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「3回転職してようやく気づいた。『いい会社』より先に見るべきこと」

社会人になって約10年。僕はこれまで3回転職して、4社で働いてきました。

新卒で入った会社。勢いで飛び込んだベンチャー。安定した会社。そして現在の会社。

今でこそ転職するときには、事業の成長性や会社の業績、資金調達、口コミ、仕事内容、働き方など、いろいろ調べるようになりました。

でも、新卒の頃の僕はそんなことを全く考えていませんでした。

むしろ、「とりあえず早く就活を終わらせたい」くらいの感覚でした。笑

そんな僕が3回転職して、一番強く感じていることがあります。

「いい会社」を探すより、「その会社が自分に合っているか」を考える方が大事だった。

ということです。

今回は、僕自身が4社で働く中で、会社を見る基準がどう変わっていったのかを振り返ってみます。

1社目。「とりあえず早く決めたい」で始まった

新卒の就活では、「絶対この業界に入りたい」「30歳までにこんな仕事をしたい」といった明確なキャリアプランはありませんでした。

正直、どこかで働ければいい。そして、できれば早く就活を終わらせたい。そんな感じでした。

今考えると、かなり危なっかしい会社選びです。笑

それでも、結果的に1社目は良い会社でした。

入社前に感じていたのは、「先輩との距離が近そうだな」「人間関係が良さそうだな」ということ。実際に入社してもそこに大きなギャップはなく、先輩にも同期にも恵まれました。

今でも1社目を選んだことを失敗だったとは思っていません。

では、なぜ辞めたのか。

大きかったのは、**「土日休みの仕事がしたい」**という気持ちでした。

周りの友人たちが土日に集まっている中、自分は仕事。それが続くうちに、「なんとなく自分だけ社会に馴染めていないな」という感覚が強くなっていきました。

何か決定的な出来事があったわけではありません。ずっと薄々感じていた違和感が積み重なって、転職を決めました。

ここで初めて気づいたのが、「良い会社」と「自分に合う会社」は別なんだということです。

人も良かった。会社も良かった。

でも、「土日に休みたい」という僕の生活とは合っていなかった。

これが僕にとって最初のミスマッチでした。

2社目。「成長できそう」の裏側まで見ていなかった

そして初めての転職。

2社目では、1社目とはかなり違う世界を経験しました。特に印象に残っているのが、数字への貪欲さです。結果を出すことへの熱量が高く、その環境自体はとても刺激的でした。

ただ、働いているうちに、「ん?ちょっと管理が雑すぎないか?」と思うことも増えていきました。

特に、経理など会社の裏側に関わる部分です。後に、この会社では僕の社会人生活の中でもかなり印象に残る出来事を経験することになります。

この経験から痛感したのが、仕事内容だけを見て会社を選んではいけないということでした。

どんな仕事ができるのか。どのくらい稼げるのか。成長できそうか。もちろん全部大切です。

でもその前に、**「そもそも、この会社自体は大丈夫なのか?」**という視点が必要でした。

当時の僕は、求人票とホームページを見て、面接で話を聞いて、「良さそう」と思って入社しました。

今なら、もう少し会社そのものを調べます。

この2社目の経験が、僕の会社選びを大きく変えるきっかけになりました。

3社目。初めて「会社そのもの」を見るようになった

2社目での経験を経て、次の転職ではかなり慎重になりました。

そこで初めて、会社の業績なども見るようになりました。

事業は安定しているのか。この先も会社として続いていきそうなのか。

1回目の転職ではあまり考えていなかった、**「会社そのもの」**を見るようになったんです。

そして入社した3社目は、会社としてかなり安定していました。

ただ、働いているうちに今度は別のことを感じるようになります。

「もっと成長したい、というタイプの人はそこまで多くないのかもしれない」

もちろん、これは良い悪いではありません。

安定した環境で、無理をしすぎず、長く働きたい人にとっては、とても良い会社だと思います。

でも当時の僕は、もう少し仕事を通じて成長したいと思うようになっていました。

そこでまた一つ気づきました。

安定している会社なら、自分に合うわけでもない。

会社選びって難しいです。笑

そして4社目。「会社」だけでなく「自分の未来」も見るようになった

現在の会社を選ぶ頃には、会社を見るポイントがかなり変わりました。

事業に成長性があるか。ここで働くことで、自分の経験やスキルを広げられそうか。仕事内容についても、「自分にできそうか」だけではなく、**「この仕事を数年間経験した先に、どんなキャリアにつながるのか」**まで考えるようになりました。

上場企業ではないため、公開されている資金調達の情報なども確認しました。そのうえで、年収、働き方、リモート環境、事業の将来性などを見ていきました。

新卒時代の「どこでもいいから、とりあえず働ければいい」と比べると、会社の見方はかなり変わったと思います。

それでも、「もっと確認しておけばよかった」と思うことはあります。

例えば、ネット上に口コミがあまりない会社なら、カジュアル面談をもう一度お願いしてもよかった。実際に働いている社員と話させてもらったり、チームの雰囲気や入社後に一緒に働く人について聞いたりしてもよかった。

