大混雑の美術館
フェルメール展がとてつもない人気のようで。いや、私も見に行きたいのですが、チケット取れませんでした。そもそも大阪に行くにも航空券買わないといけないし、まあ…今はせめてnoteのみんなのフォトギャラリーにある世界の美術館に入っているメトロポリタン美術館所蔵の絵画の中から見るばかりですね。
フェルメールというと、個人的には絵画の入り口になった作家であり思い入れがあります。大阪には行けないけれど、九州国立博物館の特別展『フェルメール「真珠の首飾りの少女」in ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年』(2012)で販売されていた「真珠の首飾りの少女」のポストカードを机の前に飾って鑑賞する今日この頃…😭
当時日本初公開だった「真珠の首飾りの少女」ですが、それを見た少女ひなた(小学生)は、幼いながらに心を動かされ、それから欧州の美術に強い興味を持ちました。この展示は確実に私の芸術の好みに影響を与えました。
さて…そのフェルメールの描いた「真珠の耳飾りの少女」が今度は「最後の来日」として中之島美術館に展示されることになって、すでに配送の時点からSNSでとてつもない話題でしたが、展示が始まってからもものすごい賑わいのようで…長蛇の列に酸素が薄く感じるほどの人の多さ、補充すればすぐなくなるショップの商品たち…大変なことです。それだけ価値のある有名な絵画であることは言うまでもありませんが、私もフェルメールの作品は見たいし、そもそも中之島美術館に行きたい。以前大阪に行った時に高速バスから中之島のあの景色を見ていて、「はぁ〜この一帯行ってみたいな」と思っていましたし、各都市の美術館には必ず行きたい性が発動したのでした。
そしてそのフェルメール展の混雑ぶりに関する情報を見て思い出したことがありました…それが、国立新美術館の『ルーブル美術館展 愛を描く』(2023)。梅雨時に傘を持って大学の講義の終わりに行った記憶がありますが、これがまたフェルメール展とは違った毛色の体験で…。
場所も場所だし内容もルーブル美術館展ということで人が多いことはもちろん覚悟の上で行ったのですが、愛を描く展示だったからかカップルがめちゃくちゃ多い。もちろん私は1人ですよ。あ、ひとりで鑑賞されてる方も他にたくさんいました。ただ、人が本当に多くて、有名な絵画の前だと「あ、もういいや…」となってチラッと人々の頭の隙間から作品を見て次へGO。写真撮影OKだったので展示室内に常にパシャパシャ聞こえる。ざわざわとパシャパシャで全く集中できなくて…雰囲気(?)を味わって帰るだけになりました。展示会としては十分賑わっているのですが、1人でのんびりゆっくり見たい私としてあまり合わなかったです。でも帰りにマグネット買って帰った。
私は本当は美術館での鑑賞はゆっくり、でも流れは乱さない程度に見ていきたいし、大きなキャンバスだったら数歩下がって見たいし、どんなキャンバスでも近いところで筆致を見たい時もある。マイペース鑑賞です。友人と見に行った時も、お互いにそんな鑑賞の仕方が好きだったので、先に見終わった方がショップかカフェで待っていて、あとで合流するという感じにしてました(笑)
さらにルーブル展のことを書いていたら、長崎県美術館の『金曜ロードショーとジブリ展』(2025)も思い出しました。これは全国巡回なのかな、これからも開催される美術館があると思うのであまりネタバレしたくないし、美術館によっても配置が変わると思うので否定ばかりするのも良くないのですが、私が行った全ての展示(そこまで多くないけど)の中でもダントツに心残りがする展示でした。
これもまた混雑で、長崎でジブリなんてもう祭ですよ。周辺の駐車場が全部常に満車で渋滞。GWに重なって美術館の裏まで行列が続いていた光景は後にも先にも見ないでしょう、今後仮にディズニー展とかあれば別ですが。知人に誘ってもらって行ってみたら、うーん、原画などを見るというよりは、世相と歴代ジブリ作品を一緒に見ていって、最後にさまざまな映画の世界を再現したセットで撮影ができるといった内容でして…季節も重なって子どもさんもかなり多かったのですが、もう走るし逆走するしで、テンション上がるのは十分わかるのですが、展示物が多かったのか通路も狭かった+元から人が多かった状態なので、結構「すみません」とことわりながら人の隙間を縫うような移動になってしまって疲れてしまいました(これに関しては、2026年のレオ・レオーニ展では子ども向けの絵本スペースなんかが設置してあったので、県美術館が、というよりは展示自体の問題かなと思います)。
やばい、完全に愚痴だ。でもね…私が経験したこれら2つの「混雑した」絵画展を振り返ると、やっぱり好みに左右されるというか、人がたくさんいても平気だよっていう人と、1人や少人数でじっくり鑑賞したいよっていう人で耐えられるかどうかが変わってくるなということです。もちろん運営側の対応も必須ですが、時には予想を超える来場者が押し寄せることも。これは美術展に限らず色々なイベントであることだと思います。
ただ、やっぱり私は1人でゆっくり鑑賞したい!…だから、最近は長崎の展示にしか行っていませんが、1人で行く時は夕方以降に行きます。まあ、長崎県美術館で私の好きな感じの展示って年に1度あればいいし(昨年は『ゴヤからピカソ、そして長崎へ 芸術家が見た戦争のすがた』(これは近年稀に見る長崎で最高の展示でした)と長崎歴史文化博物館の『ポケモン×工芸展:美とわざの大発見』(も、もちろんとても素晴らしい展示です)、今年は『レオ・レオーニと仲間たち』に行ってきました)、その手の展示は大体長崎では人気がない(いや、根強いファンはいますが、やはりアニメとかキャラものがウケるんですよね)ので空いてます。
うーん、なんか兎にも角にも色々言ってますが、私はちょっと空いた展示で夕方とか夜にのんびり見に行って、ホクホク気分でご飯食べたりカフェ行ったりするのが好きなんですね〜。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援をお願いいたします!いただいたチップは、活動費の一部とさせていただきます。