予約制って、こんなメリットがあったんですね | 完全予約制テーラーが伝えたかったこと
先日、以前noteに投稿した「予約制」の記事を読んだ、というお客さまからご感想をいただきました。
「予約制って、こんなメリットがあったんですね。正直、そこまで深く考えていませんでした」
とても嬉しい感想でした!これを伝えたかったのです!
私自身、時間に縛られるのが苦手なので、昔は予約制と聞くと
「面倒だなぁ…」と思っていました。
お店側の人間になる前までは。
店側になってわかったこと
リピーターさまの予約が入ったら、席の確保と前回までの接客履歴を見て当日の接客準備をします。
例えば、
・約2年ぶり
・前回は転職をきっかけに新調
・職場の様子がまだわからないので、紺無地を選択
・多忙でジムに行けずに3キロ体重が増えたので、過去の型紙からウエストと胴まわりを3cm広げた型紙に修正
・座り仕事が多くなるので、今回は1タック仕様に変更して様子を見たい
とまとめます。
そして、当日やることリスト
・仕事も落ち着き体重も戻っているのでは?と採寸する
・今回の型紙修正と前回のスーツのお直しの提案をする
・パンツのタックは快適だったか確認
・新たな職場で関わる人たちの服装をヒアリング
・今後何を加えて行けばいいか提案
これらと過去の購入生地一覧を見ながら、提案生地をピックアップ、当日の接客を組み立てています。
簡単な事のように聞こえますが、お客さまも当時を覚えていないことが多いので準備がないとスムーズにできません。
クルマの整備記録のように、何をしたか、次何するべきかなど、スーツでも数値の推移はわかります。
しかし、「なぜこうなったのか」の当時のストーリーを共有することが洋服では大事です。
予約なしで来店の場合、お客さまと会話しながら思い出せるのは、担当したスタッフだけですし精度も落ちます。(すみません、年々記憶力が……)
予約制は誰が担当しても、同じ温度感で、同じ会話と提案ができます。
店の効率化はお客さまに還元
接客以外にも、バックヤード業務の時間管理ができるため、人件費は最低限に抑えられ、商品やサービスの価格も抑えられる。
これは当店だけの話ではありません。
美容室、レストラン、クリニック、ホテル、専門店など、予約制を採用している多くのお店やサービスは、たぶん同じです。
お客さまからすると、ただ時間を指定されるだけかもしれません。
以前、「お客さま側の予約制の見えないメリット」を多くの人に知っていただきたく投稿しました。
予約がルーズになってきた最近の愚痴も含めて(笑)
予約制はメリットだらけ
今では私自身も、いろいろなサービスのお店を「予約制」かどうか、無意識に見るようになりました。
もちろん、ふらっと入れるお店も大好きなのですが、予約制だと少し贅沢で、安心材料になります。
予約制のお客さま側の価値は、意外と伝わっていない。
でも、裏側を知ると見え方が変わると思います。
前回の記事をぜひ一度読んでいただき、様々なサービスを最高の形で受けてください。