3回転職しても、完璧な会社選びはできません。

むしろ転職するほど、入社前に分からないことがたくさんあることも分かってきました。

3回転職して、結局一番大事だと思ったこと

20代の僕が会社に求めていたのは、「とりあえず働ける環境」でした。

33歳になった今、僕自身は「安定しながら成長できること」をかなり重視するようになりました。

でも、これが全員の正解だとは思っていません。

とにかく年収を上げたい人もいる。安定した環境で長く働きたい人もいる。新しい仕事にどんどん挑戦したい人もいる。家族との時間を最優先したい人もいる。フルリモートで働きたい人もいる。

人によって「良い会社」の条件は違います。

だから3回転職した今、僕が一番大事だと思っているのは、「自分が仕事に求めているもの」と「その会社で得られるもの」が合っているかです。

僕の場合、1社目は良い会社でした。でも土日休みを求めていた僕とは、働き方が合わなかった。

3社目は安定した会社でした。でも、もっと成長したいと思うようになった僕とは少しズレがあった。

会社そのものが悪かったわけではありません。

自分が求めているものと、その環境が少し違った。

転職を重ねて、ようやくこんな考え方をするようになりました。

採用ページも、今はちゃんと見る

転職活動をしていると、「会社のホームページなんて良いことしか書いていない」と思うこともあります。

確かに、採用ページは会社が求職者に見せたい情報です。

ただ、4社で働いて感じるのは、会社の雰囲気や価値観は、意外とホームページや社員インタビューにも出ているということです。

どんな言葉を繰り返しているのか。どんな社員を紹介しているのか。何を「自社らしさ」として打ち出しているのか。

そういう部分を見ると、「この会社は数字を追う文化なんだな」「安定を大切にしているんだな」「変化の速さを重視しているんだな」と、なんとなく見えてくることがあります。

実際、僕の場合はこの部分で入社後に「全然違った」と感じたことは意外と少なかったです。

だから、採用ページを信じ切るのではなく、そこで感じた会社像が本当に合っているのかを面接や社員との会話で確かめる。

今はそんな使い方をしています。

初めて転職する人には「勢い+冷静さ」を持ってほしい

転職には勢いも必要だと思います。

僕自身、20代のうちに勢いでいろいろな環境へ飛び込めたことは、今となっては良かったと思っています。3回転職したことにも後悔はありません。

でも、過去の自分に言えるなら、

「もう少し慎重に調べてもいいぞ。笑」

とは言いたいです。

転職活動は本当にエネルギーを使います。

求人を探して、書類を作って、面接を受けて、内定をもらって、退職の話をして、新しい会社へ入る。仕事内容も人間関係も、また一から作っていきます。

だから、「今の会社が嫌だから、とにかく早く辞めたい」と思っているときほど、次の会社を調べる時間だけは惜しまない方がいい。

勢いで転職すること自体が悪いとは思いません。

でも、勢いで転職活動を始めても、勢いだけで入社先を決めない。

これは3回転職した僕が、かなり強く思っていることです。

転職3回は、僕にとって失敗ではなかった

僕は転職を3回しました。

でも、「3回も転職したから失敗した」とは思っていません。

いろいろな会社を経験したからこそ、自分が仕事に何を求めているのかが少しずつ分かってきました。

遠回りだった部分もあると思います。でも、その遠回りがあったからこそ、「どんな会社が良いか」ではなく、**「自分はどんな会社なら納得して働けるのか」**を考えるようになりました。

もし今、転職を考えている人がいたら、僕が伝えたいのは一つです。

「良い会社」を探す前に、自分が次の会社に何を求めているのかを一度整理してみてほしい。

そして気になる会社が見つかったら、入社を決める前にできるだけ調べてみる。

それだけでも、「思っていた会社と違った」を少し減らせると思っています。

「じゃあ、実際に何を確認するの?」もまとめました

この記事では、僕自身の4社での経験を振り返りながら、会社選びについて考えてきました。

一方で、実際に転職活動をすると「じゃあ、具体的に何を確認すればいいの?」という疑問が出てくると思います。

そこで別の記事では、僕が今もう一度転職するなら入社前に確認する7つのことをまとめました。

▶︎ 「その会社、本当に入って大丈夫?」3回転職した僕が、入社前に確認する7つのこと
https://note.com/supdate/n/n7d24fd13ac81

さらに、実際の転職活動でそのまま使えるように、転職理由の整理、求人票、会社調査、口コミ、面談・面接で聞く質問、社員への確認、内定先の比較、最後の意思決定までを一つのチェックリストにもしました。

▶︎ 【転職先チェックリスト】3回転職した僕が次の転職で実際に使う「会社選び9ステップ」
https://note.com/supdate/n/n24fca7aab547

まずは無料の記事だけでも、会社を見るときの参考にしてもらえたらと思います。

転職3回、4社で働いた僕の遠回りが、これから会社を選ぶ誰かの判断材料になれば嬉しいです。

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