要注意!見過ごせないFIREのデメリット6選
皆さんはFIREに対して、どんなイメージを持っていますか?
一時期の爆発的なブームからは落ち着きを見せたものの、FIREという生き方は、今もなお非常に根強い人気があります。
近年は、新NISAを筆頭としたインデックス投資の環境が非常に良く整ってきました。
それに加えて、ここ数年の好調な金融相場や世界的な資産バブルの追い風もあり、早期リタイアは一部のお金持ちだけに許された特権から、「FIREムーブメント」という普通の会社員でも現実的に目指せる生き方の選択肢として、世の中にすっかり定着した感があります。
しかし、FIREは決して万人にとっての「絶対的な正解」でも「理想の生き方」でもありません。
今回は、あえて「FIREの裏側にある現実とデメリット」に切り込んでいこうと思います。
FIREのデメリット
①金融市場に振り回されるようになる
FIRE後の主な収入源は、株式や債券などの資産から生まれる金融所得になります。
つまり自分の生活が、世界情勢や株価の値動きにダイレクトに左右されるようになります。
相場が好調な時は良いですが、大暴落が起きて自分の資産が数千万円単位で減っていく局面では、想像を絶する精神的ストレスがかかります。
会社員時代のように「毎月決まった日に給料が振り込まれる安心感」は失われますしね。
また、FIREするということは「その後の労働によって得られたはずの数千万円以上の生涯賃金を放棄する」という決断に他なりません。
純粋にお金を増やしたい、豊かな暮らしがしたいと思うのであれば、FIREなどせずに定年まで働き続けたほうが、圧倒的に生涯資産は多くなります。
②生活のメリハリがなくなる
人間は「忙しい時間」や「大変な時間」があるからこそ、休日のありがたみや自由の素晴らしさを実感できる側面があります。
365日すべてが休日になってしまうと、最初は嬉しくても、次第に曜日感覚が失われ、何をして過ごせばいいのか分からなくなってしまいます。
自由すぎる時間を持て余し、激しい退屈感に苛まれる人は少なくありません。
勿論、自分を律してメリハリのある生活を送ることはできますが、人は易きに流れるもの。
強制力がない中では、よほどの自律心がないとなかなか難しいのが現実でしょう。
③人との交流が激減する
会社などの組織に属していると、嫌でも同僚や取引先、顧客とのコミュニケーションが発生します。
しかしFIREをすると、自分から意識して外に出ない限り、人間関係はほぼ完全に途絶えます。
外部からの刺激が極端に減ることで孤独感が増すだけでなく、「人と話さない」「頭を使って複雑な問題を解決しない」状態が長く続くため、思考力や脳機能そのものが衰えてしまうリスクがあります。
④キャリアの断絶リスクがある
一度会社を辞めて長期間のブランクを作ってしまうと、元の労働条件や待遇で再就職することはかなり難しくなります。
特別な専門職や高度な国家資格を持っている人でもない限り、基本的には片道切符だと考えたほうがいいでしょう。
自分が持っている人的資本の価値は、時間が経つにつれてどんどん目減りしていきますので、また労働市場に戻りたいと思った際に依然と同等条件での職につけるか可能性は低く、何らかの条件を妥協せざるを得ない可能性が高いです。
⑤社会的信用の低下
十分な資産を持っていたとしても、社会的な肩書としては「無職」になります。
現代社会において、社会的信用は個人の資産額ではなく「安定した給与収入があるか」で測られます。
そのため、仮に資産が数億円あったとしても、住宅ローンの審査に通らなかったり、新しいクレジットカードの発行が難しくなったり、賃貸マンションの契約を断られたりすることが普通にありえます。
親族や近所の人、パートナーの家族などからの風当たりが強くなったり、冷ややかな視線を向けられたりして、肩身の狭い思いをする可能性もあります。
⑥パートナー探しが難しくなる
特に男性の場合、恋愛市場や婚活市場において「働いていない男性」に対する評価は非常に厳しいのが現実です。
どれだけ金融資産を持っていたとしても、「定職に就いていない」「社会との接点がない」という理由だけで、パートナー候補から除外されてしまうこともあります。
FIREの見過ごせない落とし穴
もちろん、これらのデメリットには個人差がありますし、事前にしっかり対策を立てておけば克服できるものもあります。
ですが、FIREに甘い幻想を抱いたまま退職してしまうと、思い描いていた現実とのギャップに後悔することになってしまうかもしれません。
そもそもの問題として、FIREには向き・不向きがあります。
また、たとえ自分がFIREに向いていたとしても、マクロ視点で見た場合、FIRE民が増えることでFIREのハードルが上がる可能性もあります。
具体的な内容についてはこちらの動画で詳しく取り扱っていますので、興味があれば是非ご覧ください!
それではまた!
