【スト6思い出編】なぜ、テリー・ボガードを使い続けるのか。
はじめに:「Are you OK?」
ストリートファイター6の舞台に伝説の狼が降り立ったとき、私の中に迷いは微塵もありませんでした。

それは、今のプレイ環境やキャラランクを天秤にかけた「選択」ではなく、30年前から決まっていた「再会」だったからです。
なぜ、私はテリー・ボガードを使い続けるのか。
その理由は、私の人生の節目に、いつも彼がいたからです。
(これまで記録、まだ読んでない方はこちら↓)
1.1996年、お年玉のすべてを「狼」に捧げた幼少期
1996年。子供だった私の手のひらには、親戚からもらった数枚の千円札がありました。
同年代の友人たちが最新の玩具や漫画を買う中、私は迷わずゲームセンターの暗がりにいました。
『THE KING OF FIGHTERS '96』。

それまでのシリーズとは一線を画す、スタイリッシュで攻撃的なテリーのモーションに、私は一瞬で心を奪われました。
負ければ即終了のヒリつく世界。お年玉を100円玉に変え、一日中筐体にかじりついていたあの時、私に「戦うことの厳しさと楽しさ」を教えてくれたのは、パワーゲイザーを放つテリーの背中でした。

2. 兄と見守った、英雄の「変革」と「継承」
私には、同じようにSNKを愛する兄がいます。
私たちの兄弟仲を繋いでいたのも、やはり格闘ゲームでした。
忘れられないのは、『餓狼 MARK OF THE WOLVES』が登場したときのことです。
トレードマークだった赤い帽子とベストを脱ぎ、大人びた茶色いボンバージャケットに身を包んだテリーが現れたとき、私たちは言葉を失うほどの衝撃を受けました。

「テリーが、大人になった……」
その変化を兄と一緒に喜び、熱中した記憶。
テリーは単なるゲームのキャラクターではなく、私たち兄弟が共に成長を見守ってきた、家族の共通のヒーローでもあったのです。

3. 『カプエス』――夢の境界線を超えた興奮
そして、格ゲー史に刻まれる伝説のタイトル、『CAPCOM VS. SNK』。

MILLIONAIRE FIGHTING 2001
テリーが、リュウやケンと同じ画面で戦っている。その光景を初めて目にしたときの震えるような興奮は、今でも鮮明に覚えています。
世界の壁を超え、カプコンの強敵たちと対等に渡り合うテリーの姿。
彼がどこへ行き、どんな戦場に身を置こうとも、私は彼を使い続ける。
その確信が、自分の中で揺るぎないものになったのは、間違いなくこの時でした。

4. 結び:赤い帽子を、脱ぐ理由がない
ストリートファイター6で再び彼を動かしている今、私はかつての自分たちと再会したような気分になります。
お年玉を握りしめていた少年時代も。
兄と最新のデザインに感動したあの日も。
カプエスの夢の舞台に胸を躍らせた瞬間も。
そのすべてが、今の私の指先に宿っています。
デバイスが変わっても、環境が変わっても、私の魂には「テリー・ボガード」というOSが刻まれている。
だから、私は今日も当たり前のように赤い帽子を被り直し、対戦ボタンを押すのです。
四半世紀を共に歩んできた、最高の戦友と共に。
「……OK!」

(私のACT10の結果報告はこちら↓)
