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これからの「お金の当たり前」について、僕が本気で考えていること

こんにちは、スミ夫です。

今日はいつもと少し違う話をさせてください。テクニックの話じゃなく、僕がこれから何を伝えていきたいのか、という「ビジョン」の話です。

長くなりますが、最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

ロンドンで感じた、小さな違和感


メガバンク時代、僕はロンドンに駐在していました。仕事の内容はごく普通の法人営業でしたが、そこで出会った現地の富裕層クライアントたちとの会話が、僕のお金に対する考え方を根本から変えました。

最初に驚いたのは、彼らが「貯金」という言葉をほとんど使わないことでした。

日本にいたときの僕にとって、お金の話といえば「いくら貯めるか」でした。給料が入ったら、まず銀行口座に積み立てる。それが正しいマネープランだと信じて疑いませんでした。

でもロンドンで出会った人たちは違いました。彼らが口にするのは「貯める」ではなく「働かせる」でした。現金はあくまで一時的な待機場所であって、目的地ではない。お金は常に、次にどこへ向かうべきかを考えられている対象でした。

もうひとつ驚いたのは、彼らが子どもの頃からお金の話を家庭でしていたということです。ある50代のクライアントは、10歳の娘に「今月のお小遣いをどう配分するか」を一緒に考えさせていると話してくれました。使う分、貯める分、増やす分。それを子どもの頃から体に染み込ませる。

別の40代のクライアント夫婦は、毎月最終日曜の夜を「マネーサンデー」と呼んで、家計と資産全体を夫婦で見直す時間に充てていました。銀行口座、証券口座、年金、不動産の家賃収入まで、すべてを一枚のシートにまとめて、二人で数字を眺めながら次の一手を話し合う。特別なことではなく、歯磨きのような習慣として組み込まれているのが印象的でした。

日本では「お金の話は下品」「子どもの前でお金の話はしない」という空気が、まだどこかに残っています。僕自身、実家でお金の話をした記憶はほとんどありません。だからこそ社会人になってから、保険の入り方を間違えたり、リボ払いで何十万円も無駄な利息を払ったりしました。知らなかったからです。誰も教えてくれなかったからです。

さらに言えば、彼らは「働き方」そのものに対する考え方も違いました。本業の給与収入だけに依存している人はほとんどおらず、不動産の賃料収入、配当収入、コンサルティングなどの副収入を複数持ち、収入の柱を意図的に分散させていました。一本の収入源が途絶えても生活が揺らがないように、という設計思想が最初から組み込まれているんです。

「当たり前」は、生まれた場所で変わる


この経験から僕が強く思うようになったのは、「お金の当たり前は、生まれた場所や環境で驚くほど変わる」ということです。

そしてもうひとつ気づいたのは、その「当たり前」の差が、そのまま将来の資産の差になって表れているという厳しい現実でした。

別に、日本人が劣っているという話ではありません。文化も税制も社会保障の仕組みも違います。ロンドンのやり方をそのまま輸入すればいいという単純な話でもない。

でも、「お金について家庭でオープンに話す」「現金を寝かせておくことに違和感を持つ」「早いうちから将来のお金の設計図を描く」「収入の柱を複数持つ発想を持つ」——こうした"姿勢"の部分は、日本にいてもすぐに取り入れられるはずだと思っています。

僕がスミ夫として発信を続けているのは、まさにこの"姿勢の輸入"をやりたいからです。制度やテクニックは日本の枠組みに合わせて調整が必要ですが、姿勢そのものは国境を越えて再現できる。そう確信しています。

簡単に整理すると、僕が見てきた違いはこんな感じです。

・日本でよくある考え方:お金の話は控えめに。まずは現金で貯める。収入源はひとつで十分。お金の教育は大人になってから。
・ロンドンの富裕層に多かった考え方:お金の話は家族の日常会話。現金は待機場所、目的地ではない。収入源は複数持つのが前提。お金の教育は幼少期から。

どちらが正しい、間違っているという話ではありません。ただ、後者の姿勢を知っているかどうかで、20年後、30年後の資産に大きな差が生まれるのは間違いないと、僕は肌で感じてきました。

これまで伝えてきたこと、これから伝えたいこと


これまでこのnoteでは、iDeCoの制度改正、新NISAの活用法、固定費の見直し、ふるさと納税、保険の落とし穴、先取り貯金の作り方など、わりと実践的な「やり方」の記事を中心に書いてきました。

