性への目覚めは小学生?初めてのエロスは父のVHS
今のように、スマホで検索すれば一瞬で未知の世界にアクセスできる時代ではなかった。
私たちの少年時代、未知への扉はもっと重く、そして物理的な形をしていた。
そう、例えば、父親の部屋のクローゼットの奥深くに隠された、ラベルの貼られていない一本の「VHSテープ」のように――。
今回は、私が「性」というものに初めて触れ、脳天を撃ち抜かれた小学生時代のお話をしようと思います。
たまたま録画に使ったVHSが全ての始まり。
それは、ある日のこと。
私がテレビ番組を録画するために、家の中にあった「たまたま空いている(ように見えた)VHSテープ」をビデオデッキに差し込んだのがすべての始まりだった。
無事に録画が終わり、別の日、私はそのテープを再生して楽しんでいた。
しかし、事件は番組が終わった後に起きた。
テレビ画面が砂嵐になるかと思いきや、当時の私はビデオを「停止」し忘れてそのまま放置してしまったのだ。
すると、画面が一瞬フッと暗くなり、次の瞬間、見たこともない異様な映像が目に飛び込んできた。
画面に映し出されたのは、あまりにも過激な「洋物乱交無修正」。
大人の階段どころか、一気に世界の裏側に放り出されたような衝撃だった。
実はそのテープ、父親が隠し持っていた禁断のビデオの上書きだったのだ。
小学生の真っ白な脳みそには、その光景はあまりにも刺激が強すぎた。
ただ、パニックになりながらも、子供ながらにこう思ったのだ。
「……この人たちは、子供を作る仕事の人なのかな?」
未知すぎる大人の営みを、自分なりのロジックで必死に解釈しようとしていた。
なかでも、私の目を釘付けにしたのは、男の人の股間から勢いよく飛び出した「白い液体」だった。
あんなものは見たことがない。一体、何が起きているんだ?
驚きと、言葉にできない奇妙な興奮のなかで、一つの疑問が頭をもたげた。
「これ……自分からも出るのかな?」
そこからは、好奇心に突き動かされた少年による、たった一人の秘密の実験が始まった。
何度も、何度も、見よう見まねで自分の身体と向き合う日々。
そしてついに、その瞬間は訪れた。
自分の身体から、あの時ビデオで見たのと同じものが溢れ出たとき、私のなかでガラガラと世界が広がっていく音がした。
少年が、本当の意味で大人の世界の入り口に立った瞬間だった。
