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FUJI ROCK FESTIVAL'26|Day 1

前夜祭の日記はこちらから。



フジロック一日目の日記です。
フジロックって五日間だけ苗場の山奥に現れる、音楽好きが集まる村みたいだなと思う。そういうところがなんか好きです。

 

2026年7月24日(金)

9:00 朝ビールとヨガで健康生活

テントで目覚める朝はなんだか特別。昨日干したタオルがまだしっとりとしていたので、少しごろごろした後、外へ干しにいく。とても生活をしている。

朝のピラミッドガーデンは清々しい🌿

フジロックはただ音楽を楽しむイベントではなく、フェスの中に「生活」が生まれる。辺りを見渡すと色とりどりのテントが立ち並んでいて、このひとつひとつに誰かの暮らしがあるんだなと思った。
顔を洗って歯を磨き、朝一のビールを嗜む。こんな平日の朝っぱらからビールなんて!と思うかもしれないが、これはフジロックに来ている大人に許された特権だ。
ビールを飲みながらのんびりしていると、ピラミッドガーデン名物のヨガのレッスンが始まった。

太陽の光を浴びながらのヨガ🧘

テントからレジャーシートを持ってきて軽い気持ちで参加したら、めちゃくちゃきついスクワットが始まって泣くかと思った。
でも、芝生の上で自然を感じながら体を動かすのはとても気持ちよくて、毎日参加する人がいるのもわかるな〜と思った。

ヨガを終えてテントに戻り、準備をしていざ出発。キャンプサイトで買ったぞうめし屋のクレープを頬張りながら会場へ向かう。

シナモンシュガー味 パリパリでおいしい🐘

メインゲートへ向かう道が信じられないほどのエグい行列になっていて若干引きつつ、予定変更してレッドゲートから入場。
メインゲートから入場するときのような高揚感はないが、どれだけ行列を避けて行動できたかによって一日の満足度は大きく変わる。めいっぱいフジロックを楽しむためには、行列に並ぶ時間も惜しいのだ。

何気に使うのははじめてだった


11:00 偉大なるグリーンステージ

レッドゲートから続く急勾配の坂をひやひやしながら下る。ブルーギャラクシーの森を抜けて、オアシスから架かる橋を渡り、グリーンステージを目指す。
歩いているとステージから響く音が徐々に大きくなっていく。大自然の中に堂々と佇むグリーンステージが視界に飛び込んでくると、毎年見ている光景のはずなのに全身に鳥肌が立ち、心が震え、沸き立つ。毎年初日にしか味わえない興奮だ。

まさにこの瞬間!!!!!!!!!

ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRAを観る。いくつになっても変わらずロックンロールの美学を貫くかっこいい大人たち。そんな彼らが演奏するルースターズの名曲を聴きながら、人生ではじめてフェスに行ったときのことを思い出していた。

当時大学生だった私は、Thee Michelle Gun Elephantに後追いながら熱を上げていた。
そんなとき、池畑さんが主催するトリビュート企画にチバとウエノとキュウちゃんが出演することが発表され、私は仙台に行くことを即決した。一緒に行く予定だった友人が急遽来られなくなるハプニングもあったが、それでもどうしても観たくて、深夜バスに一人乗り込み仙台へ向かった。
まだ寒さの残る春の仙台で、憧れの3人が共にステージに並ぶ姿を泣きながら観た。そのときに演奏されていた曲もルースターズだった。

あのときステージで歌っていた私のロックスターはもういない。一昨年のフジロックのWEEKEND LOVERSでべしょべしょに泣いて、自分なりに彼の不在を受け止めていたつもりだったが、そんなことなかったみたいで少し泣いた。

センチメンタルな気持ちを引きずりつつ、フジロックの奥地を目指してグリーンステージを後にした。


12:00 ホワイトとヘブンを反復横跳び

アヴァロンに向かい、フジロックでやりたいことのひとつだったタナカクマキチ。の舞茸ピザをゲット。いつ見ても行列の人気店だが、このときはほとんど並ぶことなく買えた。ラッキー。

おいしかったけどひとりで食べるにはちょっと多かった

ヘブンに移動して、ピザを食べながらCHAPPOを観た。その後ホワイトに移動してSON ROMPE PERA。終わったらまたヘブンへ……と、この日はこの調子でホワイトとヘブンを何往復もする日だった。ホワイトとヘブンの間には結構急な坂がある。この一往復だけでもへとへとなのに、今日はあと何往復するんだろう……と、これからはじまる試練がちょっとだけ恐ろしくなった。


14:00 音楽の力を信じている

ヘブンに戻ってきて、奇妙礼太郎BANDを観た。
奇妙礼太郎の歌声を聴くと私は必ず泣いてしまう。特に「わたしの歌」では涙が止まらなかった。
彼の歌声には力強さもあるが、しなやかという言葉がぴったりだなと思う。いつも私の心にするすると入り込んで、こんがらがった気持ちを解きほぐしてくれる。
コロナ禍で開催された2022年のフジロックでも奇妙礼太郎を観ていた。今思うと、当時の私は音楽に対する気持ちがどこか停滞していたと思う。そんな気持ちを解きほぐして、音楽に心震わせることを思い出させてくれたのも彼の歌声だったことを思い出した。

