ポルトガル🇵🇹③

私がポルトガルから帰国してわずか数ヶ月後。

同時期にサンタ・クララへ移籍してきた
クレイトン(ブラジル人)が
FCポルトへ移籍していた。

FCポルト、スポルティングCP、SLベンフィカ
この3チームがいわゆるポルトガルの'ビッグ3'

毎年、この3チームの中から、
ポルトガルリーグの優勝チームが決まる。

1934年からスタートした
ポルトガルサッカーリーグ。

その長い歴史の中で、
過去に上記3チーム以外が優勝したのは、
たったの2回だけ。


私がポルトガルに渡った2000年前後。
とくにFCポルトの存在はヨーロッパ中に
知れ渡っていた。

1994-95シーズンから、
ポルトガルリーグ史上初の5連覇を達成。

2002年シーズンからは、
ジョゼ・モウリーニョが監督に就任。

同シーズン、ポルトガルのチームとしては初めて、
UEFAカップのタイトルを獲った。

そして翌年、
UEFAチャンピオンズリーグ優勝!


このような輝かしい時期に、
クレイトンは、夢のようなFCポルトへの
移籍を果たした。

さてさて、
いつものように、私は
「なんでこの選手、こんなに上手いんだろう⁉︎」

サンタ・クララにいた2ヶ月ほどの間、
クレイトンのプレーをずーーと、
注視していた。

彼のポジションは主にトップ下。
セカンドストライカーといった感じ。

とにかく動き回って味方からボールを引き出し、
ゲームをつくっていく選手。

もちろん、
ボールを奪われることは滅多にない。

彼がチームに合流してわずか1週間足らず。

そこに数年在籍していたかのように、
彼は、よい意味で'王様'になった!

サッカーというスポーツは、
残酷なほどに'序列'がハッキリとしている。

たとえ、どんなレベルであっても。

なので、
ボールは必然的にクレイトンに集まり始めた。

わかりやすい(笑)


彼のボールの受け方。

敵を背負った時の敵の処理の仕方。

身体は大きくないので、
力まかせに敵を退けるタイプではなかった。

いつも近づいてくる敵を
スルスルとかわす。

「後ろに目がついているのか⁈」
と、思わせるほど敵の力を利用して
いつも敵の逆をとる。

ある時、
私は彼の右手が気になった!

彼は左利きで、ほぼボール扱いは左足だけ。

なので、
ボールを扱う時に敵から距離を置くためには、
必然的に右手を使うことになる。

彼の右手の使い方が
実に巧妙!

この彼の右手こそが'センサー'
の役割を果たしていた。

敵の距離、位置など。
背後に迫る敵を正確に感知していた。

そのセンサーに敵が触れなければ、
彼は迷わずターンして前を向く!

日本ではあまり、
「手(腕)の使い方が上手い」
とは、なかなか言われない。


これからは上手い選手の手の使い方にも
注目してみると面白いかも❣️



'伸びしろしかない'


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