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読書感想文 | 小川哲先生『言語化するための小説思考』 〜物語のつくりかた前日準備〜

 明日5/22(金)に『小説家・小川哲さんの「物語のつくりかた」(聞き手: 志賀玲太さん)』に参加します。会場観覧は抽選があるとのことでしたが、有難いことに、抽選に当たり、現地で講演を拝聴できる運びになりました。

 小川哲先生が講演をなさり、自分が拝聴できると分かった時、前日までに必ず読みたいと思っていた本がありました。小川哲先生著『言語化するための小説思考』です。
 noteイベント情報を拝読した時、気になっていた文言がありました。

着想から完成まで、作品の芯をどう保ち、読者を呼び込む形へ育てていくのか

noteイベント情報より

 貴重なお話を伺えると歓喜したと共に、小川哲先生が記された"思考術"を予習してから、現地に向かいたいと思いました。

 影山さくらは、あらゆる方々の創作論の著書を拝読してきました。小説の書き方を知らなかったため、大人になって小説を書き始めた時、むさぼるように読みました。

 本作は、所謂、創作論とは異なる本でした。まさに小川哲先生の脳内を拝見しているような感覚に陥りました。「まえがき」の次に「小説王国の法律について」が始まり、全編を通して、小川哲先生が小説を書いている際に、どのように"思考"されているか、記載されていました。
 創作論では「困った時は、〜すべし」といった文言が多いように感じておりますが、本作ではありのままの"思考回路"を見せて頂いた気分になりました。

 何よりも、痛感したのは「読者」が存在する重要性。影山さくらは、作家の方々のトークイベントがあると聞くと、東京多摩地方から大阪府まで行くこともありますが、最近、拝聴したトークイベントの全てにおいて、「読者目線」について語られていたように思います。
 本作では、小川哲先生が「読者目線」を分析する"思考回路"を記載して下さったように感じました。貴重な内容を教えて頂くと共に、やはり、自分は「読者」をより強く意識する必要があると痛感しました。

 十分な予習になったかは不明です。何しろ、小川哲先生の著作で拝読できていない小説もありますので、万全の準備が整っているとは言い難いように個人的に思います。
 しかしながら、明日の講演内容と密接に関係している内容が含まれているように感じたため、前日までに読めて良かった、と思っています。非常に読みやすい本ですので、明日の講演に参加される方も、今からでも読めるのではないか、とも思っています。
 また、1回読んだだけでは足りないようにも感じました。小説家志望者が彷徨っている事柄が一冊に凝縮されているため、繰り返し拝読したいと思います。小説家志望者だけでなく、読書好きの方にとっても、「小説家はこのように小説を書いているのか」と興味深く読める一冊だと思います。
 再度読み直して、自分の中で噛み砕き、今後、小説を書くうえで頭に叩き込みたいと思った本でした。

言語化するための小説思考

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