゲンムエンペラー》。お互いがバトルするとバトル勝利とスレイヤーで相打ちになるようになっているのは計算されていたものでしょう。


マッチアップ的な話をすると、どれだけ相手のクリーチャーを取って相手を息切れに追い込めるかというのがあります。現実的に1枚で2枚以上の得を取るカードがWブレイカー組と後述するシュトルムしかいないため、経験者同士でゲームをすると起こることは高度なリソースゲームです。シールドトリガーでちゃんとゲームの天秤が動きますし、どちらかというとボードゲーム的楽しさがありますね。
そういう意味では闇文明に除去効果やスレイヤーが多く有利そうに見えますが、いざ盾を詰めると《破壊者 シュトルム》のような複数除去のトリガーが火を吹いて…。のような絶妙な関係です。

ブレイズ・クロー並びにザビ・クローは1コストのティーチング用のクリーチャーであり、ゲームを膠着させないための着火剤。相変わらず仕事が多いです。さて、ここからは斬札ウィンにバトンが渡り、闇文明のデッキとなるコロコロデッキ。ブレイズ・クローはお役御免ですかね。あれ、そういえばザビ・クローって…?


7,アビスレボリューション(2023)闇単ジャシン


さて、王来MAXから1年明けてコロコロデッキはついにウィン編に突入です。ウィン編に入って初めてのデッキは、できる限り難しい要素を排した闇単のデッキ。馬力自体は低めですが、同時期にやったにじさんじのイベントなどに配られたことなどを考えると、普段よりティーチングにステータスを振ったデッキだったと感じます。
切り札は《深淵大帝 ジャシン》と、《黒神龍メタル・ザンギラス》。ジャシンはデッキ内唯一のアビスラッシュによる即時打点Wブレイカー。メタル・ザンギラスは継続的に3以下のクリーチャーを踏み倒し続ける中々のクリーチャーでした。


サビ・クローももちろんフル投入。ティーチングを意識されすぎたためかデッキとのつながりはかなり薄かったようには感じてしまいますが。

十王編の付録デッキに比べると、出力が低いことは否めません。サブフィニッシャー以上であるWブレイカーの着地が3〜4ターン目の十王編と比べ、こちらは5〜6ターン目ですからね。ただしリソースを獲得するのが苦手なコロコロデッキ同士だと、《騒乱の影 ウエスタン・バレル》のようなハンデスが強かったのは言うまでもありません。
このような構築になった理由として考えられるのは、この年のアビスレボリューションは種族テーマであったから。いわば前のカードプールがほぼ使えない状態(アビスに至ってはGoAプールのみ)であるため、いくらか先行収録しても無駄だと判断されたのもありそうです。何よりスタートWINデッキというキャラなりきり、コンセプトデッキの叩き台に丁度良いものもありましたからね。
さて、その翌年からは一般販売でいきなりつよい500円のデッキが登場。コロコロデッキは、ここから「いきなり」強くなります。
8,王道篇(2024)闇単ハイパーアビス

ブレイズ・クロー系列がついにデッキからいなくなりましたが、まず一つ。この年はデッキが春と秋の2つ出ました。大人の方々の本気ですね。それはともかくとして、1つ目のデッキが本当に強いのでまずはこれを紹介。

このデッキ、王道篇からの新録もしくはデッキ限定のカードが7/11種類です。もうこの時点で過去のコロコロデッキより飛び抜けています。それがほぼ4枚積まれているんですからとんでもないです。
デッキとしてすごく高水準で、切り札である《邪魂のジャシン帝》はアンタップとはいえ初のプレイアブルなサイズ無視の除去。自分ターン中破壊以外への耐性もありフィニッシャーとして十二分な上、《ド:ノラテップ》からの3ターン着地も可能とやる気に満ち溢れています。