私の音楽体験は過去から未来へ地続きでつながっている。音楽と共に生きるということは、過去を保存することでもあるし、未来の自分に記憶を渡していくことなのかもしれない。この日記を書きながらそう思った。
……あと、この日の私、ちょっと泣きすぎだな。


16:00 再びの反復横跳び🏃‍♀️

ホワイトとヘブンを往復しながら、ALTIN GÜN、TORO Y MOI、ORGE YOU ASSHOLE、ARLO PARKSを観た。幅広いジャンルの音楽を楽しめるのもフジロックの醍醐味。

トロイモワが心地よすぎた
オウガ、ヘブンのロケーションがぴったり

良いライブを観ていると、ついついお酒が進んでしまう。このころには酔いが回ってきていて、ほろ酔いのまま音楽に身を委ねて踊るのが本当に楽しかった。
こんなに楽しいんだったら、ホワイトとヘブンの間の坂なんていくらでも上り下りしますわ!という気持ちになるほど。

あまりにも楽しみすぎていて、パッション溢れるpostを残していて笑った。

ステージを観るのに忙しくてご飯を食べる暇が全然ない。贅沢な悩みだ。行動食として持ってきていた無印良品の個包装のナッツが役に立った。
でもさすがにこれだけでは体が持たない。クラフトビールのお供に朝霧食堂のぐるぐるウィンナーを食べて束の間のエネルギーチャージ。

毎年食べてる気がする、ぐるぐるウィンナー


19:00 Dance in Heaven 🪩

素晴らしいステージの連続ですでに心は満たされ大満足ではあったが、夜はまだまだ始まったばかり。ということでヘブンに移動。層が厚すぎる。

天国へつながる道

私はフィールドオブヘブンというステージが大好きだ。観るものに困ったときは、ヘブンに行けば幸せになれるという絶対的信頼感がある。
特に夜のヘブンには人々を魅了する魔法のようなものがあると思っていて、私もそのとりこになっている一人。
ANTIBALASを聴きながら、ヘブンに行けば必ず会える友人と他愛もない会話をする。そんな時間も何気に好きだったりする。最終的には、いてもたってもいられなくなってステージを観に行くんだけど。

一日目のベストアクトだったLettuce 🥬

ヘブンのトリを務めるLettuce。一日目で一番楽しみにしていたアクトだったが、その期待を遥かに超えるステージだった。
……どれほど素晴らしかったかを残しておきたいのだが、たくさん踊って楽しかったことしか記憶にない。
音楽を頭で理解しようとするよりも先に自然と体が揺れてしまう、そういう瞬間の連続だった。余計なことは考えずにグルーヴに身を委ねて踊るのがただただ楽しかったんだろうなと思う。

ヘブンのような個性のあるステージがいくつもあることが、フジロックの音楽の多様性を生み出していると思っている。
ヘブンを好きになってから、好きな音楽の幅も格段に広がった。忘れられない素晴らしい瞬間を何度もヘブンで過ごした。
ヘブンの民として、これからもこの"ヘブンらしさ"が変わらずそこにあり続けてくれたらうれしいなと思う。いつだってここは私の天国だ。


23:00 まだまだ…楽しませてくれ…

Lettuceの余韻も冷めやらぬままパレスへ急ぐ。各ステージのトリの終了時間が重なっているのでもっと混雑するかと思っていたが、思っていたより余裕がある。
お昼に食べた舞茸ピザ以降、軽食しか食べていなかったことを思い出して、イエロークリフの加納食堂で甘辛黒酢の真っ黒チキンの丼を食べた。

やっぱり日本人は "米" なんですよね…

良いライブを観れば観るほど、心が満たされると同時にお腹いっぱいになってしまって、食事を後回しにしてしまうのをそろそろやめたい。毎年やってる気がする。
何時間ぶりかわからない炭水化物に全身が喜んでいるのがわかる。米は全てを解決してくれる。

かろうじて撮った一枚 美しいね

お腹も満たされたところで、クリスタルパレスでお目当てのLa Lomを観るも、強烈な眠気に襲われて、音がすごく大きかったことと「なんかよかった…」という漠然とした感想しか覚えてない。なんてことだ。一日中坂を上り下りしていたツケがここで回ってきたようだった。
限界が近づいていることが自分でもわかっていたが、深夜のレッドマーキーを楽しみたい気持ちが勝ち、パレスの端っこで椅子に座りながら仮眠を取る。往生際が悪い。
でも寝ても寝ても眠い。これはもう無理だ…ととぼとぼとテントに戻り、歯磨きとメイク落としをなんとか済ませて気絶するように寝た。


二日目の日記はこちら。

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