ルノアの旅日記第8章第12話「でも机には新しい記録」
ノートを手に取った。
表紙には何も書いていない。
でも、手に持った瞬間、
不思議なほど馴染む感じがした。
ルノアは、ゆっくり開いた。
中には、記録が残っていた。
場所の名前。
日付。
短い言葉。
旅日記と同じような書き方で、
誰かがこの世界を記録していた。
最後のページだけ、違った。
文字が、まだ新しかった。
インクが乾ききっていないくらい、新しい。
たった今、書かれたみたいに。
そこには、こう書いてあった。
「ここまで来てくれてありがとう。もう少しだけ、進んでみて」
ルノアは、息をのんだ。
ノアが、ルノアを見上げた。
ーーーーー📓 手帳よりーーーーーーーーーー
インクが乾いていない!?
たった今書かれたような文字が・・・!?
「ここまで来てくれてありがとう」
誰が書いたの!?ここに私が来るの知ってた!?
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