そして他のメンバーもやたらと粒揃いが多く、ブロッカー、トリガー、ハイパー化元の3役をこなす《コミック=コロック》に始まり、スレイヤーでタップ時墓地を3枚増やす《シックル=シーク》、墓地を3枚増やしながらタップで墓地を回収する《カリッキ=リッキ》、墓地5枚以上で2コストになり、サイズ無視の確定除去を飛ばす《シェルフ=ガーチェルフ》と、今まででは考えられなかったようなハイパワークリーチャーが現れます。まぁ2/4が当時の最新弾から引っ張ってきてますからね。


急にデッキパワーが上がった理由として考えられるのは、いきなりつよいデッキの登場。コロコロデッキを持って友人と戦う時に想定されるデッキパワーはやはり無改造スタートデッキですから、同期のいきなりつよいデッキ、火単我我我の速攻を受け切れるトリガーと、巨大天門のブロッカーを最低限打ち取れる除去力が必要とされたのでしょうね。

さて、10月号にもデッキが登場、王道編の後半ギミックである、ハイパーエナジーを引っ提げてのデッキとなりました。

今回の構築は自然文明をタッチし、徹底的にバトルゾーンにクリーチャーを作るデッキ。ハイパーエナジーはコストが散らないと厳しいところがあるので、ついに手札を消費しすぎない踏み倒しである《ド:ニーワ》が解禁されたりと、かなりここも進化を感じます。

切り札は《ハイパー=暴=ジャシン帝》。ハイパーエナジーで最低1コスト、最速3ターンで召喚できる8000のブロッカーで、出た時墓地からクリーチャーを2枚回収できます。これの何がすごいって、ついにコロコロデッキは、1枚のカードで手札を2枚増やす領域に到達したということです。ここまで見てくださっているみなさんは、一つまたパワーラインを突き破ったんだなと思ってくださると思います。
【#デュエマ × #運命の巻戻士】SPコラボまんが!!!
— 運命の巻戻士【公式】最新12巻発売中! (@MAKIMODOSI0318) September 13, 2024
原作にはデュエマといえばの松本しげのぶ大先生!
ガチのデュエマチームが参戦!
⏪デュエルに勝つまで“リトライ”!
発売中のコロコロ最新号にはSPまんが&すぐに遊べる40枚デッキ付き!
クロノといっしょにデュエマを始めてみませんか? pic.twitter.com/5NbLb76Xyk
さて、ここで余談を2つほど。1つ目は10月の方のデッキ宣伝マンガは、来春めでたくアニメ化する『運命の巻戻士』だったのですが、巻戻士である主人公のクロノに与えられたミッションは、『付録デッキで同僚のレモンが操る2024年10月当時当時最強だった光闇火ファイアーバードに勝て』というもの。
巻き戻し(リトライ)を何度も使いどうにかレモンに勝ちましたが、馬力が違いすぎる上、当時は分からなかったとはいえ殿堂入りを2回しないと止まらなかったデッキに勝てというのは、中々酷な物ですよね…。バルピアレスクで追加ターンを取られまくった時は、流石に苦笑が勝ちました。
余談はもう1つ。この年出た2つのデッキ、合体させると恐ろしく強くなります。それぞれにある弱みを、もう片方のデッキが補う方法を持っているんですね。春の方はリソース能力が足りず、秋の方は除去能力が足りていないので。完全に趣味ですが、2つを合体改造したスタートデッキを置いておくので、時間があったら見てくださると嬉しいです。

9,王道W(2025)闇単アビスDDD

さて、ついに王道W、去年までやってきました。ここまで来ると記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。さて、今回は珍しく春ではなく秋の10月号付録。いきなりつよいデッキが闇単アビスであったことや、G-NEOクリーチャー、超魂Xの複雑さを避けての秋付録でしょうか。

