儚さの方程式 8章 〜 欠如 〜
儚さの構造を深堀していきます。
欠如とは
原型からの変化・不完全な状態を指すこととします。
湯飲み茶わんのヒビ
腕時計のベルトが切れる
仲間が1人欠けた
このような欠如があることで、
儚さを感じることがあります。
認識
人は一度認識した状態を基準にしています。
見たり、感じたりすることで、
そこから何かが変わって失われた状態から
欠如を感じ得ます。
また、
欠如は形だけでなく関係・人数・感覚にも起きます。
ここでひとつの仮説が生まれます。
存在するものに、
時間とともに欠如を生むのではないか?
ということです。
存在するもの、
つまり人間が認識できるものには、
欠如が生まれていく。
欠如が積み重なるからこそ、人は儚さを感じていく。
そんな気がしています。
欠如という新しい意味

欠如は「減る」だけではなく、
欠如することで新たな意味が加わるとも感じます。
欠けることで、
形があった頃の「記憶」を呼び起こす
なくなることで、
関係があった頃の「思い出」を呼び起こす
生きている今に、
そのものに欠如があることで意味が生まれているともいえます。
欠如、ということ
欠如は元の状態を知っているから気づける。
知らなければ欠如とは感じない。
欠如は、存在したことの痕跡です。
元の状態を知っている=記憶がある。
記憶と今のズレはどうでしょうか…
つづく…
