続けることで、人は磨かれる ~7月北海道経営者木鶏会で改めて感じた「致知」の魅力~
「続けてこそ道」を読み、心を整える時間
7月の北海道経営者木鶏会に参加してきました。
今回の課題誌は『致知』7月号の特集「続けてこそ道」です。毎月の木鶏会では、一冊の『致知』を読み、それぞれが心に残った箇所や感じたことを語り合います。同じ文章を読んでいても、一人ひとり受け止め方が違うことが、この会の大きな魅力です。
私自身、今回特に心をつかまれたのは、リード文でした。
特に8ページ下段の一節を読んだ瞬間、思わず姿勢を正してしまうほどの衝撃を受けました。
「これは大切なことだ。」
そんな気持ちが自然と湧き上がり、改めて誌面全体を読み返しました。毎号素晴らしい内容ですが、今回も「こんなにも人生の指針となる言葉が詰まった雑誌があるのか」と感動しました。
赤ペンで線を引く、小さな習慣
私は『致知』を読むとき、心に響いた言葉には必ず赤ペンで線を引くようにしています。
この習慣はもう長く続いています。
「この言葉は忘れたくない。」
「これを今日から実践してみよう。」
そう感じた瞬間に線を引きます。
不思議なことに、その一本の赤い線を引くだけで気持ちが引き締まり、背筋が自然と伸びるような感覚になります。
ただ読むだけでは通り過ぎてしまう言葉も、自分の手で線を引くことで心に刻まれます。
私はこの時間が、自分自身を磨く大切な時間になっています。
人間は日々忙しく過ごしていると、本当に大切なことを忘れがちです。
だからこそ、月に一度でも立ち止まり、自分の心と向き合う時間を持つことには大きな意味があると感じています。
同じ文章でも、感じ方は人それぞれ
我が家では、ときどき妻が私の読んだ『致知』を手に取ることがあります。
赤線が引かれたページを見ながら、「私もここが良かった。」と言ってくれることがあります。
一方で、「私はこちらの言葉のほうが心に残ったよ。」と、私とは違う箇所を教えてくれることもあります。
同じ文章を読んでも、感じるところは人それぞれです。その違いを夫婦で話し合う時間は、とても楽しく、学びの幅を広げてくれます。
自分一人では気づかなかった視点を知ることができ、「なるほど、そういう受け止め方もあるのか」と新しい発見があります。
これは木鶏会の感想発表でも同じです。
一人では見えなかった学びが、仲間の感想を聞くことで何倍にも広がっていきます。
だから私は、木鶏会は「感想を発表する場」である以上に、「人の人生観に触れる場」でもあると感じています。
続けることが、自分を育てる
今回の特集テーマは「続けてこそ道」。
どんなに素晴らしい話を聞いても、一度感動しただけでは人生は変わりません。
大切なのは、小さなことでも続けることです。
毎日挨拶をすること。
感謝を言葉にすること。
読書を続けること。
学んだことを一つでも実践してみること。
その積み重ねが、やがて自分自身の生き方となり、人間性を育てていくのだと思います。
社会保険労務士として多くの企業を訪問していますが、人が育つ組織には共通点があります。
それは、一度きりの研修や制度ではなく、「良いことを続ける文化」が根付いていることです。
人づくりも、組織づくりも、一朝一夕ではありません。
だからこそ、「続ける」という姿勢が何よりも大切なのだと改めて感じました。
心に響いた言葉を、明日の行動へ
『致知』を読み、木鶏会で仲間と語り合う時間は、私にとって毎月の心のメンテナンスでもあります。
忙しい毎日の中では、自分の考えや姿勢を振り返る時間は意外と少ないものです。
しかし、一冊の本と向き合い、心に響いた言葉を書き留め、仲間と語り合うことで、自分自身を見つめ直すことができます。
今回も、「続けてこそ道」というテーマを通して、改めて継続することの尊さを学びました。
これからも、心に響いた言葉には赤ペンで線を引き、一つでも実践できることを増やしていきたいと思います。
そして木鶏会での学びを、自分自身の成長だけでなく、お客様への支援や職場づくり、人づくりにも生かしていきたいと思っています。
人は一冊の本との出会いで人生が変わることがあります。
そして、その一冊を仲間と語り合うことで、学びはさらに深くなります。
これからも『致知』を読み続け、人間学を学び続けながら、「続けること」の価値を日々の実践の中で積み重ねていきたいと思います。
