覚醒の話103 様々な浮気心を戒める ものを成就するために(917文字)
「成功する人は、錐のようにある一点に向かって働く」 ポギー
「何方(いずかた)をも捨てじと心にとり持ちては、一事も成るべからず」 吉田兼好
何事もひとつのものに焦点を絞って行動する、というのがポイントのようです。
何事かを志し、それに心を向けた際、自分が皆から多少の遅れを感じたとしても、引け目を感じることなく、忍耐と積極策で立ち向かっていくしかない。
出遅れたとて、何も気に病むこともない。
遅れなど、大したことではなく、いくらでも挽回できるものだからです。
年齢的にも経験的にも劣る後輩が、切磋琢磨して、いつの間にか先輩を追い越して、会社内での実績を挙げていくなんてことも珍しくはないでしょう。
学内では成績の劣る生徒が、一念発起して勉学に精進し、数か月の間でトップクラスの成績を収める子もいるのですから。
要するにやる気の有る無しと忍耐、創意工夫、試行錯誤の結果でしょうかね。
大事なことは、その目的に一心不乱に向かっていって、他のことに心を移さない覚悟でしょう。
何かひとつの障害にぶち当たったとき「この道は良くない」と簡単に諦め、次から次へと、興味のある方向にどんどん心変わりしていく人は、結局、何ひとつ成就することなく、歳月ばかりが過ぎてゆき、何も成し遂げるものがなかった一生、という結末が待っているだけです。
この浮気心のある人は、そのことをよくよく認識して、何かの一事を成就するよう、戒めを持たなくてはなりません。
「あれもやりたい、これもやってみたい、と、色々な事柄に興味を持つ」ということ自体は決して悪いことではなく、心が若々しい証拠でもありますが、何かをものにしようと心掛けた際には、マイナス要因となるでしょうかね。
ひとつのことを十分に成し遂げて、自分でもある程度納得した心境になってから、次の目標へと向かっていく。そうした心得が肝要かと思います。
とかく才能の豊かな人は、色々と目移りすること、心変わりすることも多いかと思いますが、何でも物事はひとつずつ、ひとつずつ積み上げていって成就するものだ、ということを肝に銘じて忍耐していくべきでしょう。

