【GW企画④】三日坊主を回避する秘密兵器とは?
ふかふかのソファに沈み込み、
温かいココアを飲みながら、
私はこれを書いている。
見た目はのんびり、
心はゆったり。
でも、
私のノートの隅っこには、
人には言えない「情けない記録」がいっぱい。
日記、
三日で終了。
筋トレ、
二日で筋肉痛に負けて終了。
三日坊主。
それは私にとって、
親友のような、
あるいは呪いのような言葉だった。
「続けられない」という弱さは、
時に刃物のように自分を傷つける。
「またダメだった」という小さな絶望が、
心の壁に積み重なっていく。
でもね、
最近気づいた。
三日坊主は、
意志が弱いからじゃない。
「逃げ道」が、
あまりにも綺麗に整備されているから。
noteを始めたばかりのとき、
真っ白な画面が怖くてたまらなかった。
誰にも読まれないかもしれない。
明日には飽きているかもしれない。
そんな不安を抱えたまま、
私はある「秘密兵器」を投入した。
それは、
自分にとって少しだけ背伸びをした「投資」。
何十万円もする機材じゃない。
でも、
簡単には捨てられない、
自分への「お守り」のような買い物。
高価な万年筆、
憧れの作家が使っていた椅子、
あるいは、
一番お気に入りの喫茶店で注文する少し贅沢なケーキ。
「これを買ったんだから、書かないともったいない」
そんな、
ちょっぴりセコくて、
でも切実な感情を、
わざと自分の中に植え付ける。
「意志の力」なんて、
あてにならない。
だから私は、
物理的な「重し」を置くことにした。
逃げ出そうとしたとき、
背後でキラリと光るその投資が、
私の足を止めてくれる。
「ねえ、あんなに迷って買ったのに、もうやめちゃうの?」
そう囁いてくれる存在を作る。
私たちは、
損をすることが大嫌いだ。
せっかく払ったお金、
せっかく費やした時間。
それを無駄にしたくないという執着は、
時として、
どんな根性論よりも私を突き動かす。
三日坊主から救ってくれるのは、
綺麗な言葉じゃない。
「元を取りたい」という、
泥臭いまでのエネルギー。
これって、
実はすごくポジティブなことだと思わない?
自分の欲に正直であることは、
生きる活力そのものだから。
私は、
よく失敗する。
高いキーボードを買ったのに、
指が疲れて三日で放り出したこともある。
でも、
そのとき残ったのは「無駄遣いをした自分」という後悔だけじゃない。
「次はこれを使いこなせる自分になりたい」という、
微かな、
でも熱い火種だった。
弱さを見せるのは怖い。
でも、
弱さを「お金」や「モノ」に変えて外側に置いてみると、
不思議と客観的になれる。
「私、また逃げようとしてるな」って。
「先に投資をするなんて、ギャンブルみたい」
そう思う人もいるかもしれない。
確かに、
投資したからといって、
必ず素晴らしい文章が書ける保証なんてどこにもない。
むしろ、
高いペンで書いた一文字目が、
最高にカッコ悪いことだってある。
でも、
それでいい。
答えなんて、
すぐに出なくていい。
三日坊主を乗り越えた先に、
何が待っているのか。
それは、
誰にも、
私にも分からない。
もしかしたら、
一ヶ月後にノートを閉じてしまっているかもしれない。
でも、
そのときあなたの手元に残った「投資したモノ」は、
間違いなくあなたの味方だ。
「あなたは、一度は自分を信じて、これにお金を払ったんだよ」
その事実は、
消えることがないから。
曖昧な未来を怖がるより、
今の自分が「これだ!」と思うものに、
小さく、
でも重い一歩を賭けてみる。
それは、
自分を追い詰めるためじゃない。
自分を、
愛し抜くための儀式。
さて、
あなたの目の前には、
何がある?
これから買おうとしているものは、
どんな色をしている?
三日坊主を救う秘密兵器。
それは、
あなたの「覚悟」を形にしたもの。
それはモノかもしれないし、
誰かとの約束かもしれない。
自分を少しだけ「後戻りできない場所」へ連れて行ってあげる。
不器用で、
飽きっぽくて、
すぐにサボりたくなる私。
でも、
そんな自分が選んだ「贅沢」に囲まれていると、
なんだか少しだけ、
特別な人間になれた気がする。
その「勘違い」が、
私を明日へ運んでくれる。
大丈夫。
あなたは、
あなたが思うよりも、
ずっと強欲で、
ずっとしぶとい。
せっかく仕掛けた「背水の陣」。
それを楽しむくらいの余裕を持って、
最初の一行を書き始めてみて。
投資した分だけ、
あなたは自由になれる。
払った代償の分だけ、
あなたの言葉は重みを増す。
さあ、
次はどんな「贅沢」を、
あなたの執筆の理由にしようか。
物語は、
まだ始まったばかり。
あなたのペンが、
光を放つその瞬間を、
私はずっと信じて待っている。
キラキラした未来は、
案外、財布の紐を緩めたその先に、
こっそり隠れているものだよ。

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