今回のデッキはシールドトリガー、Gストライクが心許ない代わりにリソース方面と突破力に振ったデッキ。序盤は墓地を肥やすクリーチャーを使いながら、DDDで1コストで墓地肥やしと回収をこなす《危識:邪道、轟き中》に始まり、味方のタップクリーチャー全てにスレイヤーを与える上、自分のクリーチャーが破壊されてもドローできる《ジョーロー=スイーロー》、墓地召喚の《レー=ドール》にアビスラッシュの《ベル=ゲルエール》と、手数には困りません。

そして切り札は《至高の邪神 アビスベル》と《究極の蛇神 ヴリドガルド》の2体。アビスベルはここまでに貯めた墓地を破壊体制として使用することができ、耐性付き打点としてもブロッカーとしても役立つ便利カードで、ヴリドガルドは最短2ターンで着地するWブレイカーである代わりに進化でないと攻撃後破壊されるという制約がありました。侵略みたいに重ねて使ったり、使い切り打点として貯めたりと、DDDの自由さをかなり活かしたカードでした。


この年、事実上のTブレイカー以上、パワードブレイカーである《フォック=ジャック》が解禁されており、そういう意味ではかなり打点やゲームの組み方的に革命が起こったデッキでもあります。また、DDDが4種14枚も採用されているデッキでありながら、G-NEOクリーチャー、超魂Xのようなカードは一切入っていないあたり、この年のメインギミックはいきなり遊ばせるには難しいと開発の皆さんは考えていたのかもしれませんね。

10,逆札編(2026)火闇ヘヴィウィンメタル

さて、ついに今年までやってきました。今回のデッキはZラッシュを使った超化獣のデッキ、火と闇のデッキです。火と!闇のデッキです!さて、前振りが済んだところでデッキリストを見てみましょう。

さて、先に切り札の話を。切り札の《逆札神ヘヴィ・ウィン・メタル》は、最初は4コストのブロッカー破壊と平凡ですが、Zラッシュによりシールドが離れるとスピードアタッカーのTブレイカーという暴力の化身へと豹変。そこまでにも除去カードである《ド:コータ》や《迫撃兵ショウマ》、ドローソースである《斬斬人形コダマンマGS》、《魔誕幼蟲エキサイトワーム》など、粒揃いの中堅が揃っています。

そしてコロコロスタートデッキは、ついに3ターンキルに足を踏み入れます。仮想敵がドキドキつよいデッキとなっており、ドキドキつよいデッキ26つ目のデッキと数えられている以上、これくらいのことはして然るべきなのでしょうね。方法も簡単な3枚コンボ。



………誰がここまでやれといったのでしょうか。今回のブレイズ・クローはティーチングカード兼Zラッシュ発動役兼3キルパーツです。

3ターンキルに頼らなくても相手を除去しながら超化獣を継ぎ足し続けるだけで生半可な相手は屠ることができるため、こと地上戦意識のデッキは有効トリガーを引けなければ環境デッキだろうと轢き潰してしまうほどの馬力を発揮します。
こうしてデュエマはコロコロコミック本誌から週刊コロコロコミックへと拠点を移し、今に至るというわけですね。次の章でまとめとさせていただきますね。
まとめ
ここまで長い記事を読んでいただき本当にありがとうございました。持論ですが、構築済みデッキというのはいろんな人が集まって、楽しく遊んでもらうために知恵を集めたとてもすごいものだと思っています。コンテンツの入り口が、コンテンツに入って最初に触れるものがどれだけ大事か、皆さんも心当たりがあると思います。
皆さんも他のデッキや、プレイヤーが作ったデッキなど、自分で考えてみると新しい発見があって楽しいですよ。ブレイズ・クローが採用された意図に絞って今回の記事は書きましたが、皆さんの好きなカードがなぜそのように使われたのかなど、考えてみるのも面白いと思います。
明日は23日目、朝からポテチさんの記事。デュエル・マスターズの楽曲を軸に今回の記事を書いているそうです、そちらも楽しんでいただけると嬉しいです。
↓朝からポテチさん記事リンク
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