これからも実践的なテクニックはもちろん発信し続けます。でも、それだけでは足りないと最近強く感じています。

テクニックは、姿勢が変わらなければ長続きしないからです。

NISAの始め方を知っていても、「そもそもなぜ自分がお金を増やしたいのか」が曖昧なままだと、相場が少し崩れただけで積立をやめてしまう。固定費の削り方を知っていても、「お金について家族と話す習慣」がなければ、結局その場しのぎで終わってしまう。

だからこれから、もう少し踏み込んで、次のようなテーマも扱っていきたいと考えています。

ひとつめは、「海外の富裕層が実践するお金との向き合い方」を、もっと具体的な事例ベースで紹介すること。単なる制度解説ではなく、「なぜその行動を取るのか」という思考プロセスまで掘り下げたいと思っています。

ふたつめは、「家庭でのお金の会話」をテーマにした発信です。パートナーとの資産共有の仕方、子どもへのマネー教育、家族全体でのライフプラン設計。これは今の日本で、驚くほど情報が少ない領域だと感じています。

みっつめは、僕自身の失敗や迷いを、これまで以上に赤裸々に共有すること。FPの資格を持っていても、僕は完璧な資産形成をしてきたわけではありません。むしろ遠回りだらけでした。その遠回りこそが、今20代・30代で同じように悩んでいる方の役に立つはずだと信じています。

よっつめは、「収入源を複数持つ」という発想を、日本の会社員でも現実的に実践できる形に落とし込んで紹介すること。副業の始め方から、少額から始められる不動産投資の基礎知識、配当を生む資産の育て方まで、いきなり大きなリスクを取らずに、少しずつ収入の柱を増やしていく方法を体系立てて発信していきたいと考えています。

なぜ、この発信を続けるのか


正直に言うと、この活動を始めた当初は「元メガバン×ロンドン駐在」という経歴を活かして、少しでも役に立つ情報を届けられたら、くらいの軽い気持ちでした。

でも発信を続ける中で、コメントやメッセージで「保険を見直すきっかけになった」「初めてNISAの口座を開設した」といった声をいただくたびに、この活動の意味を強く感じるようになりました。

日本には「知らなかったから損をした」という人が、まだまだたくさんいます。制度は年々複雑になり、情報は溢れているのに、本当に信頼できる一次情報にはなかなかたどり着けない。そのギャップを埋める存在に、僕はなりたいと思っています。

ロンドンで見た「当たり前」を、そのまま輸入するのではなく、日本の制度や文化に合わせて"翻訳"して届けること。それが、元メガバン員でFPでもある僕にしかできない役割なんじゃないかと、最近本気で思っています。

正直、この"翻訳"作業は簡単ではありません。イギリスと日本では税制も社会保障も、退職金の仕組みも、住宅事情もまったく違います。向こうでうまくいっている手法を、そのまま「これが正解です」と紹介するのは無責任だと思っています。だからこそ、僕自身が日本で実際にNISAを使い、iDeCoを見直し、保険を整理し、ふるさと納税を活用しながら、「日本の制度の中で、あの姿勢をどう再現するか」を自分の生活で実験し続けています。このnoteで紹介している内容は、すべて僕自身が実践してから発信しているものです。机上の空論ではなく、再現性のある形でみなさんに届けたいと思っています。

これからのお願い


というわけで、これから配信する内容は、これまでより少しだけ「思考」寄りの回も増えるかもしれません。制度解説だけでなく、なぜその制度を使うべきなのか、どう考えて行動すべきなのか、という部分まで一緒に考えていけたらと思っています。

もし「こんなテーマを扱ってほしい」「うちの家庭ではこう話している」といった声があれば、コメントやXでぜひ教えてください。読んでくださっているみなさんの声が、次の記事のテーマになります。

改めて、これからのスミ夫FPが目指す方向を三つにまとめると、次のようになります。

①制度解説だけでなく「なぜそうするのか」という思考の背景まで届けること
②お金を家庭の日常会話にしていくための具体的なきっかけを提供すること
③収入源を複数持つという発想を、無理のない形で会社員の生活に落とし込むこと

この三つを軸に、今後もひとつずつテーマを掘り下げていきます。派手なテクニックよりも、10年後、20年後に振り返ったときに「あのとき知れてよかった」と思ってもらえるような内容を、これからも地道に届けていくつもりです。

これからも、スミ夫FPをよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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スミ夫/元メガバンク×ロンドン駐在/海外富裕層の資産形成術を日本の制度で再現 記事が少しでも参考になった方はチップをお願いします🙇‍♂️ チップはより良い記事執筆のための自己研鑽代や、子どもの教育費に活用させていただきます🙇‍♂️ よろしくお願いします。